そういうんとちゃうから

夢追いというものが何なのか知りたくて書きました

山城 木緑

12分 (7,083文字)
妄想コンテストは本当に楽しくて素晴らしい企画です。そこに甘えていました。本作で一旦離れるつもりです。祝150回!

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あらすじ

狭い部屋で同居する木下と櫻井。 二人はお互いに夢を追っていた。 ある日、ストリートミュージシャンとしてプロを目指す木下は、元バンドメンバーから声をかけられデビューの道を得る。 芸人として売れることを夢

目次 ・ 全1エピソード

8ページ

感想・レビュー2

ラスト、ぐっときた。

 ビジョン無き夢を追いある種モラトリアムとも言える男性二人の共同生活を、痛いほど現実味ある描写と会話文で描いた短編小説。  成功の可能性や未来という部分も含め、漠然とした時間の浪費や互いの違いに対し、主人公の苛立ちと共に二人の優しさが垣間見え 、ラストシーンの辺りは不思議な涙を流しながら読了。締め方、もう最高です。  男同士の照れ臭さや、意地を張り合うところとか、女同士にはないリアルさも読んで楽しかった。  三人称である事も、ぐっときました。まるで作者様が過去を振り返っているような、感情的なのにどこか俯瞰的に二人を見て昔話をしているみたいで、個人的にはそういう部分もあってこの作家さんの小
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小説とエッセイの間で

山城木緑さんは心に深く響く小説と、軽妙で愉快なエッセイの両方を書ける方です。小説とエッセイでギャップのある作家はプロにも多く、私が好きな作家にも複数いらっしゃいます。 本作は「心に深く響く小説」側の作品なのですが、エッセイやツイッターを含めた「山城木緑」という人間のファンにとっては、山城さんの人間性が垣間見える部分が多数散りばめられています。 男二人の共同生活。出かける相手を見送る「行ってら」というセリフ。エッセイファンからすると既視感があって思わずニンマリしてしまいます。 そして木下の髪を櫻井が切るシーン。魚喃キリコさんのファンである山城さんがこのシーンを書くのに『blue』を意識しなか
ネタバレあり
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その他情報

公開日2021/5/31

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