二等分ランチタイム

「お願い、そばにいて」——涙を流す君に、僕はもう会ってはいけない。

雫倉紗凡

青春 完結
17分 (9,864文字)
「アオハルだけ詰めました」企画ヒューマニズムな青春担当

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あらすじ

高校一年生の汐田(しおた)は、ある日の下校中に不登校のクラスメート・蓮見凛(はすみ りん)と出会う。得意の弁当作りを生かして彼女を元気付ける汐田だったが、ある出来事をきっかけに、彼女との関係を断つこと

感想・レビュー 3

綺麗事だけではない、よりリアルなアオハルを

 主人公の汐田はある日、高校の近くの公園にある東屋で不登校女子生徒・蓮見と出会う。汐田の作る美味しい弁当の味と優しさで蓮見は立ち直り始め、汐田と一緒ならと登校を決意するが……  思春期、アオハル、未熟
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爽やかなラスト

主人公はひょんなことから彼女と出会います。 支えるつもりで差し伸べた手は巡り巡って彼自身を支える手になります。 誰もが葛藤する青春を生きている。 誰かに与えた優しさは巡って誰もを支える優しさになる。
ネタバレあり
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これぞ雫倉さんの人間味です!

親切の中に隠された狡さを、彼はきっと恥ずかしくて彼女には知られたくなかったんだと思います。だけど全てを彼女は受け入れて、狡さよりも彼の優しさに、自ら立ち上がり会いに来る勇気。そこに至るまでの二人の過程
ネタバレあり
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