えふえふ

2時間のサスペンス劇場をじっくり堪能したような読後感

 過去の恩讐、恩師の殺害、背景に動く政治的な思惑、そして主人公の恋の行方……気になることが盛りだくさんで、ページをめくるのがとても楽しみな作品でした。主人公の志帆はどこまでもまっすぐで凛々しく、その頑
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えふえふ

真摯に向きあうことの難しさ、そして、尊さ

ショッキングな書き出しからスタートして、そこからは一気読みでした。 望まない妊娠をした主人公の心情の動きや周囲の反応、そして主人公が受ける施術などすべてにおいてリアリティがあり、中学生が妊娠するとい
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えふえふ

正義と悪

本作の世界観において絶対的なルールがある。それはポジティブなことは正義であり、ネガティブなことは悪である、というもの。 ユウタ少年は心に抱えているネガティブ=悪を矯正すべく、両親が用意した一体の「私」
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えふえふ

ラスト1行まで気を抜くな!

即決即断を是とせず「あと5分待って」を口癖にするヒロインと、その気持ちをまるっと受け止める主人公。主人公が優しく、とても理知的です。そして読み進めるごとにその2人の甘い関係を見てニヤニヤが止まらなくな
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えふえふ

無間地獄

強烈などんでん返しが決まっている非常に強い印象の残る作品でした。 死刑制度存続の賛否が議論され始めてからかなりの時間が経っています。残虐系の禁止にあたらないか??冤罪の恐れはないか?更正の可能性を人
ネタバレあり
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えふえふ

最後までハラハラドキドキしました。

新入社員の採用試験、しかも一流企業の採用試験。そこに挑むひとりの青年のストーリー。どの試験においても分量に比してあまりにもタイトな制限時間が設けられている……。 何か「裏の出題意図」があるとしっかり
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この作品は非公開になりました

えふえふ

やられた!

ただただこの一言に尽きます。 ストーリーラインが一本筋通っていて、売った側の断腸の思いと買った側の新たな世界へ飛び込む決意がどう交錯するのだろう?とグイグイと読まされました。 雲行きが怪しくなったの
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えふえふ

絆の強さを感じさせてくれる作品

 音楽系の部活において、大会を前に主力の演奏者が抜けるという事態はかなりの大ピンチ。ましてやそれに伴って演奏曲の変更があるなら、なおさら。ましてや辞める理由が完全な自己都合なのだとしたら、なおさら反感
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えふえふ

小さな、しかしとても大きな出会い

サンキャッチャー、初めて聞く名前でした。とても素敵な小物ですね。その光の描写が美しく、生でその光景をぜひ見てみたくなりました。 主人公の老婆は過去悲しいエピソードも背負っていましたが、このサンキャッ
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えふえふ

嫌な予感はしていた

※このレビューはネタバレを含みます。未読の方は読み終わった後にこちらをご覧ください 手を繋ごうとしたそのときから、嫌な予感はしていました。この男が求めていた本丸は、とてつもなくおどろおどろしいもの
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この作品は非公開になりました

えふえふ

5分で……は無理だけど10分で楽しめる医療ミステリー

まず、本当に読みやすかったです。そして、非常に面白かったです。 松田が冒頭でいきなり窮地に立たされ、どうなっちゃうんだろう?と一気読みさせられました。また、窮地であることについてもくどすぎず、かつ不
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えふえふ

こうやって、少年は大人になるんだ。

トウマとシンジロウがあるアイスを手にしたことから始まる、ちょっとだけ大人の領域へと足を踏み込むお話。 思春期入りたての時期特有の感情のブレや、背伸びしたい欲求などがありありと伝わってきました。そして
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えふえふ

人生を変える出会いが、そこにある。

寂れた部署にやってきた、1人の若い女の子。しかもこの不人気の部署への配属をわざわざ志願したのだという。その子が来たことで段々と職場に変化が起こっていく……という王道のストーリー。 序盤の寂れた職場の
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えふえふ

ダメだろ!(笑)

きっと読後にそう突っ込みたくなること間違いないショートショートです。 オチが切れ味抜群なので、ちょっと空いた時間に知人に勧めたくなる作品です。
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えふえふ

硬質な文章が醸し出すアウトローな雰囲気が素晴らしい作品を

1ページ目を繰った瞬間から、作者様が持つ世界観へのこだわりを感じました。淡々と流れる文章の中に銃の薬莢など細かい小道具が散りばめられることで、普通の世界ではありえないアウトローな雰囲気を演出することに
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えふえふ

書き手必読のケーススタディ集

178もの作品を読み込むこと。勿論中には中編や長編も含まれる。それだけでも骨の折れる 作業なのに、それら全ての作品に対し感想を述べるだけでも並大抵の作業ではありません。 しかし本作品はそれをはるかに
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えふえふ

「好き」の反対語

知人が過去言っていた中で印象的だったフレーズがありまして、それは 「好きの反対は嫌いではない。むしろ、好きの反対は無関心だ」 というもの。 人間というものは忘れていく生き物であり、忘れていく相手
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えふえふ

読後、ホッとしました。

ネタバレになるのであまり詳しくは書けませんが、私の中では途中からかなり切ないラストを想像してしまっていたので、読後にものすごくホッとしました。ラストの絵は本当にきらびやかな輝きを放っていたんだろうなぁ
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えふえふ

ストレートかつ、シンプル

なんというか……主人公のお父さんに著者様の影が見え隠れする作品でした。 父親であると同時に、親友でもある。 血縁こそなくても、積み重なった歳月はそれをふきとばすほどの不思議な力を持っているのかも知れ
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この作品は非公開になりました

えふえふ
拝読いたしました。 やや難解で骨太な文体で書かれています。それが読者に重々しい雰囲気を伝えてきました。 兄の犯した罪、そしてそれが引き起こした残酷な結末。人間の闇の深さが描かれていた作品でした。
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えふえふ
序盤から不穏な空気が流れる中で入ってきた1人の泥棒。その泥棒に何でも好きなものを持っていけと言った主人公は・・・ あちらこちらに散らばっている伏線が泥棒にとっての悲劇的な、主人公にとっての希望ある(
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えふえふ
薔薇の花って本数で意味が変わるんですよね。以前私も調べたことがありました。 きっとこの店員さんは過去にもたくさん言い寄られて、こうやってかわしていったんだろうなぁと想像がつき、その中には店員さんを前
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えふえふ
ケンちゃん浮気したんかぁ(泣) とため息をついて始まった続編。 レモンスカッシュが真ん中にあるところが、やはり変わらぬ2人の絆を表していて、「あふれる」ファンにはたまらない作品となっていました。
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えふえふ
これは読む人がクリエイティヴな作業に携わっている人であればあるほど刺さりますね。 技巧とか表現とか、そういった微細なことは一切関係なく、まっすぐに力強くキャンパスにガツンと太い線を書き下ろしたような
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えふえふ
怜の作った特殊なチョコレートが原因で起こるひと騒動。 登場する2人の男子のキャラもしっかりしており、序盤から話に引き込まれ、あっという間に読み終えていました。 チョコレートの設定が緻密に計算されてお
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えふえふ
僭越ながらレビューを失礼します。 築57年の城、ジリ貧の生活を余儀なくされている魔王の話。 ヒューゴやチーサといった各々のキャラクターが立っているとてもほんわかしたファンタジーストーリーでした。特
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えふえふ
しんみりとしつつも、ハートフルな物語でした。 主人公の2人それぞれの持つ相手への想いがとても美しく綴られており、ページをぐんぐんめくらされます。 ラストシーンに至る展開が私にとっては想像の斜め上す
えふえふ
まず最初に僭越ながらご指摘を。 これはコメディじゃないですよ! ホラーですよホラー! あの恐ろしくおぞましい◯◯◯◯が出てくる時点でホラーですって!!!!!←大事なことなので3回言いました。 さ
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えふえふ
文句なく面白いショートショートでした。 お母様の遺言、お父様のブッ飛んだ思考回路と奇抜な行動、そして純粋な娘への思いが化学反応を起こし、思わずクスリとしてしまいました。また、お父様のキャラクターが
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えふえふ
はい。確かにこれは謎の遊びですね。 毎回事故に遭う電車。これに実は意味があって……という展開が今後さらに続くとより面白くなる気がしました。
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