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未完結でも参加できる 執筆応援キャンペーン「一癖あるヒーロー/ヒロイン」

大賞

該当なし

準大賞

該当なし

入賞

登場人物が基本的には善人ばかりで、読んでいて気持ちのいい作品です。黒澤先生は学生から「怪人」と呼ばれる大学教授。若者たちとチームを結成し、怪異の解明に挑みます。不可思議な現象に対して、現代科学で納得できる説を提供しているのも面白いです。描写が緻密で、最初はなにげない体力測定の風景から始まって、一気に特殊能力の発揮の場面に移るのは痛快でした。物語として上々の滑り出しなので、本格的に怪異に取り組む今後に胸が膨らみます。
ピュアでイノセントな男女のラブファンタジーです。女性の顔がカエルに見える呪いをかけられたオニキスが魔女に解呪を依頼する。女性とまともにコミュニケーションがとれない堅物のオニキス。同様に幼いときから奥深い森で育ったラピスの魔女。異性との交流に疎かった2人は、なにげない言葉のやりとりにも緊張感が漂う演出が見事です。2人の視点が交互に入れ替わり、どちらの心情も伝わるので愉しいです。一途な想いがストーリーを熱くしていました。
練り上げられた構成に楽しいサプライズのある作品です。学生の同居ラブコメかと思わせる日常場面でスタートして、桃花へのストーカー襲撃から一気に作品のテイストが変わるのは見事です。登場人物と一緒にそれまでのルールや価値観が一変した世界に連れて行かれます。冒頭からバトルシーンに至るまでに描かれた場面に多くの伏線が散りばめられているのも驚かされました。無駄なく整えられた文章が読みやすいので、没入感も高かったです。
夜の街に生きるヒロインの振り幅の大きいラブストーリーです。キャバクラのホステスとして枕営業でかろうじてナンバー2を維持するシズカ。そんな自分が嫌いで、男を信じられないけれど、心の深い部分で愛せる人を求めています。そんな彼女がついに自分を癒やして、救ってくれそうな男性と出会う展開は素敵なロマンスでした。シズカの視点で固定し、彼女の心情を丹念に描写しているので、読んでいてヒロインの喜怒哀楽に感情移入しやすいです。

佳作

戦隊ヒーロー物のお約束を踏まえ、シリアスとユーモラスが同居した面白さのある作品です。オリジナリティのある世界観を確立しています。将棋の強さこそがすべてであり、AIに監視された社会で出世する棋力のない主人公。彼は三次元人を取り込んで新たな世界を築こうとする二次元人に対抗するダイショウギレンジャーの一員に勧誘されます。ヒーロー誕生譚の高揚感が伝わってきました。練り込まれた文章も引き締まっていて安心して物語の世界を堪能できます。
赤字にあえぐ外資系メーカーの再建ストーリー。剛腕の触れ込みで日本のCEOに着任したのは23歳のうら若き女性というサプライズが面白いです。一見、自由奔放に思いつきで仕事を進めるように見えて、理論的な経営ノウハウが隠されている。抜群のリアリティです。単にアメリカのやり方を持ち込むのではなく、日本にも合わせ、率先垂範をするのもキャラの魅力を上げています。日本側の複数の社員の視点からケイトを見て描くのも見事な構成でした。
セリフのやりとりの妙が冴えている作品です。小粋な言葉の応酬で男と女の恋の駆け引きを堪能できます。恋愛にちょっと疲れためぐみは親のすすめる見合いに臨みます。しかし、その場に現れたのはプレイボーイ然としたチャラ男・恭二。いつのまにか彼のペースに乗っているめぐみですが、2人の相性の良さも伝わってきます。また女性に対して百戦錬磨に見える恭二が時折見せるイノセントな部分は、物語のいいアクセントになっていました。
会社のためを思い、製品を愛し、気持ちが高まれば上役にも噛みつく葛城誠一が一癖あるヒーローです。世界初のマイルフォンの商品化に成功した彼の再建策を却下し、頑迷な方針と精神論で乗り切ろうとする経営陣。懲罰人事として上司に社長令嬢を据えられ、新進気鋭の別企業からの手も伸びてきます。新しい技術を用いた蓄電池開発を巡るスペクタクルな経済戦争を多角的な視点で描いていました。業界内の企業の人間たちの考え方や、技術の解説などにリアリティもあります。
胸躍る伝記時代小説です。不浄のものを洗い清める「いもあらい奉行」を拝命した17歳の承知之助。妖魔を浄化して自分の余命を延ばす設定がスリリングです。頭髪の色の変化が体調のバロメータというアイデアも絵的に映えています。戦いの状況、味方・敵それぞれの動きと思考を過不足なく盛り込んだアクションシーンが絶品です。躍動感があり、骨太で言い募りのうまい文体が時代小説に合っていました。実在の人物も登場する天下を揺るがす陰謀にゾクゾクします。
ワンシーンごとに情報が詰まっていてじっくり描いている作品です。気候、ロケーション、キャラのファッションなど色彩も含めて丁寧に描写しているので、読み手は頭に絵を浮かべやすいです。ヒロインは憧れの先輩と一緒に陶芸教室に行きます。そこで、手を出そうとする陶芸家の先生から、彼女を守るために恋人関係を偽装する先輩。急変する展開に、いまいち感情がついてこないヒロインの“鈍感さ”が物語を引き立てるスパイスになっていました。
ツンデレvsスパダリの恋模様が際立つ作品です。容姿端麗でハイスペックな奏に、幼少時から追い回されている真琴。突き放しても笑顔で迫ってくる彼は、火事で住む場所を失った彼女に同居を提案します。“最大の天敵”とひとつ屋根の下で暮らす真琴がどうなるのかワクワクする展開でした。奏にしても、完璧な人間ではなく、愛情表現が異端だったり、弱点を持っていたりとバランスの良いキャラ造形をしています。2人の関係が今後どう変化するのか楽しみです。
的確なセンテンスをつないだ上質な文章で読みやすいです。不死身体質のヒロインの苦難を淡々と描きながら、ストーリーを明快に展開しています。彼女の日常を追いながら、今まで遭遇した数々の事故が描写されるので、もうひとつの不幸体質に関しても自然な流れで説明できています。“普通の人間”に見せるための偽装にも限界があると感じたところで、出会った運命の相手はじつは……という展開もワクワクします。物語としてはまだ序盤ですが、十分に面白いです。
3人の高校生陰陽師が『清浄の姫』の護送のため、最恐最悪の蒼鬼の力を借りる。この幕開けから高揚感を得られます。元は優れた陰陽師でありながら蒼鬼と恐れられる彼は、口は悪いが任務には打ち込むヒーローです。映像でいえば長回しのように、ひとつの場面を腰を据えて描いているので、物語にどっぷりと浸れます。バトルシーンも呪術の撃ち合いだけでなく、現代の軍事兵器まで飛び出す大活劇が楽しいです。まだまだ謎が多く、一筋縄ではいかないストーリーでした。
スケジュール
・応募期間:2022年8月1日(月) 12:00:00 ~ 2022年10月2日(日) 27: 59: 59 ・最終結果発表:2022年12月中旬頃予定
募集概要
良い作品を執筆したい!というあなたの気持ちをエブリスタが応援します! 「未完結でも参加できる 執筆応援キャンペーン」!! 【コンテストの特徴】 執筆意欲を応援するために、3つの特典をご用意しました! ・優秀15作品以上に、作品へのアドバイス ・大賞受賞者には、キングジム社の「pomera DM200」をプレゼント ・準大賞作品以上は完結後に、「完結作品特集」へ掲載 【こんな方にオススメ!】 書きかけの作品、眠っていませんか?  書きかけの作品も積極的に応援します!  眠っている作品、構想段階の作品でも、どしどしご応募ください! 昔書いた作品、アイディアはいいと思うんだけどなあ……  このコンテストに応募すれば、さらに良い作品にできるかも!?  ぜひ昔の作品にもう一度光を当ててみてください! どんな風に続きを書くか迷ったときは、こちらの記事を参考にしてみてください。 書きたい気持ちに火がつくメディア monokaki(創作ハウツー)
募集テーマ
第35回目のテーマは「一癖あるヒーロー/ヒロイン」です。
・免許を取った幼馴染と初ドライブ。ハンドルを握ると、穏やかな性格の彼女が一変! ・クールな理系彼女に身体を求められた……怪しい実験の実験体として!? ・ドSで俺様と噂される同級生が、実はドMだという秘密を知ってしまい……?
など、「一癖あるヒーロー/ヒロイン」が登場する小説を募集します。 次から次へとページをめくってしまうような、続きが気になるお話をお待ちしております!
賞
大賞 1作品 ・賞金3万円 ・作品へのアドバイス ・キングジム社「pomera DM200」をプレゼント ・完結後に特集掲載※ 準大賞 1作品 ・賞金2万円 ・作品へのアドバイス ・完結後に特集掲載※ 入賞 3~5作品 ・賞金1万円 ・作品へのアドバイス 佳作 10作品程度 ・作品へのアドバイス
大賞の方にプレゼント!
※ 特集掲載は、受賞から半年以内に完結した作品を対象とさせていただきます(投稿時に完結している作品も含まれます)。完結後、受賞連絡時にお伝えする宛先へご連絡ください。ご連絡を頂けなかった場合は、特集掲載できない場合がございます。 ※ 大賞、準大賞、入賞または佳作(以下、「受賞」という。)の作品はエブリスタ公式SNS等で配信、紹介等される可能性があります。
応募要項
・文字数は20,000文字以上 ・20,000文字まで読んで選考、作品へのアドバイスをいたします。 ・連載中の作品も応募OK! ・すでに完結している作品 並びに エブリスタ内の公式コンテスト及び他サービス等の投稿コンテストで落選した作品を、募集内容に沿うように再構成してご応募いただくことも可能です。 ※非公開設定している作品は、選考対象外となります。 ※エブリスタ内の公式コンテストや他社サービス等に応募中の作品はご応募いただけません。
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コンテストの注意事項(必読)