鷹取 はるな

煩悩の百八つの鐘を撞き終えても

(以下、P10~11までを読んでの感想となります) 指定箇所を読み終えて思わず、タイトルに冠した言葉へと「尽きぬは人の欲なりけり」と続けてしまいたくなりました。 それでも、今回私が読まさせて頂いた箇所
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透き通った蝶が見た『悪夢』

(以下、#12~17までを読んでの感想となります) 荘子に『胡蝶の夢』と題される説話があります。 夢の中で胡蝶、つまり蝶として宙を飛んでいた。 目を覚まして、ふと考えてみる。 はたして自分は「蝶にな
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鷹取 はるな

いい意味での真逆(ギャップ)

(以下、P1~7までを読んでの感想となります) 以前、とあるカレー店でどこからどう見ても『出勤前の二十代ホストとアラフォーの女性太客』の組み合わせを見かけたことがありました。 ――いわゆる『同伴』だっ
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繊細にして緻密に奏でられる前奏曲(プレリュード)

(以下、P1~11までを読んでの感想となります) あらすじによると、本作品の主人公である悠真は「吹奏楽部に所属している高校生」です。 悠真の一人称語り、つまり彼の口を通して物語は進んでいきます。 入学
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鷹取 はるな

楽園再創造の企て

(以下、本作品のP1~4まで読んでの感想となります) 古代ギリシアにおいて少年は、年長者から愛のあるスキンシップを伴い教育を施されたそうです。 哲学の世界においても又、『知』は師から弟子へと『愛』を伴
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それは単なる、『物』のやり取りだけにとどまらず。

(以下、エピソードタイトル『あなたのために』を読んでの感想となります) 本作品は大学生の間柴が、会社員の笹原と恋人として初めて過ごす『ある特別な一日』のお話です。 その日がいつ、何の日であるかは是非と
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鷹取 はるな

抗い難い蛇足への誘惑

本文を拝読するその前に先ず、本作品の題名である「スネークピット」という言葉が気になって仕方がありませんでした。 直訳をすれば、ひとこと紹介文にも記されている通り「蛇の穴」です。 真っ先に英和辞典を繙い
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大あらしの予感

(以下、P1~2までを読んでの感想となります) P1に記された本作品の世界観の緻密さと隙の無さとに、Dom/Subユニバースの名称にあるユニバース、つまり世界を覆う堅牢な『理性』の檻を見た心持ちが致し
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鷹取 はるな

676文字の向こう側に広がる世界

本作品はタイトルにも記した通り僅か676文字、読書時間に換算すると二分間というとても短いお話です。 しかし、私はなかなか読み終えることが出来ませんでした。 最後の一文まですっかりと読み終えたのにも
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確かに遺されたもの

本作品のひとこと紹介文に記されている「いつだって終わりは唐突にやってくる」の一文を目にした途端、足元にヒタヒタと押し寄せて来る冷たい水を感じました。 不安の波です。 タグの『#シリアス』、『#別れ
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鷹取 はるな

その気持ち、分かります‼(ただし半分だけ)

「あらすじ」にも書かれているように、本作品の語り手にして主人公の涼は菓子、甘いものが嫌いです。 あまり食べない、苦手の域(レベル)を超えてはっきり「嫌い」と名言しています。 分かります。 私も彼ほ
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鷹取 はるな

超個人的三大『#切ない』を見事にコンプリート‼

冒頭から私事で失礼致します。 常々、私は「『感想』とは文字通り、感じて想ったことだ」と考えています。 どうか、お許し頂きたい。 ――実は私、動物と老人と子供とが登場するお話にはめっぽう弱いのです。
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鷹取 はるな

対比効果が絶大‼

もの凄いです! 全くの真逆なベクトルに、萌えメーターはどちらの極も共にリミットが降り切れてしまいそうです! 幸せな心拍数を上げて頂きありがとうございました<(_ _)>
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恋の隠し味、スパイスがピリリと効いています!

(以下、P51~54までを読んでの感想となります) 早々に白状してしますと、本作品は指定箇所よりもずっと前、――それこそ冒頭部分から続きを楽しみに追いかけている一作です。 本作品の「あらすじ」には二人
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鷹取 はるな

最後の最後で、やっと・・・・・・

(以下、P47~68までを読んでの感想となります) 以前、P33~38とP41~46とを読んでの感想を、「恋人同士としての二人のこれからがとても楽しみです」と〆ました。 その「これから」に、やはり「乗
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鷹取 はるな

長いながい旅路の果てに行き着いた先は――、まだ道半ば。

先ずは正直に白状致します。 読み始めた当初、主人公・ハンベエのことを「――これじゃあ『兵法者』と言うよりは単なる『乱暴者』だよ」と、半ば呆れ気味に見做しておりました。 とんでもない輩が野に下ってきてし
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鷹取 はるな

よじれ、絡まり合う二重らせんたちが行き着くその先

(以下、P2~8までを読んでの感想となります) はて? 冒頭部分を拝読してすぐさま、「あらすじ」へと戻ってしまいました。 美術教師ではなくて、生物教師という設定だったかしら? もう一度よくよく読ん
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『負けた』からこそ手に入れることが出来たもの

(以下、P33~38とP41~46とを読んでの感想となります) 以前、本作品のPrologueと【2】~【4】を読ませて頂いた感想の〆の一文は、「スパートを掛けた翼と同じくらい、慶尚のことが気になって
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僕が花咲くのは貴方の隣でありたい

(以下、二章23話~最終話26話までを読んでの感想となります) 実は白状してしますと指定箇所よりもずっと前、――それこそ冒頭部分から続きを楽しみに追いかけていました。 この度、物語を最後まで見届けるこ
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警鐘なんか叩き壊してしまえ!そのがむしゃらさで!

タイトルからして、いきなり熱く語り出してしまいました。 失礼致しました。 男子高校生でも日本史好きでもまるでなかったのに、本作品の主人公にして語り手である「俺」に感情移入をしてしまったもので。 それに
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深夜の不意の来訪者は、自称『神さま』

本作品を読了していの一番に思い浮かんだのは、菩薩像が斯くもきらびやかで美しくある理由です。 悟りを開き如来と成れば、シンプルの極致そのものの御姿と化すにもかかわらずに――。 一説によると、「美しい姿で
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見た目通りのままでは生きられない日々の奮闘

(以下、Prologueと【2】~【4】を読んでの感想となります) 本作品の冒頭2PのPrologueを拝読し、真っ先に頭に思い浮かんできた言葉は『前途多難』でした。 「なかなかどうして、BLの『Lo
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飛ばされた先は、果たして彼らの楽園たり得るのか。

(以下、P1~12までを読んでの感想となります) 本作品は#タグでも記されているように、異世界転移の要素があるBLです。 あらすじの既に一行目にはっきりと、「異世界に飛ばされた」と書かれています。 あ
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それらの文字に込められるのは切なる『想い』と――。

手紙を『書く』というよりも、『したためる』と表した方が相応しい――。 本作品を読了して真っ先にその様な感想を抱きました。 奥ゆかしくも何とも瑞々しい、キラキラとした透明感に溢れたお話です。 手紙の書き
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鷹取 はるな

一体何ゴールドを次ぎ込めば、『彼』自身の物語が聴けるのか。

(以下、P1~6までを読んでの感想となります) 個人的にファンタジーに最も求めるものは「話の、物語の中にどれだけ入り込めるかどうか」です。 その一点に尽きます。 本作品を指定箇所まで読み進めて、私まで
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鷹取 はるな

ミイラ取りの果敢なる挑戦

(以下、エピソードタイトル「出会い」を読んでの感想となります) 未だ完結を迎えていない物語の、――しかも冒頭部分だけを拝読してこんな感想を抱くのは甚だ失礼かと思いました。 しかし、ここはあえて正直に「
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けして繋がりが断たれることがない「関係」

冒頭からいきなりアレなのですが、いとこ同士だと結婚が出来ますね。 血の繋がりがありながらも、結婚が出来る――。 あらすじに記されている通り、いとこ同士とはそんな「ちょっと微妙な関係」ではないかと。 本
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妹の力

タイトルの妹を「いも」と読むと、古代日本において女性の霊力に関する呪術的信仰を論じた柳田國男の著書名そのままですが、ここは普通に「いもうと」とお読みください。 本作品の主人公にして語り(ツッコミ?)手
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鷹取 はるな

コレ、後藤酒造の広告ですかっっ⁉(;゚∀゚)=3ハァハァ

新年早々、身に余る素晴らしいお年賀を頂き誠にありがとうございます! うれし過ぎて動悸、息切れ、めまいがして(救心案件)直視出来ません‼ チラ見してはため息をついております(/ω・\) この度は五十路の
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鷹取 はるな

果して、翼を持たない鳥は青い空を見上げるだけなのか。

(以下、エピソードタイトル「従者と王子」を読んでの感想となります) 拝読前には「シンプルにしてとても可愛らしいデザインだな」と思っていた表紙が、読了後には何とも恐ろしく見え思えて仕方がなくなりました。
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