財布はカタル

被害者は身元不明、唯一と言える遺留品はありふれた財布だった。

折房伝馬

2時間41分 (96,506文字)

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あらすじ

閑古鳥が鳴く向智貴金属店に今日も事件が持ち込まれる。 今日も私は、店長を観察するしか、することがないのだった。 1.財布はカタル…1 2.写真機はカタル…84 3. 日記はカタル…175 財布はカ

感想・レビュー 2

(応援)  本作は折房伝馬の連作短編集「むかち貴金属店の優雅な日常」の続編である。閑古鳥の鳴く貴金属店の店主が、主に刑事が持ち込む事件を解決する本格推理小説である。  むかち貴金属店の店主にして本
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(応援)   白いワイシャツに茶色いタータンチェックのウェストコート。サスペンダーで吊った裾の七分あたりを絞ったズボン。赤と紺の蝶ネクタイ。無造作ヘアを目指して失敗したようなぼさぼさ頭と、丸眼鏡の奥の
ネタバレあり
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