感想・レビュー一覧 21件

「いや、あの、すみません。ちょっといいですか」 「……? どうぞ」 シヴが手を挙げ、何故か水樹が許可を出す。 「このページの担当は僕なわけなんですけども。正直、皆さんの話に着いていけないんですが
「つまり…?」 1人の少女が頭のおかしい人を見る目で真意を問う。 「こんな話を知っていますか…? ホームズはワトソンの風采を見ただけで変人だと推理できたと!」 「変人じゃなくて軍人ね」
「では、それを確定する物語を僕達が始めよう」 その中の内、一人の少年がノートにペンを走らせる。 . . . 「俺は……待ってんだよ」 石造りの城の最奥部。薄暗い大広間の後方にぽつん
歪んだ世界は切られた部分を軸に、波紋のようにして真白に染められていく。そうして、ちっぽけな切り口が大きな残痕になり、世界は調律を取り戻していく。 「あ、あの!」 亀裂は仁花とゴザルの間
区論さんじゃないけど、この物語にはなんとなく、和田光司の「Butter-Fly」って曲が合いそうですね。 歌詞的に合いそうなのサビ部分だけですけど。
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ふ、と仁花は体の力を抜いた。歪んでいく自分と、狂乱する悟猿と、この次元には存在しない水白州、パラレルに存在する複数の"仁花"。 悟猿兄を止める、という考えは不思議と浮かばなかった。 悟猿は何故こん
悟猿は歯をギリギリと食いしばりながら話を続ける。 「現実(ノンフィクション)は辛いよ。小説(フィクション)じゃないから、熱心に心を寄せてくれる先生なんていやしないし、クラスの奴らを改心させる
「…………」  仁花はディスプレイに映ったままの文章を見ながら、手を止めた。  だとしたら、自分の行っていることはとてもくだらないことのように思える。 物語と現実、裏と表、二人の仁花が自らこそ
「あった! これだ!」 水白州と別れてから走り続けること数分、彼が残した最後の希望の箱を見つけた。 その箱の包装を丁寧に剥がしていく。そんなことしている場合ではないことは分かってはい
「まぁ、となったらまずは導入をどうするかだな。最初は仁花がお前に雪玉投げつけるシーンで良いか?」 「いや、待て水白洲。それじゃあ、面白みが足りない。まずは、北極の氷が何者かの陰謀で溶けてシロクマが困
 めっちゃ遅れてすみません。もう打ちきりにしちゃいました?
「そんな馬鹿なっ……」  容認し難い事実に戦慄し、驚きの表情を隠せなかった。 「嘘っ……嘘だっ……」 「どんな電子防壁をも壊すことから付けられた通り名……『デストロイヤー仁花』。お前な
仁花はかなり現実的な危機感を覚える。 この脳内お花畑のダメ人間が二浪しようが三浪しようが仁花の知ったことではないが、このままではこの男は通称NEET、無職の穀潰しと化してしまう。それでは悟猿の両親が
 復帰しました! アドバイス通りにしたら案の定カオスになりました! あと、関係ないですが最近になってカオスの対義語がコスモスだと知りました!
 仁花が困惑の表情を浮かべ続ける中、悟猿はそれを気にせずにブツブツと確かめるように独り言を呟いている。 「仁花!」 「ひゃい!」  色んな事が頭の中でグルグルと駆け巡り、現実から離れて
 区論さーん……。今、私は凄くどんよりしています……。  そこで、クイズ研究会部長の区論さんに問題でーす……。  次の箇条文を読んで、昨日起きた惨事を当ててくださーい……。 ・私の執筆
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「ふぅん……奇遇だな。俺もやってるんだよ、このサイト」 「へ、へぇー……」 仁花を見て二カッ、と笑う悟猿。仁花は曖昧な笑みを浮かべながら、横に目を逸らす。 (大丈夫。まだバレてない……!) 開
「──で、悟猿兄。あんなところで何してたの? 風邪引いちゃうよ?」  よっぽど寒かったのか、タオルで身体を拭いた後、毛布で身を包み雪だるまの様になっている悟猿を、仁花が呆れた目で見る。
区論さん早っ!?
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遥か昔……邪悪な大魔王が現れ、世界を闇が覆った……。 かつて無い緊急事態を前に、人類の王は臣下に言った。 「選ばれし者を探せ。探すのだ。世界を救う勇者を……!」 その命を受けてすぐ、臣下は王宮
 リレー小説、はっじまっるよー。
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