つぶやき一覧

本当に優しいよね。もっと我儘を言っていいんだよ。 と言ってくれる貴方の方がよっぽど優しい人だと思う。 貴方の言う『優しい』は私の邪な気持ちの上辺を掬ってくれている。嫌われたくない、悲しませたくない、笑っていて欲しい、そんな私の我儘が『優しい』を作っているんだよ。 それを褒め言葉にして私に返してくれる貴方はとても優しい人。放っておくだけで下手に成り下がっていく私に、隣に居られる為の言葉をくれる貴方は優しい人。 「会いたい」「迎えに来て」「お出かけしたい」 こんなに可愛い我儘を言える子が羨ましい。 相手が喜ぶ我儘を、私は勝手に申し訳なくなって言えない。もし言えたとして、叶わなかった時に身勝
それからも見た夢を憶えている事はよくあった。 楽しい夢や幸せな夢を見た次の日に同じ夢を見ようと思えば見れたので、ゲームのリスタート感覚で見ていた時期もあった。 デジャブも良く起き、夢ではこうなった後にあの人にこう言われたなと考えていると本当に同じ言葉が返ってきて、一瞬返事に困る事もあった。 多重夢や明晰夢もよく見た。 特に明晰夢が多く、現実のように夢に没頭出来ることはそうそう無かった。しかし、ある夢だけは今でも毎回現実だと思わされる。 自分が死ぬ夢。 災害や事件に巻き込まれ死ぬのだが、それが嫌にリアルなのだ。いつもは自分が主人公なのだが、その夢には他に誰か別の主人公が居る。私はその周りの
私は幼い頃から毎日夢を見ている。 一番古く憶えている夢は母に置いていかれる夢だった。 ジャズの音楽が流れる白い大理石の床を歩いていて、右手には大きなクリスマスツリーのあるビュッフェ。母に手を引かれ二階に登るエスカレーターに乗ると、私の視界は母の手と黄色いラインの入った段差だけになった。 暫くその段差を眺めていたが、ふと母の手が離れた事に気がついた。私が呆然としている間に母の手はどんどん高く登っていった。追いかけねばと思ったが、段差が大きく、短い筈のそのエスカレーターは長く、母の姿が見えた時には絶望を感じた。 それでも必死に姿を見失わぬようにと足を進めようとするが、私の足は段々と鉛のように重く
久しぶりに会った親友の母は言った。 「私は煙草を辞めない。もしも彼氏や旦那が煙草が嫌いで辞めろと言ってきても、貴方は『私』を好きになったから選んだんでしょう?なのに何故その私を変えようとするの?それなら煙草を吸わない女の子を好きになりなよ、そう言ってしまうわね。」 昔から男の好みに知らず知らずのうちに寄せてしまう私は彼女が羨ましかった。 誰かに好かれる自信がある彼女がかっこよかった。 「旦那が浮気しても高級なアクセサリーを買ってもらって済ませてるわ。別れたいならどうぞ?別れたくないなら買ってねって。それで買ってもらったアクセサリーは常に身につけて日々釘を刺すのよ。」 私には出来ない。そ
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彼の帰って来ない家と 彼の出て行った家では全然違うんだ。 繋がりが有るだけで、彼の物が有るだけで、 寂しさは半減される。 でも、物も繋がりも何も無くなったこの家は 本当に空っぽでひとりぼっちなんだ。 その苦しみを私は知っている。 それがまた来るのかと思うと不安で怖くて堪らない。 まだ一緒に居て欲しいと思うけれど きっと彼はまた帰って来ないし 違う誰かと手を繋ぐし 私を好きになる事はもうない。 数ヶ月後には立ち直ることも分かっているけれど その数ヶ月が途轍もなく長く感じる。 彼の為にも私の為にもここで離れる事は最善の決断。 そう信じてあと数日、我儘な気持ちを押し殺しながら一緒に居られる
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恋愛と性欲は別物だと理解しているつもりだ。 最中に愛の言葉を吐いてもホテルを出ると忘れる人 彼女と結婚すると言いつつも車で片道3時間半もかけて会いに来る人 私が泣いていようが生理中だろうが顔に傷を負っていようが関係なくする人 散々思い知っている筈なのに 盲目になっているだけだと分かっている筈なのに 相手が貴方だと期待したくなるのは まだ「好きな人」だからなんだろうね。 私がどれだけ好意を伝えても「有難う」しか言わない貴方が好き。 毎回哀しくなるけれど、それでも好き。 分からない事だらけの中で、これだけははっきりと言える。 「貴方を好きな私」が好きな訳じゃない。 だって、同じ言葉が返っ
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あなたといない時は 自分の為にも別れた方が良いよね 結局は私の事をもう好きじゃないってだけ 1人でも生きてはいけるし そんな風に俯瞰して考えられるのに あなたと過ごしている時は やっぱり一緒に居られると幸せだな まだ私の事を1%とくらいは好きなんじゃないか このまま何事も無いことにしてしまうのも有りかな なんて甘く絆されてしまう こんな事を繰り返しては だらだらと、着実に、時は経つ。 まだ夢を見ていたい緩い自分と 時間が解決するのを待つ小賢しい自分と 全てを投げ出してしまいたい自分が 幾度となくループして、また虚しさと共に朝を迎えるのだ。
今日は帰って来るかも そんな儚いばかみたいな期待をする。 色気を出しつつ、控えめな服を選び お気に入りのボディクリームを塗り ボサボサの髪を櫛でとかし 滅多にしないスクラブをしたりして 寒くなってきたから冬用の部屋着も洗濯しとこうかな 飲み物少なくなってたな、買い足しとこうか あ、リンス詰め替えといた方が良いかな 約束もない未来の為に思考と身体が動く。 これが友人に「ダメ男製造機」と呼ばれる理由 これが彼に「重い」と思われる理由 リンスを詰め替えようとしてキリトリ線を切ったけれど、中身は全く流れてこなかった。 押しても押しても出てこず力を緩めると、つらつらとボトルに流れ落ち始めた。