不在の存在とでもいうべき死者と向きあい、生者であるわれわれは何ができるのか、いったい何をすべきなのか──その問いに真正面から答えようとしている作品、瑠璃川琥珀さんの『名探偵は記憶のなか』シリーズはそのようなひとつだと僕は感じます。 https://estar.jp/novels/25902554  本格的に論じるのはまたの機会に譲るにしても、不在の存在として被害者と等価であるという、稀有な特徴をもつ探偵役キャラクターが謎を解くというのは、こ
2件4件
 人生いろいろあるよねって凡庸ながら実感することありますね、たしかに。 https://estar.jp/novels/25936352  響く、響くなあ。こういう作品、やたら響くときってありますよね。「ニャア」ってね。馴染む、というか。にゃじむというか。自分がほんとうにいろいろあるときに。春野わかさんのこの作品は、ゆっくり歩いたり、ときどき立ちどまったりしたいときに、いっしょに寄り添ってくれるというかね、穏やかな気分にさせてくれます。  
2件3件
 現在まさに起こり進行しつつある危機的状況をちょくせつリアルに、即時性かつ共時性をもって反映させようとする作品が、ほかの創作者の方の最新小説ですが公開されています。 https://estar.jp/novels/25944812  社会問題とはまったくかかわらない現実逃避まるだしの作品を肯定することに僕はいささかも躊躇ないですけど、すべては自由のため、このような臨戦態勢で臨場感あふれる戦闘的スタイルの作品もまた支持します。作者の明日乃さんは
2件
 いま悩んでます。ついに、毎日更新の連載が三作になってしまいました。まあ、これはべつにいい。おなじミステリー/推理小説でも、実名小説のメタフィクション、青春小説のモダンホラー、とつづいてそこにオーソドックスな犯人当ての本格ものがくわわったこと、これはいい、かまわない。ヴァリエーションがついたし、飽きがこないというもともとのねらいとも合致していて問題ない。  しかし分量が。一日に執筆する分量がちょっと。いや、ほかの書き手からしたら大した量、文字数ではないとおもうのですが、にしても一日あたり四百字詰原稿用紙に換算していったい何枚書いているんだと。慣れと鍛練のために書いているので、いやだから、べつ
3件1件
 やれるのか? やれるだろう、いや、やるしかない、やってみせます──ということで、今年に入ってから継続的にやっていた毎週新作公開、とうとう今週やれませんでした、あいすみません。はたして誰に謝っているのか、自分のなかで勝手に課してやりはじめたことなのに。  さすがに二作同時連載しながらのプラス別作品執筆はむりか、いまの自分の実力では。毎日更新してみるという試み、やれるのか? やれるだろう、いや、やるしかない、やってみせますっていうことで、いまのところ日付をまたぐことたまにあれど、なんとかつづけてやれています。が、青春小説という点ではいちおう共通しているものの、メタフィクションとホラーテイスト
3件
 SNS全盛のいまなら、さしずめ「#アンケート《世界の在り方》」をつけてってとこでしょうか。  ちなみに質問者の本来の意図にある程度のっとって、自分が回答してみるとすると──。  お前は何だ?  ──何なのでしょう? 結果きっと何モノでもない、のかも。  お前は何をした?  ──まだ何もなしえていない、とは思いたくはない、けど結局やっぱりそれでもいいのかもしれない。  お前は何を望む?  ──何か作品を、言葉でも音でも何でもいいので何かしら自分なりの表現で自分の求めるモノを、できるだけ近く(あるいは遠くまで)できるだけ多く広く(ひとつでもリアルにより緻密に)つくることができれば。
4件
 0321[https://estar.jp/users/64099243]さん独特のエッセイ『間隙文集[https://estar.jp/novels/25597991]』に公開されている「アンケート《世界の在り方》」、大変おもしろい試みなので拙作に登場する特殊キャラに回答させてみせてます。
2件
 今年度は実現/実験します、いろいろ。って断言しちゃいます、こっそりと。  こんなふうに、多少雑になっても精度より速度(即応性やスピード)を、LIVE感みたいなものを心掛け試みようかなと。できるかぎり作品の密度は依然大事にしながら、失敗や試行錯誤も織り込みつつ新たな変化と有言実行をリアライズするため。
2件1件