受賞

ツバメのわすれえぬ夜

大人のためのダークメルヘン

阿坂 春【低浮上】

13分 (7,737文字)
超妄想コンテスト「演じる」応募作

41 1,457

あらすじ

雨宿りをするために廃城へやってきたツバメは、旅人のヨルと出会う。 ヨルは、誰もいないはずの城にともる灯りの正体を確かめに、ここへ来たのだという。 灯りの正体は、美しい少女ビビ。 ビビは、ツバメとヨル

感想・レビュー 3

まるで絵のない絵本

こんにちは。演じる、のご縁で拝読いたしました。鳥を主人公に据えたのが、斬新な視点を生み出していますね。幸福な王子、のようでした。本編も極めて完成度が高く、ファンタジーでやりがちな設定だらけで人物が見え
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優しい冒険物語

 旅人ヨハンとツバメくんとの出会いに優しさを感じ、表紙写真の塔を見て冒険を共にしているような錯覚に陥ります。ツバメくんの語りは優しく、冒険童話のように物語を進めてくれます。 とても素敵な作品です。
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胸の底に沈殿する宝石

物語の真髄は 胸に残る輝き 鈍く煌めく不可思議な優しさ 重みある赤く妖しいぬくもり 甘い暗闇の深みに引き込まれ 子どもの頃に見た悪夢に似た 懐かしい熱いロマンを蓄えて
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