感想・レビュー一覧 14件

すべてが、カテドラルの地下の1つの歯車から生まれている。 妖精までも。 それを壊そうとするのもまた。 命のない街を破壊するテロなのかと思いましたが、そうではなく、それさえも街を守るための道具。 街を
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表紙と中身のマッチ度が半端じゃないですね。水面下には街が広がっていそうです。 『ここで終わり?』と感じる程に、たくさんの謎を残していった…短編で終わりを創るのではなく、始まりを創るのですね。すごいなぁ
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この作品の世界観、セピア感 引き込まれました。 短編だと感じさせない 纏まりのある物語に、 作者の実力を拝見させて頂きました。 哀愁溢れる良作。 堪能させて頂きました。 ありがとうござ
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チェコとかその辺りのアニメーションを思わせる作品。 そう、ヤン・シュヴァンクマイエルに実写アニメ化して欲しい。ヤンさんだとちょいグロ入りそうですが。
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あ、この作品は短編だったんだっけ、と読み終えてからハッと我に返りました。 止めどなく回り続ける歯車。 物語を読み進めていくうちにぼんやりとその全体像が見えてくるのではなく、 表紙から導かれた世
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随所に出てくる擬音の使い方がうまいです。 頭に響くような単語の並びを活用していて、イメージしやすかったです。 ストーリーもまとまっていて読み応えがありました。
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がりこんがりこん、癖になりますね。 ロりこんが離婚、とは一味違います。 歯車フェチにはたまらない小説だと思います。 歯車フェチっていうと少なそうですが時計職人とか食いつきそうです。 片目にレンズつ
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レビュー失礼します。 擬音って言うんかな?ギコギコとか あれを随所随所で使うことで、臨場感とかがあったし、耳ならぬ目にやきつくと言うか。 うまいなあと読んでました。 犬はケルベロスみたいなん
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多数存在さんが拡げてくれた世界は、 それ自体が精巧なオート・マタの中に在るように、 自分には感じてしまいました。 巨大なオート・マタの中の小さなオート・マタ── 歯車が狂ったような感じ方をす
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文体そのものが 街の駆動と共に脈動するような摩訶不思議な世界観 そこは無機質が息をし、白昼夢さながらにセピアカラーを彩る 儚くも淡いオトギノクニ がりこんがりこん 歯車の軋みが ティックタ
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落ちが秀逸ですね。 擬音を駆使した作者の遊び心(?)とボウイの躍動感で、一気に物語に引き込まれていきました。 さすが、タッスウ! ありがとうございました☆  
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 時間と共に生きるが時間の束縛を受けないオート・マタが跋扈する、玩具箱の中の様な世界。 所々で出てくる擬音語も耳に心地よく楽しいものでありながら、宮沢賢治の『クラムボンは~』の件を彷彿とさせます。
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ティックタックティックタック…… ティックタックティックタック…… 耳に伝わるまるで脈動のようなその音にゆっくりと瞼を開いた瞬間、 眼下に広がる石造りの美しい街に息を呑んだ。 初めて目にしたは
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状況は目に浮かぶのに世界観が分からないまま物語が進行する短編ならでは世界。 分からないままに少年に感情移入しスリルが増していく。 一つ一つクリアするたびホッとして最終目標に到達した途端、反転する世界
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