プールサイドのブルー

ぼくは掃除をして、掃除をして、掃除をする。

南雲一乃(旧:雲灯)

SF 完結
10分 (5,904文字)
時代が過ぎ去っても掃除を続けるロボットと、めまぐるしく変わる世界の話

97 1,843

あらすじ

プールのお掃除ロボット『ブルー』は、ロボット開発者のご主人から自律判断回路を組み込まれ、〝ぼく〟になった。 ブルーの家には、芝刈りロボット『グラス』と、お料理ロボット『クック』がいる。 ブルーが掃除を

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感想・レビュー 3

先が見えても切ないお話

初めから一気に読んでしまいました。 はじまりから、なんとなくこういう展開になるのではないか、とは思うのですが、しかしわかっていても切なく、感情を揺さぶってくれる作品でした。 主人公のブルーがはじめか
ネタバレあり
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かわいくてかなしくて非情、それがロボット

雲灯さんのロボットものの中で、いちばん好きだなあと感じた本作でした(お恥ずかしながら全作品に目を通してはおりません、すみません。読んだいくつかの中で、ということでご理解ください)私はこれまでロボットを
ネタバレあり
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産業革命から変わらない宿痾

かつて英国で産業革命期に、機械に仕事が取って代わられると労働者が起こした「ラッダイト運動」 労働者は資本家に反旗を翻した。実際これは幻想にしか過ぎず、勘違いだったわけだが、この作品がユニークなのはA
ネタバレあり
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