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二瀬幸三郎さん [「がきあみ ―たとえ、どんなあなたでも、わたしはあなたに恋をする―」へのレビュー]
2019/1/19
二瀬幸三郎です。

拝読させていただきました♪

〈ダリ〉と呼ばれる霊にまとわりつかれる〈ズル姫〉こと、香蘭――
香蘭を守るため、閻魔大王から〈餓鬼阿弥〉の姿にされた眼鏡の少年、宝――
そこに香蘭の従兄弟である早矢を加え、〈小栗判官〉を巡る不思議な物語が旅が始まる――
巡礼の道〈熊野古道〉は、願望の道であり、そして、再生への道――

氏の代表作である〈ナイショの妖精さん〉とはまた違った、それでいて同様に児童文学として成立している物語です♪
こちらは若干高めの年齢層向けに見受けられます。
熊野古道に纏わる伝承を氏の中に落とし込み、新たな物語として昇華させてしまったことは、称賛するしかないでしょう♪
ジャンルこそはホラーですが、単純にそれだけでは終わらない人間ドラマも見事です♪
読み始めは、本当に[嫌な奴]だった早矢が後半、徐々に香蘭の味方になっていく展開は感動であります♪
しかし、この物語はやはり香蘭と宝の恋物語……
二人の[熊野詣で]は、正に始まったばかり――

良い物語を読ませていただきました♪
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