和風にして倭風

「彼の人の眠りは、徐かに覚めていった。まっ黒い夜の中に、更に冷え圧するものの澱んでいるなかに、目のあいて来るのを、覚えたのである」 折口信夫『死者の書』より 古代を舞台にした和風ファンタジー。戦闘、
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格調高雅

Lui che modesto e vigile All'egre soglie ascese, E nuova febbre accese, Destandomi all'amor. 『La Tra
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La Belle Dame Sans Merci

『それ故わたしはここにいるのだ 一人青ざめて さまよいながら  湖畔の草はことごとく枯れ  鳥の声もせぬというのに』キーツ 麗しく、恐るべき怪異の誘惑に抗うことはきっと出来ないのです。 日常に突如ヴ
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意外にも

『神の国はここにあり、かしこにもあり。それゆえ、神の国は我々の心のなかにある』トルストイ オードブルをつまむように、お酒片手に気になったタイトルからひょいひょい読ませて頂いております。 凄惨だっ
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Discent of the Archangel

『Verweile doch! du bist so schoen』J .W .v .Goethe 誰にでも天使の祝福があると信じられれば、きっと世界は生きるに足るものになるだろうな、と感じました。
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退廃的な近未来の空気感。他のレビュアー様も指摘されている様に見事であります。魅惑的であります。 現在から見たら結構未来の都市空間が舞台ですが、下手をしたら現代よりも荒んだ、繁栄した社会の衰退期を感じさ
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有栖川 露陰
『娘よ、やさしい目蓋をあげ、希望をいだき、もはや恐れるな』W.B.イェイツ エブリスタにおけるエンターテイメント小説の金字塔といって良いと思います。 未だメジャーデビューこそしていないものの、いつ打
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有栖川 露陰
『上兵伐謀。其次伐交』孫子 非常に見事な史劇だなあ、と感嘆驚嘆の連続でした。 近代史、しかも現代と殆ど地続きの昭和初期を舞台に(そのうえ、陸軍が主役で!)虚実を巧妙に織り混ぜたロマンがエブリスタで
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本巻でも、各話ごとに魅惑的な世界が広がっています。 本シリーズの魅力と素晴らしさは改めて申し上げるまでもありません。 個人的な感覚なのですが、1・2巻からの鋭いセンスと切れ味はその儘、語り口にまろ
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『夢見る者の御座は、今ぞいとゞ暗し これを圍ふは四枚の板  宛然柩に似たり』ヴィリエ・ド・リラダン まだ序盤を読んだばかりですが、圧倒的スピード感で物語に引き込まれました。 この激烈な勢い
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①巻を読了し、②巻を読み進めている中でのレビュー失礼いたします。 古典から現代、銀河まで幅広い題材で洗練されたオムニバスを手がけられた著者様の技量と知識とは言うまでもなく圧巻であります。 現実
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改訂版『ネズの城』上も終章突入との事でレビュー失礼します。 より多くの人間模様が鮮やかに交錯した前作でしたので、上巻のボリュームも相応にあるかと想像していましたが、忽ち終章に突入したので驚きました。
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守護してくださるご先祖様って、やっぱりいらっしゃるんですね。 私、かなり護っていただいてるなあ、と感じる事沢山ありますから、自分を心から大事に育ててくれた祖父母をはじめご先祖様達には感謝しても感謝し
著者様のツッコミの絶妙さ、最高です。 しかし、私はやっぱり何だかんだいって、弟さんって豊かな才能をもってらっしゃる方だな、と思います。 私はモバゲー、エブリスタで10年近く創作を続けている者
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ドイツ文学史の大物、E・T・A・ホフマンは昼は法官、夜は文学者という生活で知られるレジェンドですし、日本の森鴎外も高級官僚としての務めと文学者としての活躍を両立した大家ですから、一社会人と芸術家
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『生まれ出でようとするものは、一つの世界を壊さねばならない』 神々の終焉にして、新生を描いた一大叙事詩。 ・・・まさに、圧巻です! ありとあらゆる神話の神々が入り乱れてのクロスオーバーは矢張り読みご
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プロデューサーさん、過酷な業界のプロだけにシビアな眼をお持ちですね・・・! しかし、私は黒猫・占い・霊感が女性主人公に結び付く作品であったらきっとエーデルワイスはエーデルワイスたりえなかったとも思い
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私は見たり、聴いたりする力を賜ってこそいませんが神仏を信じていますし、祈りは大切だと考えています。 尤も、飲み会大好き・食いしん坊なので生活態度は敬虔とは言えませんが。。。
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繊細で美しい描写から、作品世界の風物が鮮やかに脳裡に描き出されます。まるで紀行文を読む様にさえ感じられました。 これは高度な技量と鋭いセンスがあいまっての業なのだなあ、と染々感じます。 また、各章の
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「私の空想の力もこの高みには達しかねた。 だが愛ははや私の願いや私の意を、 均しく回る車のように、動かしていた。 太陽やもろもろの星を動かす愛であった。」 (ダンテ『神曲』天国篇第三十三歌より)
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有栖川 露陰
軽妙洒脱な語り口でかなりエグい事がさらりと描かれるので、始めは笑って良いのかそれとも顔をしかめて良いのかよく分からなくなりました。 しかし、生と死、聖と俗、清と濁、心地好さと心地悪さ、相反する色々な
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有栖川 露陰
不思議な、素敵な、純喫茶を舞台にした小品。 しかし、幻想や妖異とは違う暖かみが感じられて、とても素敵だな、と感じます。 本当にお洒落で居心地の良いお店で流れる時間を味わった様な気持ちで頁を閉じました。
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有栖川 露陰
平安朝の夜闇の肌触りと匂いとが感じられる筆力は、平安末~室町を舞台に何か書きたくて堪らない者にとっては嫉妬を感ずる程です。 人のあやなき情念が、篝火の様に闇の中で燃えている、と感じました。 また、そ
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有栖川 露陰
ロッジさん、キリン好きだったんですね。。。 一目見て思いっきりツボりました。 アルドニア大陸および聖リリード王国では、キリンは既に知られているんですね。 作品世界における文明史、博物学史に興味が湧
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那樹様が正にどストライクの吸血婦人過ぎて堪りません。 雨月物語の京マチ子さんや、往年の山口小夜子さんの様な幽玄なる和製ヴァンプの艶姿を思い浮かべてしまいました。妖冶さと冷たさが、上質の絹の様に麗しいで
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以前から愛読させて頂いておりますが、鬼気迫る展開に眼が離せません。 中世ダークファンタジーとしての重厚さ壮絶さが増したのは勿論ですが、群像劇としての心理の交錯がより重みと切実さをもって描かれているのが
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萩軍曹の魅力が他のレビュアーさん方も仰るように非常に素晴らしいです。 憂国と恋闕から決起したにもかかわらず、その志を他ならぬ天皇に否定され、自身の行為も裁かれることなく黙殺されてしまった萩軍曹の姿は
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―魔法少女― それは神と人との間をかける一筋の電光(ユーバーメンシュ) 正にデモーニッシュな作品でした。 ヤハウェのおっちゃんの言行には最後まで開いた口が塞がりませんでしたが、感情豊かな妬む神ヤハ
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