受賞

リリとリラの托卵周遊記

食べる、笑う、祝う、──これは夏を孵す旅。

上杉きくの

13分 (7,521文字)
グルメ旅って憧れますよね。

62 1,253

あらすじ

トコワ国の上空には竜たちの棲む星空の世界が広がっている。 年に四度、四季の神殿に贈られた竜の卵を孵すのは“托卵の巫女”の役目。二百年ぶりに二つの卵を預かることになった夏神殿は、双子の少女リリとリラを“

感想・レビュー 1

素敵なファンタジー

こんにちは。たまご、のご縁で拝読いたしました。食卓の様子が秀逸で、匂いや味まで伝わってきそうでした。竜の卵が無事かえるのかが物語の縦糸になっており、はらはらと読めます。暴力的な表現を使わずに、暖かく包
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