新作セレクション[6/10]

5月前半に投稿された作品のなかから、横浜のちょっと近くにある不思議なお店で繰り広げられるハートウォームファンタジーや、罪に落ちていく様を描くサスペンスドラマ、江戸時代の遊女たちの姿がリアルな息遣いで描かれる花魁の物語など、幅広くご紹介させていただいています♪ どうぞお楽しみください!

イチオシ作品

塔子は子供の頃に議員秘書である父を亡くしてしまう。それは白幡という政治家のスキャンダルに巻き込まれた死だった。塔子は25年後『週間太陽』の編集者となり権力者達の隠す真実を追っていた。太陽での取材の限界を感じた塔子は会社を作り新たな雑誌を立ち上げ、日本の闇に挑んでいく。その先にはまた白幡の影も見え始める!塔子は事件を追うが、彼女の協力者や仲間たちが次々消えて行ってしまう……。世相を抉る社会派ミステリー。

現代ファンタジー

降りしきる雨の中『ビストロ・ノクターン』に転がり込んだ青年には記憶が無かった。下げていたペンダントにあった文字から、聖弘という仮名を付けられた彼に、店長は驚きの事実を告げる。店長はヴァンパイア、副料理長はミイラ男、ホールスタッフは人造人間で、ここは不死者たちが営む店なのだという。しかし彼等はイケメンでとても温かく……。横浜のちょっと近くにある不思議なお店で繰り広げられる、ハートウォームファンタジー。
御子柴聖は古くから伝わる陰陽師一家で逸材と言われていた。そんな彼女が7歳の時、封印されていた八岐大蛇が蘇り屋敷を襲う。御子柴家に縁のある者たちが次々殺される中、御子柴家に仕える本城家の蓮と共に戦うが、八岐大蛇に右脚を喰われ「100年越しの月下美人の器」として生命力を吸い取られる呪いをかけられてしまった。時を経て八岐大蛇が東京にいることを突き止め、聖は蓮と共に東京へゆく――。呪いに立ち向かう現代ファンタジー。

ヒューマンドラマ

東京で働きはじめて2年目の小林は、目標設定のシートを会社に提出するように求められたが、そこに何も書けずにいた。それは自分に何もないからではないか、と深く思い悩んでしまう。そんな毎日の中で、大学時代のゼミ仲間である神谷らと半年ぶりに飲むことになった。神谷らとの会話から、会社に入ってからの自分を振り返ってゆき、そしてかつて自分が感動で心を震わせたあの時の事を思い出す。葛藤と再生のヒューマンドラマ。
大企業に勤める32歳・神谷は結婚したばかりで、充実した日々を過ごしているか……と思いきや、実は内心はやりたいことができず、結婚で制限が増したことでストレスを溜めていた。ある時、神谷は三尾の巨大な犬のような何かと出会う。三尾はサラジャと名乗り神谷の守護霊だと言った。サラジャの言葉をきっかけに神谷は変わり始める。風俗に行き、ドラッグに手を出し、殺し屋になり……。罪に落ちていく様を描くサスペンス・ドラマ。

ファンタジー

女性との艶やかな噂にことかかない、美貌の第一王子・アウルは周囲から結婚を迫られている。第一王子という立場を理解しているが、結婚を考えると気が重くなり、後回しにしていた彼が、あるきっかけで、自分が「おせっかい嬢」と呼んでいる伯爵令嬢・シャルロットに興味を抱き、婚約をもちかける。自分に自信のないシャルロットはアウルの行動に驚き戸惑うものの、二人は次第に互いを理解しあっていく……。宮廷ラブ・ストーリー。
負の感情に応じて「穢れ」という人に害をなす異形が生まれる世界。聖女のみがそれを祓うことができ、聖女を中心に街が栄えている。聖女の一人・ラフィエットは高潔で優しい女性だが、そこにつけ込み暗躍する者がいた。聖女を守るという役割を持つ暁は、穢れの力を持って穢れを退ける「使穢者」である。彼はラフィエットの影となって、彼女が愛する街を守るために、戦いの中に身を投じていく――。迫真のダークファンタジー。
魔女に滅ぼされゆく世界で、騎士ダグボルトは、魔女の使いである「異端」を狩っていた。魔女は聖女にしか殺せない。しかし聖女は愚かな人間の手によって処刑されており、滅びは止められないはずだった。しかし、ダグボルトが出会った自らを「真の魔女」という「黒獅子姫」は、「魔女でも魔女を殺せる」と言った。二人は共通の目的のため、魔女との熾烈な戦いへ向かう――。ハードな世界観で描かれるダークファンタジー。

ホラー

木藤岡刑事は、後輩の唐牛と共に殺人事件が起きた、閉鎖的な限界集落に向かった。途中で住民とのトラブルが起きかけるが、集落に馴染みのある医者の伯耆に助けられる。現地に到着すると、続けざまに人が四肢を斬られた姿で惨殺されていく。現場には『見てはいけない。八千代が来る』という言葉から始まる奇怪なメッセージが残されていた。八千代の正体とは?その怒りを止めることはできるのか!?戦慄の正統派ホラー。
人ならざる者を視る力を持つ年齢不明の女性・日引のところに、彼女が22年前に救った美佐子から助けを求める手紙が届いた。日引は好奇心旺盛なイケメン・水島と共に彼女の待つ場所に向かう。美佐子は、実は財閥である勅使河原家の一員であり、遺言によって財産の全てが彼女に遺贈されることになっていたのだ。同時に、勅使河原家が受けた呪いにより大きな災いが訪れる!日引は謎を明かし恐怖を払えるか?ホラーサスペンス。

ミステリー

反抗期の放蕩少年・西岩森也は懐が寂しくなったことから、探偵助手応募のチラシに興味を引かれ、「寺城諮問探偵事務所」を訪れた。彼は、艶やかな美少女にしてシャーロック・ホームズのごとき知性を持つ探偵・寺城冬華に強く興味を引かれ、今まで5人の助手が悲惨な運命を辿ったと聞かされたにもかかわらず助手になることを熱望する。そして早速、事務所に持ち込まれた密室殺人の調査に向かう――。正統派推理エンターテイメント!
塔子は子供の頃に議員秘書である父を亡くしてしまう。それは白幡という政治家のスキャンダルに巻き込まれた死だった。塔子は25年後『週間太陽』の編集者となり権力者達の隠す真実を追っていた。太陽での取材の限界を感じた塔子は会社を作り新たな雑誌を立ち上げ、日本の闇に挑んでいく。その先にはまた白幡の影も見え始める!塔子は事件を追うが、彼女の協力者や仲間たちが次々消えて行ってしまう……。世相を抉る社会派ミステリー。

青春

杏沙の元に高校時代の友人・由紀から入院生活でヒマだから遊びに来てと連絡が入る。由紀の恋人の和臣と共に病院を訪ねると、由紀にガンであると告白され、更に「退院するまで和臣と付き合って」と頼まれる。杏沙は戸惑うが、願掛けの意味を込めて由紀の頼みを受け入れる。そこから始まった奇妙な付き合いの中で、和臣は杏沙の事を「由紀にとって一番大事な友達、親友だ」と言うが、杏沙は実は……。悲しく美しい友情と愛情の物語。

歴史・時代

夕霧は、吉原細見の番付で「鈴屋の夕霧か松屋の花扇か」と称される、吉原一・二を争う花魁である。彼女を慕う新人の夕凪、夕霧を吉原に売り渡した実の父、夕霧の力になってくれる店の主人……そして憎らしい商売敵である花扇らとの、苦海での日常が語られる。その日々の中で、様々な男に愛されてきた夕霧の視線は、嫌いであったはずの花扇に向かっていく――。江戸時代の遊女たちの姿がリアルな息遣いで描かれる、花魁の物語。
武田家の家臣・飯富虎昌は槍働きでのし上がり、かつては97人の首級を上げ、返り血を洗うのが大変だ、と真っ赤な具足を身に着けたことで「武田の赤備え」を生んだ逸話を持つ男だった。虎昌61歳の時、彼が傅役として仕えていた武田家嫡男・義信が、父を滅ぼすと口にした。虎昌はその考えを改めさせようとするが、義信は止まらない。そして虎昌はついに義信について信玄を殺すことを決意する――。兵たちの紡ぐ、激動の歴史ロマン!

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イラスト

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