ギフト

刻々と喪われようとする命。その時の贈り物は・・。

Takehiko

7分 (3,853文字)
超・妄想コンテスト「ぬくもり」

8 1,879

あらすじ

一度輸血をしていただいたものは、何年たってももう献血はできないそうです。 大きな手術でお世話になった僕は、もう誰かのために血を分けることはできませんが こうして沢山の人に輸血がどういうものかお話しする

目次 1エピソード

感想・レビュー 4

一度読んだら忘れられない作品

作者さんの経験に基づいているのでしょうか、徹底したリアリティ。死ぬかもしれないと理解していても、仕事のことを優先する。医師からみたらとんでもない病識のない患者かもしれませんが、患者の立場で共感できます
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読み終えた時、嗚咽が止まらなかった

冒頭、本来であれば、凄まじく恐ろしい、場合によっては凄惨とも思える内容が淡々と語られます。 主旋律のピアノから始まり、少しづつ楽器が増えて行き、最後にはオーケストラになる様な。極寒の土地に雪解けが訪れ
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リアルな作品です。そして、リアルな感情と痛み、周囲の臨場感が皮膚感覚で伝わってきます。穏やかな文章と、その内容のギャップが、余計に主人公の置かれた痛みや心情を際立たせて、恐ろしいと感じるほどでした。
ネタバレあり
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