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ナイショの妖精さん 1

小説 現代ファンタジー

ナイショの妖精さん

ナイショの妖精さん 1

くまの広珠

(18)

小学生のピュアラブ×里山ファンタジー 【自作の挿し絵入り】

完結

176ページ

更新:2018/02/18

コメント:『新作セレクション 6月22日号』に選ばれました<(_ _)>

説明

*ネタバレ注意! 『ナイショの妖精さん』シリーズ全9巻のあらすじです*

和泉綾と中条葉児は、花田小学校六年のクラスメイト。
そして「フェアリー・ドクター」。
フェアリー・ドクターとは妖精のケガや病気を治せる、妖精から受けた人間のケガや病気まで治せる、妖精のお医者さん!!

綾が幼稚園のころに、葉児の父親からもらったアメは、妖精のタマゴだった。
妖精のタマゴは綾のお腹の中で孵化した。そして、綾の体を半分妖精にかえてしまう。

近所の浅山にはまだ孵化していない妖精のタマゴがあった。
そのタマゴは生前フェアリー・ドクターだった、葉児の父親への恨みで黒く染まっていた。
葉児は綾の助けを借りて、黒いタマゴを破壊することに成功する。

クラスメイトの誠に綾を取られかけながらも、葉児はようやく綾に告白。ふたりは晴れてカップルに!

しかし破壊したはずのタマゴの中身は、形を持たない黒いモヤになって孵化していた。名は、「鬼婆」と書いて「ハグ」。

妖精の羽のりんぷんは、万能薬。そのためハグは綾をねらっている。
綾に「羽を切れ」という葉児。妖精を捨て、人間として生きろと。
しかし綾は、葉児に何かあったときのために、羽を取っておきたい。

かわりに二人は別れる決意をする。たとえ羽を隠して生きても、葉児に関わっている限り、ハグは葉児への復讐に、綾を巻き込むだろうから。

ふたりは別れ、中学生になった。それでも互いの想いは消えない。

綾の不注意から、まだ羽を持っていることがハグにバレてしまう。
再び手を取りあう、綾と葉児。誠や葉児の父親の旧友、鵤(いかるが)さんも加わり、ハグをティル・ナ・ノーグ(冥界)の穴に落とすことに成功する。

だが、葉児は戦いで傷を負い、綾はその傷を治すために妖精の羽のりんぷんをつかい切ってしまう。
消滅しそうになった綾を、葉児は羽を切って救う。
そして綾は、半分妖精から、正真正銘の人間にもどった。

綾の背中に生えていた“羽”とは。
おとなになることの意味とは。

『ナイショの妖精さん』シリーズは全9巻です
『ナイショの妖精さん +あるふぁ』(番外編シリーズ)もあります
1巻~5巻小学生編 6巻~9巻中学生編
『ナイショの妖精さん』解説用ホームページつくりました(^_^)/
https://hiromikumano.wixsite.com/youseisan

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作品レビュー

樹川 優
樹川 優さん
【作品】ナイショの妖精さんについてのレビュー

ネタバレ

とても素敵な、キラキラしたお話です。

小学生の綾ちゃんと葉児くんを主人公にした、妖精ファンタジー。可愛らしいイラストに惹かれるまま、きっと優しいお話なのだろうなと読みはじめました。

が、ところがどっこいです。
期待通り、妖精さんは愛らしく、フェアリードクターのお薬づくりはお料理をしているように楽しい。けれど、そういったふわりとした穏やかさだけではないものが、全編をとおして貫かれています。

自分の価値、集団のなかでの立ち位置、誰かを好きになったときに傷つけてしまうもの、大人でもくじけてしまいそうな絶望的な状況。それらを真っ正面から書いていく筆力に夢中になりました。

児童文学だからといって侮るなかれです。
はっとするような文章表現や、読者を飽きさせないよう練られたプロット、起承転結のつけ方は、書き手としても勉強になります。

また、一読者として、綾ちゃんと葉児くんの初々しい恋の行方に一喜一憂するのも嬉し恥ずかしです。

最後まで読み終えて感じるのは、一本芯の通った強さだと思います。書きたい世界を書くパワーは、こんなにも強い物語を作るのだと感動しました。

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2018/08/31 23:47
コメント(2)
フクロウ
フクロウさん
【作品】ナイショの妖精さんについてのレビュー

ネタバレ

小学生ってこんなに純粋で真っ直ぐだったんだと思わせてくれる作品だなと感じました(^^)

あ、いつもお世話になっています、フクロウです(^^;

何気なく読み始めた『ナイショの妖精さん』。途中から毎ページにコメントを書き込んでしまうほど感情が動いた作品でした。

綾ちゃん、ヨウちゃんを中心に等身大の悩みや人間関係がていねいに描かれていて、引き込まれます。特に綾ちゃんの悩みは、とても共感できるもので、妖精と絡めた一連の流れが小学生、というか綾ちゃんが選ぶ選択として自然で、だからこそ感動しました。そして、綾ちゃんを戻そうとするヨウちゃんが健気でカッコいい。

『ナイショの妖精さん』で感じたのは、できなくてもできても不器用でも器用でも一生懸命頑張るっていうことの大切さ、でしょうか。大人になると効率を重視したり、ズルく立ち回ったりしちゃうときも多いですが、ときには真っ直ぐ純粋にぶつかっていかないと、この世界の輝きが見えにくくなってしまうのかな、なんてことを二人に教えてもらった気がしました。

続編もじっくり読ませていただければ、と思います。とても素敵な作品をありがとうございました(*^^*)

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2018/07/02 07:01
コメント(1)
須羽ヴィオラ
須羽ヴィオラさん
【作品】ナイショの妖精さんについてのレビュー

ネタバレ

シリーズ連作ということで、本来ならシリーズ完結後にレビューすべき
かもしれませんが、レビィ―させて頂きます。
読みやすい文体です。
主人公の綾、ヨウちゃんの小学生らしい恋心を表現するのにマッチした
優しい文体です。
綾の心情が丁寧に描かれていて、物語の中に引きこまれていきます。
妖精の謎、ヨウちゃんと妖精の関係、そして綾自身の秘密、
と面白い仕掛けが盛りだくさんで楽しめます。
妖精の卵を飲み込んだ、というアイデア、それによって引き起こされる
不思議の世界感が秀逸です。
幼くて不器用な恋が上手く表現されていて飽きさせません。

さわやかな感動を覚える作品です。
作者様の益々のご活躍を期待しております。

雑感)
小説中に何回か現れる
「アホっ子」
という言い回しが強すぎるように思えて気になります。
もうちょっと、穏やかな表現を考えた方が良いかもしれません。
もし、これがシリーズを通しての演出効果の一環
(ヨウちゃんが、アホっ子という言葉を使わなくなることで、綾への
愛情が深まったことを表現する演出)
なのであれば、この指摘は早計なものだった事になります。
その場合はご容赦ください。

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2018/06/27 07:04
コメント(2)

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