受賞

紡ぎの巫女

運命の糸を紡ぐ巫女が、運命を嫌う少年に出会ったとき、世は変わるのかもしれない。

橘花やよい

14分 (7,980文字)
暗闇に、かすかに光る赤い繭が浮かんでいるイメージが降ってきたので。

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あらすじ

岩屋の奥には、赤い糸でできた繭がある。ひとびとの運命の糸が絡まった繭は、ほぐして糸に紡ぎ直さないと、ひとの運命をも曲げてしまう。 永遠の時を糸紡ぎに捧げる巫女は、ある日、少年と出会った。ふたりは心を

目次 1エピソード

感想・レビュー 1

洞窟一つで豊饒な物語を紡ぐ

こんにちは。運命のふたり、のご縁で拝読いたしました。糸つむぎの描写と、主人公のリアルな感情の動きが素晴らしいなと思いました。この物語は登場人物が少ない分、心理描写に力が入っていて引き込まれました。男の
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