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青木ぬかり

かならず自分の学生時代を思いだします。

 当然、本作とは異なる経験をしていますが、読んでいる間はおのずと自分の青春時代に重ねてしまいます。  そして読後は、自分の学生時代にのこる「もし」に思いを馳せてしまいました。  それは多かれ少なかれ
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強き者の葛藤……それは共感に値するもの、ですよね。

 本編は、おそらくシリーズ中では〝前半の終盤〟に位置する物語なのだろうと思います。  本編によらず本作で描かれる〝強き者たち〟は俗にいうチートの概念を含みますが、一般的なチートものと一線を画すのは、そ
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 年齢や性別、あるいは嗜好を問わず〝美しい〟と感じるものに惹かれる感情は誰しもが持ち合わせていると思います。  もちろん〝美しい〟の基準、それ自体は主観的なものですが、本作はその先……「その人にとって
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 やさぐれ気味の語り口がとても小気味よく、かつリアルです。  本作に描かれているような状況に陥った人を著すにはむしろ最適……。この上なくスムーズに入り込み、心を重ねることができます。  そして締めく
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 本作は「生き難い世に暮らす人への処方箋」です。  15頁という分量ながら、巷に溢れる自己啓発本と同等以上のメッセージを備えています。  とはいえ物語というものが人に与えるメッセージは、読む者に委ね
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 日常を豊かにする「気付き」というものは当然、「日常」にしか転がっていない。  そんな当たり前のことに気がつきました。  往々にして刺激的な「非日常」を求めてやまない風潮のなかにあって、本作は、回想
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 達観したように冷めた感情で日々を過ごす人が多い世の中ですが、そのような人たちも「元々そうであった」わけではないはず……。  本作が描く「身を焦がし全力で進む生きざま」を見て、そんな思いを抱きました。
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 本作を読み終え、余韻とともに著者さまのプロフィールを拝見して納得しました。  本作はホラーというジャンルにありますが、本質は「和」……。いわゆる怪談なのだと。  本作における「架空の友人」、それが
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青木ぬかり
 とても地に足が着いた筆致、それでいて詩的な風情を併せ持つ本作は、伝えるべきメッセージをダイレクトに伝えてきます。  本シリーズは人の世に「魔物」が存在するという世界で、その魔物を狩るハンターを描い
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 言葉とは、投げた者にとっては軽くとも、受け止めた者にとって計り知れない重さを持つことがあるものです。  絶えることのない人間関係の煩いは、往々にしてそこに起因するものなのかもしれない……。  本作に
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 本作は、とてもリズミカルな筆致と、選びぬいた言葉を用いて「男子高校生の日常」を描いています。  リアルさを重視した学園ものを書く方の、ひとつの「手本」となり得るものではないか……。  そう思います
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 きっかけは、日常のいたるところにある……。  要はこころ次第、ですよね。  毎日を「灰色の繰り返し」にするのか「まるで物語のよう」にするのかも、こころのあり方ひとつにかかっている……。  そして、
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青木ぬかり
 作品説明にあるとおり、本作は壮大な物語の幕開けを綴った作品です。  作中後半の描写はスピード感と迫力があり、また、人物が交わす言葉の妙も魅力的です。  序章ともいえる本作が今後どのように展開し、ど
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青木ぬかり
 どうして……。どうしてここまでかなしい物語を、ここまでリアルに……。  なにも語る必要がない、涙の結晶のような作品です。  読んだ人は、その人の境遇がどうあれ「大切なもの」に気付くはずです。  然
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 技術的なものには触れないように心がけていますが、著者さまの「読む者を引き込む筆致」には目を見張るものがあります。  その確かな技術により描かれた本作は純粋な「ドラマ」……。  完成された世界です。
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 本能……それそのものに善も悪もないだろう?    ~作中より~  本作は、極めて優れた「怪談」です。  語り調の文章が、少しずつ「おそろしさ」を伝えてきます。  締めくくりも最高です。  そして
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青木ぬかり
 最低です。なにもかもが。  まず基本的なことが解ってません。  客観的に書いているのか心理を描写しているのか、ゴッチャになってます。  この上なく読みにくいです。  ところどころに誤字や誤用があ
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 回想部分で綴られるエピソード、その拙く繊細でありながら「強い恋心」は、読む者をして已が経験の記憶を呼び覚ますものです。  そして、誰しもいちどならず考えずにはいられない「あのときに戻ることができた
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 淡々と、しかし確実ににこころに迫りくる怖さ……。  軽快な語り文というスタイルと相まって、とても効果的に構成が練られた秀作です。  作中のいずれの部分に触れてもネタバレになりそうで、なかなかレビュ
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 教諭という職業が多数の子とその親を相手にする以上、各別を補うきめ細やかな指導には限界があります。  教諭とて、一個の人間なのですから。  その中にあって、親が子に授けるべきもの……。  本作はそれ
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 決して「他人」になることはできない「兄弟」あるいは「家族」……。  この世で最も太い絆でありながら、往々にして素直になれない難しい関係でもあります。  本作は、物語としてひとつの兄弟のつながりを描
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 もし本作に副題を付けるとすれば、さしずめ「蒼いエレジー」といったところでしょうか。  叶わぬ思いを切々と歌いあげています。  この思いが時を経て、こころ穏やかに生きていけるように、ただ願うのみです
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青木ぬかり
 圧巻です。  自然な筆運びですが、中盤からの迫力は読む者をして一気に読ませる力を持っています。  決してきれいな物語とはいえぬものの、本作は「二回読む」べき作品かもしれません。  一度目は本作が
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 本作は雨とともに綴られたドラマ……ひとつの歌のような作品です。  かならず終わりまで聴いていただきたいと思います。  不思議な抱擁力を備えた高校生と、就職活動に臨み悩む大学生の物語……。  序盤の
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 素敵な余韻と含みのある読後感をくれる作品です。  人は日常、ありとあらゆる場面で大なり小なりの「選択」をしながら生きています。  そして、選んだことが間違いだったと断じることは難しいものです。  
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 お前と私は たとえば二隻の舟  互いの姿は 波に隔てられても  おなじ歌をうたいながら征く二隻の船……。  私の好きな歌のフレーズが思い浮かびました。  思い出は美しいもの、生きる糧です。  ひ
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 作品説明に「痴漢の気持ちになって書きました」とあるので、その点については触れてよいものと解します。  本作は、公共の場所における盗撮及び痴漢という、各県毎に定められたいわゆる「迷惑行為防止条例」に
青木ぬかり
 私は思います。  本作はファンタジーでもホラーでもなく、リアルな物語です。  そして、いつかは私も本作にあるような経験をしたいと考える者です。  穏やかな結末を迎えたいものです。  掌編ながらみ
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青木ぬかり
 完成されたメッセージです。  本作は、今この国に住まう人の多くの心に強く響くものではないでしょうか。  とりわけ学生、あるいは若い社会人に聴いてもらいたい叫びです。  学校で教える「道徳」の内容
青木ぬかり
 おそらく本作は、中高生よりも社会人の心に響くものです。  奇をてらう要素を徹底して排し、切なる初恋を描いています。  恋がすべての原動力……。  言葉にするのも野暮になる、誰もが通過する季節を、本
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