愛嘘-4.関係アップデート

「嫌なんだよ。……志緒が、兄さんと深く関わるのは」

もっと！溺愛・12

第6話 嵐のあと

もしかしてあたしは、与えられることに慣れ過ぎていたんじゃないだろうか。

愛嘘-12.矛盾の恋心

その彼の仕草が、嘘をついた時の仕草だってことに、とっくに気付いていた。

愛嘘-19.届かなかったラブレター

「──意地悪とか、悪戯せざるを得なかった。お前が困ってたのは知ってたんだけど」

愛嘘-16.孤高の嘆息、偏執の寵愛

「ああ、みっともねえ。こんなこと話すはずじゃなかったのに」

愛嘘-15.それはまるで、毒のよう

「相変わらず、平和な思考だなぁ」

愛嘘-13.猛然と下される制裁

「タクちゃんがそんなので済ますわけないじゃん」

愛嘘-14.恋とは、人から分別を失わせるもの

「……そんなもん、言うまでもない。お前が欲しいからに決まってる」

愛嘘-17.止まらぬ唯我独尊

「……才能ある人は言うことが違うなあ」「はん、売れるもんが人と違うだけの話だ」

SD-14.溺れるふたつの体

とくん……と、さっき撃ち抜かれたばかりの心臓が、甘く疼いてまた血をこぼす。

SD-15.パラノイアの隘路

今でも女は嫌いだ。男には到底理解できない理由で、嘘を吐く。

【R18】SとM

寂しさを埋めるために・・・

第5話 戸惑う鼓動

近付くこと、相手を知ること、それだけを目的に人と向き合うなんて、したことがない。

SD-5.愛が何かを教えて欲しい

ああ、俺ほんとおかしい。この女だけに参りすぎて、触り方がまったく判らねえ。

SD-3.崩れ然る固定観念

なんで、全部気持ち悪いんだろう。……お前以外。

SD-6.忍ぶれど

そんなつもりはないだろうが、頭を撫でる指先がその動きだけで俺を赦していく。

SD-7.圧縮される世界

なんというか、すっかり溺れていた。

SD-4.真っすぐ捩れる恋心

「嫌いな人についていくほど、女の子は我慢強くないわよ」

SD-2.爆弾低気圧のつくりかた

「子どもなんて、すぐ大きくなる。……女の子は特にな。早いぞ」

SD-11.苦味は甘味の後味

言葉で埋まらない時、他にどうして埋めればいいのか、俺には全然判らねえ。

SD-8.爆弾低気圧、発進

開かれたその艶やかな口唇に、吸い込まれるように口づけた。

SD-10.凍えた身体には甘い痺れを

本当に締め付けて欲しいのは指なんかじゃねえ。

SD-13.乾いた身体を潤して

俺は、女が嫌いだ。……大っ嫌いだ。だからよけい、泣かせてはいけない。

第4話 気にする男

女が自分で決めたことなら、どんな結果も自分で引き受ければいいんじゃないの？

愛嘘-18.あからさまな秘密

「だから、仕返しってわけじゃないけど。私、彼に随分ひどいことした」

第7話 追い越す気持ち

「……言わないと、君の気持ちもお構いなしに、酷いことをしてしまいそうだ……」