渡会ゼゼ

思わず、自分だったらを考えてしまうリアリティ

介護の暗い部分と、それを取り巻く社会の厳しさが丁寧に描かれていてグッと物語に引き込まれました。序盤の会社でのやり取りもそうですが、会話文のリアルさで、より雰囲気が生きてるように思います。 刑事が現れた
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渡会ゼゼ

美しい情景

夜の川にアジサイを流す。彼の好きなアジサイで死を弔っているのか、花言葉の通り辛抱して待っているというメッセージなのか。でも、その光景を想像するととても綺麗で、主人公の雰囲気も相まって落ち着いた静かな作
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渡会ゼゼ

最悪の空模様

戦争による世界の混乱と異常気象。 いくら天候を操れるほどの魔法の世界でも、どうしようもないな力を前に終わりを突き付けられる絶望。でも、雨が降らなくとも戦争で世界は終わりそうな雰囲気もあったから、神様は
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美しいものほど棘がある

花言葉といえば「愛」の象徴ともいえる薔薇。その種類は多岐にわたり、花言葉の中にもマイナスなものもある。さらに、本数や組み合わせでも意味が変わっていく。でも、ここまで具体的なメッセージを作ることができる
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渡会ゼゼ

子供のらしさがほっり

なんでも願いが叶う。そんなものが出てきたら不穏な気配しかしないけど、願うのが無垢な男の子。ずる賢さや大きな願いもなく、何となく「こうだったらいいなぁ」を実現させていく感じが。子供っぽくて面白かったです
渡会ゼゼ

巧みな構成

ずっと無視をしてくる親友。「花いちもんめ」ってそもそもが残酷な遊びだし、思い当たる無視の理由もなかなか辛いもので。しっかりとそこに漂っていた不穏な雰囲気にギリギリまで気づけなかった。 そして種明かしか
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渡会ゼゼ

美しき、絵画と恋物語

オーフィリアに描かれた花々の言葉。それをみて涙を流す女性。それだけで、既に彼女の心的状況や心境などを察することができて、上手いなぁっと。絵画の美しさの表現も綺麗で。とても惹かれる始まり方。 彼と別れ
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渡会ゼゼ

最高の未来があると信じたい

多忙な二人。ぶつかり合い、それでも変わらぬ想いはやがて成熟する。それで、やっと幸せになった瞬間に起こりや悲劇。樹里のいる未来を想像するととても悲しくなります。 樹里の思いを受け取った家族の未来が幸せ一
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渡会ゼゼ

身近ながらも大切なことに気づかせてくれる

 高学歴でありながら何度も辞職してニートの青年。遂には一人暮らしを始めなくてはならなくなり、焦りを感じたんじゃないかなと。  そんな中での、亀先生の授業。先を生きるで先生。身の回りには多くの先生がいる
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渡会ゼゼ

皮肉の効いたSF

自分達よりも下位の星人を奴隷にできる世界。地球は上位の文明でありながらも、結果男は奴隷にした醜い星人よりも安い値段をつけられる。 そうして、自分も醜い星人の姿となって売られてしまう。皮肉たっぷりで面白
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渡会ゼゼ

写真の力

前後にどんな物語があっても写真は綺麗なその一瞬しか残さない。綺麗な写真に魅入られて、過去を引きずる彼女。それでも、それをお守りに強く生きようとする姿がカッコ良かったです。 でも、2人の出会いによってよ
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渡会ゼゼ

綺麗なものほど醜い部分が存在する

百合という純粋で綺麗なものを題材としながら、その中身は黒く醜い。そう思うと序盤のヤマユリ。まさにこの空間はヤマユリの如く、黒さを転々と散りばめられた百合の世界だったのだろうと。 百合の花特有の匂いの使
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渡会ゼゼ

丁寧

読んでみて構成が丁寧でいいなと感じました。 日常の中での甘酸っぱい恋と思えばドンドン主人公にとって悪い方向に進んでゆく。 突然、大胆な行動にで始めたあたりからあれ?って思い。そこからのタネ明かし。そし
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渡会ゼゼ

緊迫感のある駆け引き

平成のエリートが進歩した技術に負ける。私は定番のどんでん返しがあるのだろうって読んでいたんですけど。いい意味で裏切られましたw これは写真をテーマにした作品であり、進歩し技術の前に『真実を写す』という
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渡会ゼゼ

逆転の発想

主人公の感情の流れが分かりやすく、読みやすかったです。意味深な写真に気づき、その数々の謎が浮かぶ中で、これどうやって回収するのだろうって思ったらまさかの未来。 本来、過去を写すはずのもので未来を写す。
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