瞑目するウィステリア

神様、あなたがとけてしまっても、きっともう大丈夫。

篠藤 ユウ

13分 (7,577文字)

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あらすじ

ある人形作家と、彼を「神様」と呼んだ妻と、その二人にとっての「娘」である人形。 届かない言葉、伝わらない思いを、人形は語る。 三人が幸せに通じ合うまで。 …… 超・妄想コンテスト「とける」参加作品 →

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感想・レビュー 2

寓話的ではない人形のデカダンス…

人形の一人称で物語が語られています。人形が不思議に感じることを読者にはわかっている、という視点が秀逸です。 光、色、匂い、温度、触覚…それらが、人形の感覚として淡々と、しかし丁寧に描写されています。
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素敵な文章ですね…。 タイトルの美しさに惹かれて読んでみたら内容もよく構成されていて、人形視点によって物語が次第に明瞭に見えてくる感じがとても素晴らしいです。
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