冬空に花火が咲くのなら

『冬』×『外れた天気予報』 夏目もかさん主催「冬をテーマにした短編(冬ものがたり)」参加作品。

雪乃かぜ

恋愛 完結
2分 (1,194文字)

30 434

あらすじ

あいにく今日は雨だ。 残念だけど、キミとの約束は守れない。 夏の夜空に粉雪が舞わないように。 夕焼け空に星が降らないように。 雨の日に、花火は上がらない。 ――この冬空に、花火は咲かない

目次 1エピソード

感想・レビュー 2

ラストのスピード感にぐっとくる!

終始詩的で丁寧な描写の中、雲間から光が射したと同時に、主人公の心にも光が射したあの瞬間からの展開に、ぐっときました。天気が晴れにくい冬だからこそ、「外れた天気予報」という要素がよく引き出されており、だ
ネタバレあり
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一片の詩のような物語

拝読いたしましたm(__)m 詩を読むような思いで読み進めていました。紡がれる短い言葉たちのリズムが、彼の心が少しずつ昂っていく様子を見事に表現していました。 あたりまえでないことは起こる。それを信じ
ネタバレあり
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その他情報

公開日 2020/11/16