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三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第140回「お掃除」
いらないゴミを捨ててすっきりお掃除。その「いらないゴミ」は不用品だったり、思い出の品だったり、未練だったり、あるいは排除すべき人間だったり……と、ハートフルな物語から毒がたっぷりのホラーまでいろいろなバリエーションを楽しめる回でした。掃除をすると気分が爽快になりますが、その爽快さをこんな角度から描くとは!と驚かせられる作品も。さまざまなお掃除をお楽しみください!

大賞(賞金3万円+選評)

該当なし

準大賞(賞金2万円+選評)

病気の妹を救うために一攫千金を求めて魔の森へ。そこにいる黄金甲虫の羽根は驚くほど高価だという。少年は屈強な男たちに言われるままに、森の管理人である婆さんの元へ赴くのだが……。手に汗握る王道のストーリー展開にハラハラドキドキさせられました。森の管理人のお婆さんの正体が痛快です。

入賞(賞金1万円+選評)

該当なし

佳作

経済指標には現れない影のお仕事「シャドウワーク」。オーソドックスな復讐譚も「シャドウワーク」という言葉の二面性でこんなにも異なる味付けとなるのかと驚かされました。この世の悪を非合法に裁く2人の美女の活躍が颯爽と描かれており、タイプの異なる2人がそれぞれ魅力的でした。
脱サラして山奥でゲストハウスを営むことにした父のもとへ、一日だけ掃除を手伝いにいく主人公。父の夢のために離れてしまった家族の、それぞれの秘めた想いがとても温かく、心に染み込みます。ラストの素直になれない父や母を見守る主人公の姿にはホッコリ。くすぐったいくらい素敵な物語です。
村の人々から遠巻きにされている神社の少年・ざくろと友情を育んでいく主人公。しかし、ざくろには裏の顔があって……。村のドロドロとした因習を物語に取り込み、その忌まわしさがかえって主人公とざくろの友情の美しさを際立たせています。
「掃除ができないの」家事をサボりがちになった妻と荒れていく家。「ちゃんとしてくれよ」夫は彼女の不調から目を逸らしていたが……。いつ、誰にふりかかってもおかしくない病のリアルと、現実を受け止めてなんとか家族のカタチを探ろうとする夫の変化に励まされる思いがする物語でした。ストレートなメッセージ性が清々しいです。
掃除の神様一家が、下界になにかと干渉するショートストーリー集。神様一家のキャラも濃く、何がゴミで、何を片付けるべきなのか……タイプ別にいろいろと楽しめる作りになっていて、教訓も感じさせてくれる楽しい物語でした。
私が生業にしているゴミを山に埋める清掃業の仕事は、なかなか特殊なお仕事で……。薄暗い設定に読ませる力がありました。背筋が寒くなるような怖さと、なぜかさっぱりとした読後感が同居している独特の文章力です。

超短編賞

該当なし

続きが読みたい賞

他人の記憶を垣間見ることができる青年は、「記憶の掃除屋」として他者の想い出を仕分けする。不思議な能力を秘める青年が、人の心の弱い部分を埋めていくファンタジックな人情もの。設定や人物像がよく練り込まれており、もっと彼の活躍が読みたくなりました。

トンデモ賞

積年の恨みを抱く同級生への殺人計画を成功させた主人公。しかし、彼の企てはある人物の介入によって破られた! トリックや犯人との駆け引きをすべて勢いで解決していく「着ぐるみ探偵」、その豪快さに思わず笑ってしまいました。ミステリーにおける大事な部分を全部省略する著者の潔さも、ここまでくると逆に面白いです。

優秀作品

ピックアップルーキー

恋愛 完結
14分 (8,373文字)
スケジュール
・募集期間:2020年12月9日(水) 12:00:00 ~ 2021年1月11日(月) 27: 59: 59 ・最終結果発表:2021年3月上旬頃予定
賞
大賞(賞金3万円+選評)1作品 準大賞(賞金2万円+選評)1作品 入賞(賞金1万円+選評)1作品 佳作(選評)数作品   超短編賞(選評)  続きが読みたい賞(選評)  トンデモ賞(選評) ※大賞、準大賞、入賞または佳作(以下、「受賞」という。)の作品はエブリスタの短編小説シリーズ「5分シリーズ」に収録される可能性があります。(収録を依頼する場合には、受賞者に別途、ご連絡させていただきます。) 短編小説シリーズ「5分シリーズ」 ※受賞作品はエブリスタ公式SNS等で配信・紹介等される可能性があります。  優秀作品(結果発表ページでご紹介)  ピックアップルーキー(結果発表ページでご紹介) ※大賞・準大賞・入賞作品を除く上位30作品を優秀作品として、結果発表ページでご紹介します。 ※上位30作品まであと一歩だった作品の中で募集期間終了日より3ヶ月以内に会員登録された新規作家の作品を、ピックアップルーキーとして数点、結果発表ページでご紹介させていただきます。
募集概要
新作限定!初心者大歓迎! たった100文字の妄想でも気軽に参加できちゃう短編コンテスト、第140弾です。 今回のテーマは、「お掃除」です。 どこかに必ず「お掃除」の要素が登場する妄想を投稿してください。
・年末の大掃除中に物置から、数年前に亡くなった父の遺書が。書かれていた内容とは…… ・地球侵略を目的に潜入した宇宙人。彼らの最初のミッションは……環境美化活動!? ・掃除屋である俺の仕事は、相棒の殺し屋の後始末。プロとして、僅かな痕跡も残さない。 ・帰宅すると不法侵入者が!妖怪”あかなめ”と名乗り、風呂掃除として雇ってくれと言い出して?
面倒だけど、きれいに掃除するとやっぱり気持ちいい。普段意識しない場所も、誰かが綺麗にしてくれるから快適に過ごせるんですよね。 そんな「お掃除」にまつわるあなたの妄想をお待ちしています! 過去の妄想コンテストはこちら
応募要項
・本コンテストの募集期間内に新規投稿された作品。 ・文字数は100文字(三行程度)~8000文字 ※制限文字数未満又は制限文字数を超えた作品は選考対象外となります。 ※非公開設定している作品は、選考対象外となります。 ※連載中の作品の場合、募集期間終了時点での作品の完成度も含めて選考いたします。
注意事項
選評の送付や書籍化の打診は、エブリスタに登録されたメールアドレス宛にご連絡いたします。迷惑メール防止の為にドメイン指定受信の設定をされている場合、メールが正しく届かないことがございますので、「@estar.jp」を受信できるよう設定して下さい。

次回予告

次回、妄想コンテスト第141回のテーマは「足あと」です。 本コンテストと平行する形で2020年12月23日(水)より開催予定です。 ※作品は次回の妄想コンテスト第141回の募集期間内に新規投稿してください。募集期間前に投稿した作品はご応募いただけませんので、ご注意ください。

コンテストの注意事項(必読)

超・妄想コンテスト