超・妄想コンテスト『ただいま』裏会場銀賞受賞作品

女性がヒモ男子を拾うお話。人と関わるのを避ける女性と相手の心に入り込もうとする青年の攻防はどこか滑稽に見せつつも、どちらもがその心に抱えた闇を強調しているように見え、特に気が利きすぎる青年の様子はその
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超・妄想コンテスト『山』裏会場👑銅賞受賞作品

思春期の少女のお話。第二次性徴の出方の差で強いコンプレックスを持つ少女が過剰に育っている少女の無頓着さと品の無い男子の様子に嫌悪感を示す様子はとても説得力があり、関わりたくないのを自分自身にさえ装いつ
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超・妄想コンテスト『あと一回』裏会場銀賞受賞作品

雪女に遭遇し、いつしか思いあう関係になるお話。 ひりひりした導入と、どこか滑稽な駆け引き、雪女の話とは思えないぬくもりと続いて血を吐きそうな切なさへ行き着く繋がりはとても綺麗で劇的、この短さでよくも作
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超・妄想コンテスト『あと一回』裏会場銀賞受賞作品

不思議な女性が登場するおとぎ話。読みやすく無駄のない文体で進むお話はすいすいと読み進めることができました。何か秘密がありそうなヒロインはおかしな個性をつけることもなく受け入れやすい形で読者の興味をそそ
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超・妄想コンテスト『あと一回』裏会場👑金賞受賞作品

家族が丸々重荷になってしまっている男のお話。何度も登場する黄色と黒、澄んだ琥珀色ではなく黄ばんだという汚れたイメージで語られる黄色と、くっきりした色のイメージとは裏腹にはっきりしない靄という陰鬱な表現
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超・妄想コンテスト『届けたい○○』裏会場👑銅賞受賞作品

人間に恋をしてしまったキューピットのお話。恋を実らせる事が仕事のはずの存在が一番実らせたい恋を実らせる事が出来ない苦しさ、仕事に対する忠実さと相手への思いの強さからとる選択とは。真実の愛と結局相手を幸
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超・妄想コンテスト『届けたい○○』裏会場👑金賞受賞作品

思春期特有の憂鬱の中、海岸で拾った瓶詰の手紙のお話。まず描写の細やかさと美しさ、綺麗な視線誘導など書き手の高い技量がいかんなく発揮されていると思いました。中学生当時の描かれ方が思春期のそれではなくあく
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超・妄想コンテスト『雨上がり』裏会場👑金賞受賞作品

家出を決意した少年と不思議なお店のお話。いつもの事ながら雪月さんの子供描写は秀逸で今回もそれがいかんなく発揮され魅力的なお話になっていました。大人の身勝手に理不尽に振り回される子供の様子や、その目に映
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超・妄想コンテスト『黒』裏会場👑銅賞受賞作品

父の遺品のビデオテープのお話。非常に短い中に温度が詰まった作品に思いました。不思議な映像を残すビデオテープの意味に迫る主人公、そこに残る思いのほか大きな思いを知った時胸がとても暖かくなりました。大切に
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超・妄想コンテスト『黒』裏会場銅賞受賞作品

読解力を求められる作品。多分作者さんの読書量はかなり多くて読解力もかなり高いのではないかと思いました。と言うのもその描き方が独特で随所にちりばめられる暗喩によって理解させる手法が多く見られました。その

超・妄想コンテスト『黒』裏会場👑銅賞受賞作品

女性教諭が生徒の相談を受けかつての自分を思い出す話。青春物にありがちなキラキラした学生時代ではなく、大人にも子供にもなれぬ狭間でどよどよとした日々を暮らす内気な少女の視線で描かれる日常は、酷く説得力が
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超・妄想コンテスト『黒』裏会場👑銀賞受賞作品

夜空を見つつ兄妹が話をする作品。歴史や故郷に置いてのタブーとされる存在、目を背けられがちな者、亡き父を思い起こすとともに話題に上がったそれらについて、大人であり物を教える立場にある兄と、まだ学んでいる
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超・妄想コンテスト『黒』裏会場👑銀賞受賞作品

お月様についてお話する母娘のお話。他愛ない日常に溢れているであろうやり取りに母親の愛情が溢れていて胸が熱くなりました。このお母さんが如何に言葉に気を付けているのか、如何に娘に対して丁寧に接しているのか
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ともなり

超・妄想コンテスト『パニック』裏会場👑銀賞受賞作品

思い合う二人がしがらみから抜け出すお話。終末が決定づけられた世界に置いてまだ未来があったはずの二人が最後に手にする自由の数日、それは切なくもキラキラした日々であり、皮肉にもそれは終わりが見えなければ存
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超・妄想コンテスト『のびる』裏会場👑銅賞受賞作品

不器用な弟にお兄さんが助言してくれるお話。非常に短くあっという間に終わるのですが、その中に温かさや絆や、描かれていない様々な日常が垣間見えてほっこりしました。小道具(?)として登場するものもチョイスが
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超・妄想コンテスト『のびる』裏会場👑金賞受賞作品

とある父子のお話。淡々と進む非常に短いお話の中で、書く事もせず緻密な心理描写が行われている事には驚かされました。変わり果てた相手の様子にも頑ななままの主人公がかつての父を想像させ、それゆえ現在の父がど
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ともなり

超・妄想コンテスト『歌う』裏会場銅賞受賞作品

声を出すのが苦手な少女が不思議な歌う小瓶を手にするお話。コンプレックスを抱える少女の日常と言う入りやすい冒頭から、児童文学的にドキドキわくわくする様な非日常への導引、その期待を裏切らない展開には幼心が
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超・妄想コンテスト『引っ越し』裏会場👑銅賞受賞作品

引きこもりが部屋を出るお話。突然やって来て主人公に有無を言わさず同居を始める男の登場でノイズが走り出す日常。同居人の事に当たる様々な姿勢を目の当たりにする事でそのノイズがいつしかホワイトノイズになりさ
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超・妄想コンテスト『引っ越し』裏会場👑銀賞受賞作品

幽霊を家族の元に送り届けるお話。読み終えてまず思ったのは作者さんはかなり苦しい決断をされたのではないかと言う事。多分ですがこの作品は書き終えた時点では文字数制限をかなりオーバーしていたのではないかと思
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超・妄想コンテスト『お花見』裏会場👑銅賞受賞作品

過去と現在、現実と仮想現実が入り混じる中で男が自分に対峙して行くお話。お話の組み立て方は秀逸で艶やかな桜と異質感強く打ち出される黒い虫の対比も見事、それが後々への布石にされているのはさらに驚きを呼びま
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超・妄想コンテスト『お花見』裏会場👑金賞受賞作品

不思議な縁のお話。お話はとても読みやすく小分けにしてあることもありダレる事もありませんでした。令和と昭和、二つの時代に跨る作品でありながら、その時代に合わせてしっかりと空気を変えるのは丁寧で、また場の
ネタバレあり
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超・妄想コンテスト『あなたを消した理由』裏会場👑銅賞受賞作品

SNSで愚痴を吐露する女性のお話。コメントに対してきつい反論が来る度ブロックを繰り返す日々に擁護の意見が現れる。そして変化が起こる日常に読者はゾクリと来る事でしょう。読み終わった後に顧みれば、数々のア
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超・妄想コンテスト『あなたを消した理由』裏会場👑銀賞受賞作品

小学5年生の少年が思春期の階段を上る話。ふとしたきっかけで隣の席の少女が特別になった主人公、そして見てしまった彼女の謎の落書き。読者は瑞々しい恋心と共に謎解きに参加する事になります。二つのドキドキを伴
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超・妄想コンテスト『あなたを消した理由』裏会場👑金賞受賞作品

資源ごみをまとめる話。非常に短く読みやすいの話なのにその描写はどこをとっても生き生きしていて、かつもう冒頭から既に見せているものと内面の差がある事を示唆していて、一つ一つが意味を持つかのような濃密な文
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こっちが本編。

救いのお話でした。 飯島にとってもそうですが、酒屋さんにもそう。出鼻をくじかれた不運で試されるその本気度とか、思う気持ち、恐れ、諦め、願望、罪悪感、押し隠した願い、描かれない数々の感情が行間に押し込め
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ともなり

超・妄想コンテスト『雪の思い出』裏会場👑銀賞受賞作品

帰郷した青年がコンビニのイートインで時間をつぶす間、偶然に同級生と出くわし中学時代を思い返す話。 お話の組み立て方が綺麗で、現代と過去を交互に語る事でそのやり取りを使って、変わって行く二人の関係性を強
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超・妄想コンテスト『ふるえる』裏会場銅賞受賞作品

『甲斐の虎』と評される武田信玄の息子が父の人となりに向かい合うお話。父の様になれなかった自分の無力さと実績を残した父の偉大さの差を思い知る彼が知らされる父の真実は彼にとって衝撃的なものでした。お話の組
ネタバレあり
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ともなり

超・妄想コンテスト『ポケットの中』裏会場👑銀賞受賞作品

女性が今の口紅を愛用する様になった理由を回顧するお話。まずこの作品の魅力は主人公とは別にいるヒロイン役でしょう。圧倒的カリスマ性、捉え所が難しく大人の冷静さと子供の無邪気さを同居させ、あまつさえ手の届
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ともなり

超・妄想コンテスト『ポケットの中』裏会場👑金賞受賞作品

タイムトンネルの様な不思議なポケットのお話。児童文学的ドキドキわくわくするようなちょっと不思議な始まりからさらっと主人公を取り巻く世界に触れ、そこからぐんと深い所に迫って行く構成には脱帽させられました
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超・妄想コンテスト『あなたに会いたい』裏会場👑銅賞受賞作品

水まんじゅうの見た目が苦手な主人公が水まんじゅうと向き合うお話。作品自体は短く起伏もほぼないのですが、主人公と友人のやり取りが楽しく飽きさせない工夫が垣間見えました。そして冒頭とは打って変わっての結末
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