BORDERLINE Ⅳ Case 00 壊れた天秤

多少の犠牲はいいのか――美しい南の島を地獄に変えた事件と駐屯基地問題。戦争の危機が迫る中で孤独に戦う公安刑事の姿を描く。

watergoods

ミステリー 完結 過激表現
5時間56分 (213,352文字)
ボーダーラインシリーズ第四弾。過去の話なので厳罰化政策導入前、主人公も別人に変わります。領土問題と基地問題を扱います。

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あらすじ

1995年、その年はガルフ連邦の最西端、マルドゥース諸島からなるマルドゥース州が本土復帰をした二十周年の年だった。 ある日、島に住む少女がアノルカ合衆国駐屯基地キャンプ・シュワルツに勤めるアノルカ兵

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感想・レビュー 2

主人公は、究極の選択を迫られる。

物語は最初から突っ走っていって、次々と起こる問題に対し、もはや息切れしそうなほどの緊迫感で最大級の選択までもっていかれるの、マジで泣いちゃいますよ……。(褒めてる) だめですよ、もうね、立ち上がれない
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重厚にして、繊細。読み応えたっぷりの、傑作です。

Watergoodsさんの作品は、これまでも何作か読ませて頂いてましたが、本作は満を持して書かれたかのような、そんな強い思いが込められたような作品に感じられました。 恐らく多くの資料を読み込んで、そ
ネタバレあり
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