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三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第19回 「記憶喪失の僕(私)の前に現れた人」

選考結果発表

今回もたくさんのご応募ありがとうございました! 記憶とは? というテーマに正面から向き合った哲学的な作品もたくさん寄せられ、選考者も読み応えがありました。記憶喪失の場面から始まるためか冒頭からクライマックス状態で、いつもよりも短く濃密な作品が集まったように思います。世界観や設定、どんな話なのかを冒頭で簡潔に伝えることができると、早い段階で読者を引き込むことができます。今回の入賞作品は、そういった冒頭の見せ方が抜群に上手でした!

大賞(賞金3万円+選評)1名

目が覚めたら深海に閉じ込められていた少女。描写がとても鮮やかで、哀しい物語にもかかわらず癒されます。読んでいると美しいイメージが広がり、筆者が伝えたいテーマがストレートに突き刺さってきます。たったの8ページですが読者の人生観まで左右するかもしれない、そんな作品です。

準大賞(賞金2万円+選評)1名

美容師と客。友達ですらないのにお互いが意識し合っているような微妙な関係が切なく、くすぐったいです。

入賞(賞金1万円+選評)1名

記憶喪失の間に結婚した彼が、記憶を取り戻して自らの罪を思い出し、苦渋の末に離婚を決断する物語です。彼の独白から始まり、記憶を失った時点に遡り…という構成が非常に巧みで、ハラハラさせられます。登場人物に悪人がいないため、主人公と一緒になって読者も答えのない迷路に迷い込んでしまいます。彼はこの後どうなるのかとても気になります。

佳作

ゾッとさせられました。恐怖に突き落とされて終わるラストが良いです。「おしら様」「皮が…」など、言葉の使い方が巧みでホラーのセンスを感じます。
オチが読めてしまう人も多いかもしれませんが、心情描写が丁寧で真に迫っており、主人公と一緒にザワザワできる作品です。友達は警察に通報したりしないのだろうか? と少し疑問に思う設定がありました。
星新一を彷彿とさせる設定にまず興味を惹かれました。重そうな設定にもかかわらず、明るく軽い文章で楽しく読めます。中盤までの饒舌な文体やブラックなノリと、ラストの胸に響くテーマ性にはギャップを感じましたが、それも含めて楽しめました。

入賞作品

SF 完結
0分 (0文字)

第1話

SF 完結
9分 (5,296文字)

スケジュール

■募集期間 2016年2月24日(水)11:00:00 ~ 2016年3月22日(火)23:59:59 ■結果発表 中間発表:なし 最終結果発表:2016年4月下旬

大賞(賞金3万円+選評)1作品 準大賞(賞金2万円+選評)1作品 入賞(賞金1万円+選評)1作品 佳作数作品(選評)

募集内容

新作限定! 初心者大歓迎! 三行だけでも、中編小説でも、妄想を炸裂させた文章ならなんでも応募できるコンテスト、第19弾です。 今回のテーマは 「記憶喪失の僕(私)の前に現れた人」 です。 ・恋人と名乗る美少女が現れたが、誰だかわからず修羅場に… ・出会ったのは怪しげな老人。この人物に記憶を消されてしまったのか…? ・記憶を取り戻す手助けをしてくれた人間は、実は大変な事件の当事者だった!? 忘れてしまった大切なこと。現れた人物は一体どんな人でしょう。 記憶喪失になった理由を知っている?主人公を助けてくれるでしょうか。 あなたの妄想したお話を投稿してください! 上位3作品には賞金+編集部からの選評! また、上位30作品を結果発表ページでご紹介します。特に優秀な作品には、選評をつけさせていただきます。

応募要項

・公開状態の新作(募集期間内に新規投稿された作品) ・分量は100文字(三行程度)~10000文字 ※上記2項目に沿っていない作品は選考外となります。 ※完結していなくても構いませんが、選考において締め切り時点での完成度も評価の対象となります。

応募条件

・シリーズ設定されている作品も、エントリーされた話のみが対象となります。 ・E★エブリスタ上での有料作品・無料作品のどちらでも応募可能です。 ・エブリスタ内の公式イベントや、他サイト等の文学賞に応募中の作品・過去に応募し受賞した作品は選考対象外とします。 ・応募締切り後の作品編集可。 ※ただし、審査は、締め切り時点2016年3月22日(火)23:59:59のデータで行います。

次回予告

次回の妄想コンテストは今回と平行する形で2016年3月9日(水)より開催いたします。

コンテストの注意事項(必読)

超・妄想コンテスト