人間の弱さに向き合う、覚悟の傑作

衝撃の作品です。 読み終わった後、感情が言葉にならなくて、感想を書こうにも動けずにいました。 描かれる心の傷がどれもリアルです。 他人事のように笑うこともできないし、綺麗事に泣かせてもらうこともできな
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藤村げっげ

ラグビー選手のリアル!魂のぶつかり合い!

こういう作品を読みたいと、ずっと思っていました。 相手を力で押し込むド迫力、緻密な戦略、熱い友情を描いたラグビー小説です。 スクラムを組んだ時の鼻息、ユニホームがちぎれんばかりの握力、相手ディフ
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藤村げっげ

正解がわからない、壮大な不協和音

ピアノの和音は、ある程度の音感があれば聞き分けることができます。でも不協和音を聞いて一発で当てるのって、けっこう難しいですよね。 今作は、まさにそれだと感じました。生きたいと死にたい、生きてほしいと終
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藤村げっげ

二人だけの優しい孤独

冒頭から、強烈なキャラの深山が好きになりました。主人公と会話する深山はどこか大人びていて、諦めや虚しさが漂っています。プールサイドの雑音ですら邪魔できない、二人だけの優しい孤独が心に沁みました。 青の
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この作品は非公開になりました

藤村げっげ

静かに見守ってくれる「冷たい温かさ」

孤独を抱える少年・タスクがお手伝いロボット・サヨリに心開いていく描写が、何度読んでも泣けます。 母親を亡くし、多忙な父親にもなかなか会えないタスクにとって「さみしいですか」とサヨリに投げ掛けられた言葉
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藤村げっげ

悲しいリアルを描いた「よそ者」2人の交流

すごい作品だ、と思いました。 読み進めるたびに苦しくなります。 「We(私たち)」の世界から「よそ者」扱いされる若者同士の交流が、悲しいリアルとして描かれています。 綺麗事を抜きに淡々と語っているから
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藤村げっげ

「好き」を見つめる姿に頼もしさ

冒頭から引き込まれました。 趣味なし、特技なし、目標なし。気だるく過ごす秀翔は部活の練習もサボり気味。冒頭から中盤にかけて「好き」を見失ってしまった少年の重たいリアルが描かれています。一方、不思議な少
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藤村げっげ

秋田の伝説がピュアでキュンなラブコメに!

読んで驚きました。秋田県民なら誰もが知っているであろう「三湖伝説」が、こんなにも魅力的なラブコメになるとは! しったげおもへがっだす!(すごく面白かったです❤️) 序盤から魅力的なキャラが続々と登場
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藤村げっげ

2人の幸せを願わずにはいられない

再読しました。 2人の幸せを願わずにはいられない、儚く切ない物語です。ラストはもう…涙ぼろぼろでした。 小春と達春は「兄弟愛は美しくあるべき」とか「体を売るのはよくない」とか、そういう一般論が通用し
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この作品は非公開になりました

藤村げっげ

恋人という存在を超えた恋

冒頭からリズミカルな会話に引き込まれました。 2人の息が終始ぴったりで心地よいです。 大学生の葵と会社員のリコ。 どちらもハイスペック同士ですが、見方を変えれば「経済力のある人とそうでない人」、「料
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藤村げっげ

依るちゃんも仲間たちも魅力的です!

不思議な世界に導かれて始まったストーリー、どうなっていくのかとドキドキしながら読んでいます。 依るちゃんはほんわか癒し系で、ついつい守ってあげたくなるかわいい子。持ち前の人懐っこさと明るさ、芯の強さは
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藤村げっげ

穏やかな日差しのような物語

レビュー書くのが遅くなってしまいすみません。 完結を見届けてからもう一周してきました。何度読んでも居心地がよく、温かい作品です。主人公の「ひなた」の名前通り、穏やかな春の日差しのような物語でした。
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藤村げっげ

苦しくも優しい気持ちに

私の身内にもいじめが原因で不登校になった者がいるので、残酷な人間関係や自分の無力感を思い出しながら読ませていただきました。前髪や見え方などの繊細な描写、そして感動のラストに、苦しくも優しい気持ちになり
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藤村げっげ

葛藤も孤独感も伝わってきました

友達と向き合えない朝陽の葛藤も、真実を伏せられたリツの孤独感も、痛々しいほどに伝わってきました。 リツも朝陽も、抱えるのは「自分ではどうしようもできなかった過去」です。感情に追い討ちを掛けるようにす
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藤村げっげ

最後まで楽しかったです

主人公のトウカは冒頭からとても大人びていて、その生い立ちや本音に関心を持って読み始めました。ウツギをはじめとするあやかしとの交流が丁寧に描かれていて、私もワクワクしたり、ヒヤヒヤしたり、キュンとしたり
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藤村げっげ

大切なメッセージを受け取りました

「愛」とか「命」という言葉が軽々しく使われていないからでしょうか、その儚さ、尊さがより一層強く感じられました。虫の世界でありながら、クーヤたちは私たち人間にとっても大切なメッセージを届けてくれました。
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