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河内はろん・季驤(キジョウ)さん [「あげる。」へのレビュー]
2017/12/21
四つの話で構成されているオムニバス。

最初の2つは、看護師よう子さんの話です。
ここに登場する松尾さんのクールなしぐさと「大丈夫だ」と泣きそうな顔で言ったくだりがたまりません。
そして、スケッチブックをよう子さんへと託した。
その心情とはいかに!
重い心情をさらり描く作者様の雰囲気つくり。
だから、悲しい話なのにどこか暖かいんです。

小山さんの話は、食べられなかった友人たちへの一口のプレゼント。
おすそ分けなのかな・・
訳を知れば、理解もできる。
そうやって、世代を超えて理解し合うことが必要だ、と教えてくれているのだと思いました。

子供達から母の日のプレゼントは、何とも可愛らしい。
絶対に台所は見ないで、子供たちに感謝だけをお返しする、お母さんも偉いなぁと感じました!

最後の高橋君の話。
子供はどうしても大人の都合に振り回されてしまう。
本当にやるせない気持ちになるのですが、高橋君は自分で自分の道を決めた。
このことに大きなエールを贈りたいです。

高橋君がプレゼントした宝物って、なんだったんだろう。
石本さんの宝物になってくれるといいなぁ・・と感じました。

どの話も切ないのに甘くて暖かい。
ド・ストライクのオムニバスでした~。

ありがとうございました!
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