藤白 圭

件ならぬブタン←

立場が変われば人だって『ノロワレモノ』だ。 大昔、飢饉のときには人は人を食べていたこともある。 ただし、同族を食べる罪悪感をなくすために、人の頭に牛の頭を被せたとか…… 家畜も進化して人の言葉を喋る
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藤白 圭

日本語って難しいですよね

『この土地に骨を埋める覚悟』という比喩表現がまさかの『まんま!!』な意味合いに。 何が怖いって、村にはいった途端、村人たちが「贄さま!贄さまを連れてきた」と集まってくるシーン。 ゾンビが生きている人
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藤白 圭

色褪せた世界に見える鮮やかな色

耽美な文章から織り成される『色褪せた世界』の中に見える紅と玉虫色。 紅花の別名は源氏物語の中に登場する姫の名だが、彼女は源氏と契るも、その容姿から捨て置かれ、貧窮し荒廃した屋敷に住んでいるところで、
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藤白 圭

想像を絶する恐怖

モラハラ、セクハラ、パワハラ、虐め……加害者側はまったく自覚がないけれど、被害者側はずっと覚えているし、恨みは消えることなく積み重なっていくもの。 ただひたすら耐えて、復讐の機会をじっと待つ被害者の
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藤白 圭

知ったら最後──

その村の名前を知ってはいけない その村に入ってはいけない。 ええ。 このルールの穴をうまく利用したなあ……とゾクリとさせられました。 「名前を見たら、読み方云々関係ありません」 そりゃあ、呪いの村側
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藤白 圭

じわじわと浸食する恐怖

好奇心は身を滅ぼすが、それを利用する側はじわりじわりと増殖していく。 小さな村から始まり、今では東京都分の大きさまで広がった呪いの村。 きっといつかは日本列島全部が呪いの島へ変貌していくことだろう。
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藤白 圭

まさにタイトル詐欺!←いい意味で

ゆったりと穏やかな時間が流れる冒頭。 珈琲の香りと爽やかな朝にそぐわない、残酷な報道。 徐々に不穏な空気が流れる中、「え?まさか……」と思う恐ろしき事実。 序盤のゆっくりとした雰囲気から、どんどんス
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藤白 圭

かわいいタイトルなのにエグい

噂って、尾ひれも背鰭もついて、人々の好奇心を刺激する。 噂によって倒産寸前になった会社もあり、噂によって不幸になることも多い。 では、この『噂』が『罠』だったとしたら? 誰から発生したのかわからず
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藤白 圭

タイトルからして秀逸!

読後、『呪いの村~序~』の『序』の意味に辿り着き、ふわっと鳥肌がたちました。 理由なき犯行 凌辱、残虐な犯罪が多い昨今 面白半分で『怪談』や『呪い』、心霊スポットすら自ら産み出そうとする輩が出てく
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藤白 圭

キラキラネームにはワケがある

浮気の代償が、思った以上に大きかった。 怪しげな隣席の会話 そして、笑顔で責めるスタンスの彼女 やけにキラキラした名前だなと思ったら、まさかの呪い。 穢れはいったいいつになったら浄化されるのか?
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藤白 圭

家畜となるかどうかは村人次第

人にとって、動物は食料 人だって、見方を変えれば何かの食料となる 食物連鎖の上位に君臨している人も、所詮は獣。 家畜となるか、種馬となるかは捕らえた者次第。 呪いの村は迷い人によって繁栄している
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藤白 圭

おまじない❤️←

これはまた、素敵なSFホラーですね! 近未来にあり得そうな世界観。 『呪い』であれば『攻撃』だが 『おまじない』であれば『防御』や『お守り』に感じるものの── 村でたった一人だけ生き残った老人は、
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藤白 圭

便利すぎるのも考えもの

今では現地に行かなくてもオンライン旅行が楽しめる。 つまり、家にいながら、世界各地を安心安全に旅行できるのだ。 なんて便利でなんて楽な時代なのだろうと喜ぶなかれ。 便利でお手軽なぶん、気づかないうちに
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藤白 圭

甘い密には罠がある

しっとりと艶のある文章で描かれる男と女。 色欲というのは、判断力を鈍らせ、危機管理能力を欠如させる。 男が女を食う(色事的に)……捕食者と被食者の立場から 女が男を食う(物理的に)への転換がお見事です
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藤白 圭

時代怪談、ここにあり!

月日は百代の過客にして、行き交ふ年もまた旅人なり あちこち旅をしながら、実はスパイ(隠密)行動をしていたといわれる松尾芭蕉を主人公とした時代怪談! まさに『諸説あり!!』という歴史の裏側を垣間見る
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藤白 圭

好奇心には勝てない

昔も今も、人は好奇心には抗えない。 そして、怖いことにたいして、何故か異様に興味をそそられる人々や一定数いる。 中になきっと度胸試しで……という人もいるかもしれない。 口伝えや噂というものは、時に尾
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この作品は非公開になりました

藤白 圭

呪いからは逃げられない

不穏な空気を纏う冒頭から、徐々に加速していく恐怖。 妻は?子供は?飛行機事故!? いったい何が現実で何が夢なのか…… とドキドキしたあとでの、まさかのオチ。 ホッとしたところで、再び、読者は恐怖におと
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藤白 圭

その純潔……まさか??

閉鎖的な村ではしばしば因習がある。 そのなかでも「人柱」や「生け贄」といったものや、残酷な奇祭は一昔前まではよくあったそうで…… しっとりと艶やかな描写から産み出される因習の獲物にされた主人公の末路
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藤白 圭

つまりは搾取要員!?

『村出身者と籍を入れれば、呪いは無効』 ということは、籍を抜けたら── 冒頭から読者に主人公への警鐘を鳴らす。 村での幸せな生活から一転、主人公は『金なし、種なし、用なし』となり、離婚させられる……
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藤白 圭

憧れのスローライフがまっている!

のんびりと、いつまでも若々しく、穏やかで、村人たちとも仲がよく、いやなことも忘れられる幸せな村。 聞けば聞くほど魅力的だけれど、よぉーく読んでください。 いつでも村人が一緒にいる。 のろのろと時が過
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藤白 圭

特定の人に限る!

名前もわからない どこにあるかもわからない そんな呪いの村に辿り着ける人にも法則がある。 呪いの村というお仕置きの村。 もしかしたら、嘘つきの罪の重さによって、与えられる罰も違うのかも?? とはいえ、
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藤白 圭

環境が人を作り、麻痺した感情に狂気を覚える

罪人の魂を回収する村。 それは、昔、海外でも日本でも、ある限られた家門や家系にのみ処刑人の仕事が受け継がれていたという話に似ている。 罪を犯したものの魂であれば、回収するのにも罪悪感を覚えなくなるのだ
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藤白 圭

ルールの穴を掻い潜る!!

『村の名前を言ってはいけない。村に入ってもいけない』 けれど、村人が呪いの村から出てこないとは誰もいっていない。 ルールの穴をうまく使い、村人が『呪いの村』を嗅ぎ回る人達を害獣駆除という名で、村にたど
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藤白 圭

好奇心は身を滅ぼす

都市伝説しかり、怪談しかり。 とかく、「だめだ」と言われると、かえって首をつっこむ輩の多い事。 本人にその気がなくても、絶対に回避不能な場合だってあるにも関わらず、人はその『罠』に足を踏み入れてしまう
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藤白 圭

ホラー映画の冒頭部分のよう!!

キャンプをするカップルの何気ない会話と、友人からの不穏なメール。 まったく心当たりのない二人の楽しげで艶やかな様子だが、読者はこれから起こることを想像し、ドリフの『志村ー!!うしろうしろ!』的な感じで
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藤白 圭

嘘からでた誠

可愛らしいカップルのドライブデート。 けれど、最初から妙に不穏な雰囲気が漂っている。 かわいい彼女にせがまれて、即興怪談をしたとおもえば、すでにその話通りの展開がっ!! いつまで経っても抜け出すことの
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藤白 圭

それはまさしく桃源郷(透幻郷)

性的欲求は人間の生殖本能。 それゆえ、『おもてなし』村にひかれる男性の気持ちはよくわかる。 とはいえ、甘い話には裏がある。 おもてなし村の名の由来は、『裏を知る人』が村から生きて出ることはないからだろ
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藤白 圭

逆転の発想!

まさかのお題を逆手にとった、怪談! 第一話を読まなければ、書けないイベント企画という設定を見事に活かしている。 さらには、一部クリエターたちが言っていた、主催者ですら意図せず作った村の住居配置図の『日
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藤白 圭

逃げられない死の恐怖

絶対に回避できない死の呪いがあったら、自分ならどうするか。 誰かを道連れにしたい 自分だけ死ぬのは嫌だ そう思う人もいれば、誰にも迷惑をかけたくない、自分で呪いは終わりにしたいと思う人もいるだろう
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藤白 圭

まさかのオチ!!

異世界?  タイムリープ? 不思議な世界に迷い込んだ主人公の冷静な状況観察から、次第に明かされていく『村』の秘密。 いったいどんなオチが待っているかと思えば、まさかの「そっち!?」 とはいえ、深く考え
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