新PCレイアウトにする

小説コミック投稿コミュニティ エブリスタ

  • ただ今の総作品数
    2,421,269作品

昔を思い出して

少しずつ、思い出していく・・・――――――+★゚*

もう深夜0時を回っていた。


だけど望都は自宅に戻らなくて、電話を掛けても一向に応答してくれない。




「彩羽さん、大丈夫です。

落ち着いたらきっと、望都さんはここに帰ってきますよ。」




都子さんはずっと泣きじゃくる私に寄り添ってくれて、もうとっくに退勤時刻を過ぎているのにも関わらず築島邸に残ってくれていた。




「うっ・・・ううっ・・・!!

ででっ・・・でっもっ・・・!

わっ・・・わ・・・私のせ・・・せいでっ・・・!!!!」




わんわんと泣き続けても、きっとこの涙は枯れる事を知らない。


そんな時、玄関の方でガチャリとドアの開く音が聞こえる。

2

―――もしかして、望都が帰ってきた・・・!?




涙でボロボロの顔のまま玄関へと急ぐ。


しかしそこにいたのは、私が待ち焦がれていた人のお母さん。




「ちょっと・・・、彩羽ちゃん!?

一体どうしたの・・・?」




泣きじゃくり真っ赤に目を腫らした私の顔を見て、ミヤビおばさんは手に持っていたバッグや紙袋を投げ出し私を抱き締めてくれる。


そしてリビングから都子さんが顔を出すと、彼女は更に困惑し言葉を失ってしまった。

3