このコンテストは受付を終了しました

あなたの小説が5P分マンガになる!ファンタジーコンテスト「神に仕えるキャラが登場する物語」

 神の概念は、現実世界においても多種多様。ましてファンタジーともなれば、書き手によって無限の可能性があります。そんな神に仕えるキャラの可能性もまた、書き手次第ではないでしょうか。  個性あふれる神々に、様々な立場で”仕える”キャラクター達の生き様を楽しめる、そんな作品が集まりました。 Twitter上で賞典を公開しております。ぜひご覧ください!

大賞

巫女のリリカの体に降臨した“女神”は男。ドタバタした喜劇モノかと思いきや、各キャラの行動にしっかりしたロジックが存在しています。ストーリーにもシリアスな深みがあります。ただ後に判明するルミナの性格からすると、前半でのふるまいが“偽悪的”すぎる印象も受けました。いずれにせよ、英雄に対する歴史認識や、ジェンダー問題などにも触れていて、タイトルのイメージより、ガツンと骨太のファンタジーでした。

準大賞

突如、辺境の地の司祭に抜擢されるエカード。赴任当日から不穏な空気が漂う演出が読者の興味を惹きます。状況や風景の描写がとても丁寧で、各シーンをくっきりと浮かび上がらせる文章でした。ただ前半部に台詞が少なすぎる気がします。語り部である主人公の心情は伝わりますが、他のキャラとの会話を増やしてもいいかもしれません。ストーリー的には、聖と俗の対比が大変うまく散りばめられていました。

入賞

プロの忍びの萩が魅力的です。情報を得る、危機を救うなど目的によって正しい状況判断を下します。そんな萩が疑っていた“神遣い”の存在を信じる場面もリアリティがありました。少し冗長と感じる部分もあるので、見せ方にもっと明確に緩急をつけてもいいでしょう。端正な文章は、時代ファンタジーに合致していて、ストーリーに入り込みやすいです。お互いの呼び方で2人の距離感が縮まるのは、一章のラストとして完璧でした。

佳作

ひと目惚れした相手が奇行をくり返す。決してあきらめず、健気に支えようとする東雲はピュアで凛々しい主人公です。人間を入れ物としか考えず、恋愛すら玩ぶことは神であっても許されない。一途な想いが巨大なものに挑む話は胸に刺さります。中盤以降、短めの地の文が増えますが、台詞と「地の文」は前半ぐらいのバランスがほどよく感じます。定めに抗う若者の激情や、エモい恋愛がとても響くストーリーでした。
稲荷神社を中心としたノスタルジックな情景が、郷愁を誘います。幼なじみ達のやりとりが自然で、台詞回しも巧みです。ただ時制の動きや、場面転換のシーンに唐突に感じる箇所もありました。これらの部分をもっと違和感なくつなげられれば、さらにグレードが上がります。過去から連綿と続く因縁。背負う業のおぞましさと悲しさが伝わります。開幕時点では想像もつかないようなラストに辿り着く、小説の醍醐味がありました。
秘境の村に向かう主人公一行。のどかなツアーかと思わせ、メンバーの1人に対して「殺してしまえ」の発言。一転する落差で一気に物語に引き込まれます。練り込まれたウバ神の設定は抜群です。それだけリアルに近い世界観なので、悪役をもう少し掘り下げて描いてもいいと思います。敵キャラに深みが出るとドラマ性が高まります。ファンタジー要素の加え方も秀逸でした。多様性や異文化の尊重など現代的テーマも内包されています。
明晰な文章で非常に読みやすい作品です。バトル場面も的確な表現で、ダイナミックに描かれています。獣の肢体をもった人間のいる社会設定を緻密に構築しています。もう少し視点を増やしてもいいかもしれません。貴族でも、異形者でもない、無力な一般人のキャラクターの視点が早めにあると、さらに世界観が広がるはずです。今後、強敵である吸血鬼とどう立ち向かうのか先を読み進めたい作品です。とても上質なファンタジーでした。
魔女狩りの吹き荒れる時代が舞台。中世ヨーロッパに似た世界観にスッと入り込みやすい文章です。冒頭の処刑シーンで、現代とは違う価値観が支配していることを提示。場面が変わって、穏やかな日常から風雲急を告げる事態へ。緩急をつけた語り口が見事です。ただ魔女疑惑で村人が集まるシーンでは、ウィルダーの動向も知りたいと思いました。壮大な物語の幕開けの部分だけで、今後に期待できるピースが取り揃えられています。
亡き姉から遺された花言葉。意味はわかるけれど、自分に向けられた解釈に主人公が悩む設定が上手いです。琴音への襲撃は、唯一のアクション場面なので、アルスのおかげで救われたニュアンスを強めに描いてもいいかもしれません。姉に託された想いを理解した時、彼は大いなる成長を遂げます。もうひとつの花言葉を告げられるシーンは爽快感満点です。ヒーローの誕生譚として熱伝導率の高い作品でした。他の活躍も見たくなります。
生き延びるための戦いが日常の生活。風景や小道具、登場人物のスタンスから臨場感が伝わってきます。最初はゾンビが蔓延した地球が舞台。でも、少女の姿をした神様との遭遇によって、類似の作品とは大きく変わっていきます。転生後の身内の死に対して、もう少し悲しみを感じるほうが主人公らしいかもしれません。ヴァルアネスに現れるゾンビから、人々を救えるのか。彼がどんな戦いを見せるのか楽しみな作品です。
募集概要
「あなたの小説が5P分マンガになる!ファンタジーコンテスト」 魅力的なキャラクター達が躍動する作品を、どんどん発掘していきます! 大賞作品にはカラー表紙をプレゼント!更になんと、作品の一部をマンガ化! 準大賞作品にもカラー表紙に加え、キャラクターのイラストをプレゼントします!
担当漫画家
夕霧 「老若男女、洋の東西、人類非人類、一切不問。何でも描きます!」
募集テーマ
第5回目のテーマは「神に仕えるキャラが登場する物語」です。
・小さな町の教会のシスターが、なぜか魔王討伐の勇者に選ばれてしまい!? ・神社の神様と神使の狐が大喧嘩!家出した狐を、なんと他の神様がスカウトに来て? ・夜な夜な男たちを篭絡する絶世の美女。実は邪神の召喚を企む組織の神子で……
神に仕えるキャラが登場すれば、どのような世界/時代設定のファンタジー小説でも応募可能です。 魅力あふれるキャラクター達が活躍するファンタジー小説をお待ちしています!
スケジュール
・募集期間: 2020年6月3日(水) 12:00:00 ~ 2020年8月2日(日) 27: 59: 59 ・最終結果発表: 2020年10月中旬頃予定
賞
大賞 1作品 ・賞金3万円 ・表紙用カラーイラスト1枚 ・作品の一部を抜粋しマンガ化  ※抜粋箇所は希望を確認の上、最終選定はエブリスタで行います。  ※マンガ原稿5ページ分となります。 ・選評 準大賞 1作品 ・賞金2万円 ・表紙用カラーイラスト1枚 ・登場人物のモノクロイラスト1枚 ・選評 入賞 1作品 ・賞金1万円 ・選評 佳作 数作品 ・選評 ※大賞、準大賞、入賞または佳作(以下、「受賞」という。)の作品はエブリスタ公式SNS等で配信、紹介等される可能性があります。 ※賞典のイラスト及びコミックに関する権利は、エブリスタに帰属します。 ※受賞者は、賞典のイラスト及びコミックを、別途ご同意頂く書面の内容に従い、エブリスタ及び自身のSNSやホームページ等で利用することができます。 ※賞典のイラスト及びコミックの発送時期は受賞発表より2ヵ月前後を予定しています。 ※担当漫画家や賞典お渡しのスケジュールは、予告なく変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください。
応募要項
・文字数は5,000文字以上 ・20,000文字までの内容で選考を行います。 ・連載中の作品も応募OK! ・すでに完結している作品 並びに エブリスタ内の公式コンテスト及び他サービス等の投稿コンテストで落選した作品を、募集内容に沿うように再構成してご応募いただくことも可能です。 ※非公開設定している作品は、選考対象外となります。
注意事項
選評の送付や書籍化の打診は、エブリスタに登録されたメールアドレス宛にご連絡いたします。迷惑メール防止の為にドメイン指定受信の設定をされている場合、メールが正しく届かないことがございますので、「@estar.jp」を受信できるよう設定して下さい。

コンテストの注意事項(必読)