ゆきふらし

飛べないのなら殺すしかない。――飛べない妖魔と少女の物語。

垂氷さくべえ

14分 (7,844文字)
楽しく書きました。

3 184

あらすじ

 露光《ろこう》の里に真雪《まゆき》が降らなくなって四年になる。  母・花梨のせいで、妖魔である雪降らしは飛ばなくなり、里は凶作に喘いでいる。蓮花は肩身の狭い思いをしながらも、里で暮らしていた。  雪

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