仁矢田 美弥

平行線。を見る人は

大学の文芸部の何気ない会話劇ともいうべき日記。 でも、あれ? 日記というより三人称小説では? という仕掛けがこの作品には組み込まれています。 それにしても、「ジャンル分け」って、実際難しくないですか? 私事ですが私は悩みます。悩んだ結果、大概が「ヒューマンドラマ」に。 大学の文芸部……まだ社会に出ていない緩さとか、会話でじゃれるような感覚。橋掛さんと村本さんは実はけっこう仲の良い友人なんですよね? さてさて、部長さん、ネタばっかり探していてはいけません。 自分でも行動しなきゃ! でもね、書くことが好きな人たちとのまったりした時間も貴重なんですよね。 そんな気分になりました。 ありがとうございま
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仁矢田 美弥

4歳の瑠璃さまの乗馬体験と、それを巡る優しい大人たち

エステル瑠璃さまはふだん詩を書いています。瑠璃さまの詩のように、易しく優しい文章の日記。 高所恐怖症に陥るきっかけになった4歳のときの乗馬体験の思い出を書いています。 私事ですが、私も同じくらいの歳の時、多分上野の動物園で同じような体験をしたことがあります。想像以上に怖くて、目の前の馬のたてがみしか覚えていません。早く降りたいとそればかりでした。 何だか昭和初期の上流家庭の日常を読んでいるような気分になりました。 ゆったりした時間と時の流れ。 菊池さん親子との交流が和みますね。 幼いころの記憶は水晶に閉じ込めたように、ぼんやり、でも輝いています。 ありがとうございました!
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仁矢田 美弥

おしゃれな文章の恋愛体験、でも傷つけたのは……?

選考結果でも「上手すぎde賞」を差し上げたいと書きました。 いやほんと、上手すぎです。 私、浜崎あゆみさんはあまり聴いてなかったんですが、YouTubeで確認。『appears』がキイなんですね。 いや、時代の空気感たっぷりです。同時代を知っている人にはたまらない。 さて、前置きはさておき、何といっても文章がおしゃれ。まるで往時のドラマを観ているような感覚を意図的に出されてますよね。具体的な「場所」の描写は「酔いしょ」(居酒屋かな?)位なのに(しかも会話のみ)都会的な雰囲気をめいっぱい出している恋愛のお話。 詳しい内容はこれから読む方のために伏せますが、最後のページの「この切り裂かれる痛みは無
ネタバレあり
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仁矢田 美弥

思想系才女の数年越しの『ある日』

一日目。2006年のコミティア参戦記録。ジャック・デリダを読みながら「ゆりかもめ」に揺られていくのが様になる。創作に関する蜜原さまの思想がちらりと、いやしっかりと伺えます。 二日目。翌年、神保町の老舗喫茶店「ミロンガ」で親友のNちゃんと。いやいや、三島由紀夫、武田泰淳までならまだしも埴谷雄高氏のお名前まですらっと出てくる才女ぶりです(「才女」って言い方は良くないかな?)。アルゼンチン・タンゴが流れる喫茶店。私も行ってみたかったです。数ある関心の中から文学を見いだすシーン、いいですね。次々と出てくる固有名詞にも普通名詞にもついていけない私ですが、いい意味で羨望の眼差しを向けちゃいます。 三日目。
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仁矢田 美弥

編物と小説執筆の交錯が秀逸です

テンポよい上手な文章でぐいぐい読めます。 100均で毛糸を見つけたことでギアが入り、ぐいっと編物にのめり込んでいく。 私も編物好きなのでよーく分かります。一度スイッチが入ったらなかなかやめられない。なぜだか夢中になる。かぎ針でも棒針でも、ほとんど単純作業の繰り返しなのに、楽しくてしようがない。 創作人生の開始が編物とは! でもあかつきさんの文章から伝わります。書くこともまた、楽しくてしようがないんですよね? あかつきさんの上手な文章をあえて崩したくないので、私の感想ばかりになっています。ぜひご一読を。 そして「手前、今を生きる人間やんす」のあかつきさん、そろそろ「ギアチェンジ」? タイトルの回
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仁矢田 美弥

飄々とした文体が魅力的なエッセイ。シリアスなのにユーモア漂う

一日目、二日目と深刻な、ふつうに考えて辛い体験が語られます。 一日目は小学校、中学校で二回受けたイジメ。無視というイジメ。でも、七瀬さまには理由が分からない。お昼のグループ分けで一人になるのは辛く、屋上への階段の最上階でお昼を食べた思い出……。これだけ書くととても辛い暗いお話のように感じます、いや、実際に辛かったでしょう。でも、どこか文章が飄々としているんですよね。不思議です。イジメられても、「自分がいなければ絶対悪口大会になる」と学校を絶対休まなかった、そういうお人柄。何か親しみを覚えてしまいます。 二日目。「宇宙人だよ4月3日」。義父母と旦那さんを敵に回しての日々。3対1の日々。ところが、
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仁矢田 美弥

ちょっぴり切ない余韻を残す、完成度の高いエッセイです

私はエッセイの専門家ではありませんが、一見ごくごくありふれたような日常の中の出来事を独特の感性で感じとる力……そういうものがエッセイには大事なのかなと思っております。ちなみに私事で申し訳ないですが、私が読み漁ったエッセイは向田邦子さんの作品。何だか、草加さまのこのエッセイで思い出してしまいました。 息子さんが学校から持ち帰ったホウセンカについていたイモ虫。草加さんはそれを退治するのではなく、何か面白いものを見つけたというように、観察を始めます。 草加さんの過去として、実家の三つ葉についたキアゲハの幼虫に、三つ葉を『喰い逃げされた』ということがあります。今度こそはしっかり羽化を見届けたいと見守る
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仁矢田 美弥

2000年2月12日は何だった?

「ほぼ100%ノンフィクション」と銘打たれている不思議体験。 臨床実習中の2000年2月12日。体の異常で発熱を感じた絵空事さんは、先生に電話をかけ、欠席の了承をとる。ところが別の先生から、無断欠勤とは何事かと電話が入り……。 まあ、いろいろと解釈は可能でしょう。 あまりに過酷な実習の中で脳が幻覚を見たのかもしれません。あるいは、何か超常的な力が働いたのかも。もしかしてタイムリープ?  日記の本筋ではないかもしれませんが、研修医さんの過酷すぎる勤務(実習から)にぞっとしてしまいました。話には聞くけれど、想像上。 それはともかく、答えはそれぞれの読者さんに委ねるという感じがすごくいいです。 この
仁矢田 美弥

スマホが壊れたモヤモヤの日々の記録

スマホは現代人の命綱。かつスマホで執筆している物書きさんならなおさら......。 その焦りとモヤモヤの日々を記した日記です。 分かります。今はスマホ一つでも、ものすごく山ほど面倒くさいことがありますよね。私事で恐縮ですが、機種変だけで頭がおかしくなりそうでした。 けっきょくスマホは無事修理され、修理代金もかからなかったようです(あ、ネタバレか)。 でも、想像するとぞっとしますよね。 とにかく、無事で何よりでした。 スマホの大事さを再認識。 ありがとうございました。
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仁矢田 美弥

朗読劇という興味深い活動の記録です

浜風さんが主催した朗読劇会。朗読劇というのは、小説を声優さんに朗読してもらうものですが(いや、もっと詳しいことはぜひ浜風さんにお聞きください)、それを主催した中での奮闘ぶりが記されています。 実は何を隠そう、私もこの会にお邪魔して、じっくり堪能してきたのです。(ここでは朗読劇の感想ではないので、詳細は割愛しますが、想像以上に生き生きとして、文章で読むイメージとはまったく違う世界が立ちあがってくるものでした。皆さんも、機会がありましたら、ぜひ。いえ、YouTubeがありますね!) イベントを主催するのはすごく忙しく慌ただしく、大変なことであることが伝わってくる一種のルポルタージュのような日記です
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仁矢田 美弥

日常の細やかな描写、綴っていただいたことに感謝です

アキラさまの日常がつづられた日記です。丁寧な筆致で、細やかに書かれていて、知らないことを知ったり、共感したり驚いたり。 一日目は発熱してクリニックに行った話。私驚いたのですが、具合が悪い時なのに、細かなことをすべて覚えていて書いていらっしゃいますよね。さすが物書きさんだなと思いました。 二日目はアキラさまの愛猫、縞子さんの思い出。襖を破って開けた穴から押し入れの奥に逃げ込んでしまう姿が何とも愛らしいです(猫ちゃんは怖くてしようがないのですから、こう言っては悪いですよね)。私事ですが、私も実家では猫と暮らしていたので、微笑ましく拝読しました。やっぱり縞模様の猫でした。 三日目の農園でのお仕事。私
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仁矢田 美弥

書くのが楽しいから書く

親友から「趣味がない」と痛烈な一言を受けた主人公、一念発起してたどりついたのは「小説を書くこと」。公募(妄コン!)に出会った彼女は小説を書き始めるが……。 はじめはやる気満々で臨みつつ、結果が出ないことに追いつめられていく心情が痛いほど沁みます。でも、親友からの助言でさらに書くことを続けていく。そして字数も執筆速度も上達していく。 「物を書くこと、それ自体が私はどうやら好きらしいとようやく気づいた」。 結果を求めるよりも「私は楽しいから物を書きつづける」「生活の一部に物を書くという行為が根差した日々は、とても張り合いがある」。  書くことに悩みながらもだんだん自分はそのことが好きなんだ、と気づ
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仁矢田 美弥

子育てや仕事や、そして執筆。共感を呼ぶこと必至でしょう

一日目は執筆を一区切りした蒼生さまの子供たちとの時間。それでも余念なく子供の遊具をやってみて冷っとした気持ちとか、ママ友の別の姿とかを思い、しっかりインプットにも余念がない。まさに物書きさんの日常ですよね。 二日目。本当に子供さんたちをかわいいと感じながらも、子供に時間を奪われることにストレスも感じていた蒼生さま。「境界線から先には侵入しないでほしい」という思い。でもある日ちょっと見方が変わる。 その内容が素晴らしいのです。「壁より、グラデーションの気持ち」……。多くの子育てをがんばるお母さん作家さんに、きっと響くことでしょう。 それから一か月後の三日目の日記。なかなかに日々の仕事に忙殺されな
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仁矢田 美弥

日常から学んで執筆に活かす!

最初の印象的な夢のシーン。 夢自体をそのまま小説にするとはあまり面白くはない。でも、夢にインスピレーションを得て何かのイメージやエピソードにつなげられると、けっこう思いがけないものが出来たりして面白んですよね。だから、夢とそのイメージを書き留めておくことって、大事らしい。 一日目の日記はそんな夢の不思議から。 二日目のバレンタイン。細かく描写しつつ、美月さん、文フリなどのやり方の参考にしているのだからさすがです。そうなんですよね。自分が何かをやることによって、見る目も変わると思うんです。 チョコレートを買いに行く、というところでもそれだけに没入しない! こういう積み重ねって、けっこう思わぬとこ
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仁矢田 美弥

完成度の高い良質のエッセイでした

「ファッションと外出にまつわる三本立て」とされています。その通り、今を生きる自分を見つめながらの心華やぐおしゃれとちょっとした外出の記録。単にレポートではなく、それぞれに独立した素敵なエッセイに仕上がっています。 一日目。紅色のショールの思い出。友人のM子さんとの思い出とその死。自身も同じ病気を患っている中で、それでも小梅さんはM子さんから買った紅色のショールを身に着け、前を向く。死者を悼むという難しいテーマを、小梅さんは少し距離を置いて冷静さを保ちながら丁寧に自分の生きる糧へと転化しているように感じます。身近な人の死を描くことはとても難しいこと。「まぶしいほどの生命力」を見に受けるラストは心
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仁矢田 美弥

読者を喜ばせたい気持ちいっぱいで、大好きなエッセイ

冒頭はハードボイルドタッチ、と思ったら、急にコメディに大転換。「ミステリー作家・氷堂出雲」さまの面目躍如。 基地に侵入する日本人名探偵の変装……何とこれを実演(≧∇≦)写真がめっちゃ怖い笑 東京のオフ会に行くためのオヤジ狩りを打ち砕く手管の数々、めっちゃ楽しい。懐中電灯を隠し持つと違法って……さすがは稀代のミステリー作家! ファイティング訓練の落ちは……あぁ、何てこと! 若い女の子のエブ友さんに会うのためにあれこれ心配して策を練るのも微笑ましい。楽しい飲み会になったでしょうか? 氷堂さまのサインや落款なども皆かわいくて、欲しくなりました! ぜひぜひ機会あれば皆さんにサインを💗 楽しいエッセイを
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仁矢田 美弥

楽しい日常の体験をつづって、とても優しい日記です

「つまらない」から日記を書かなかった……と言いつつ、1日目からとばす展開。面白いです! それから、「頭じゃなく、心の声がやりたいと言っている」──何と素敵な言葉でしょう。それがいちばん大事なのでは? と思わされる私です。 二日目の話題、アーチェリー。アーチェリーをやっている方の生のお話を読めるって貴重ではないですか! 私事ですが極めて運動できない人間なので、スポーツの話はふだん全く触れない世界で興味深いです。 すごく丁寧に私のような何も知らない人間にも分かるように教えてくださっていて感謝。「的の中心を狙う、その、一瞬の集中。」ぎゅっと凝縮した、体験した者にしか分からない感覚なんでしょうね。その
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仁矢田 美弥

生き生きした読書会レポート。行きたくなる方も多いのでは?

小寺さまはフリーランスの校正者。 「絶対に誤植をしてはならない」けれど 「絶対に誤植がなくなることはない」 私事ですが、私も校正を齧ったことがあって、この言葉の重み、少しは実感が持てます。小寺さんは謙遜されていますが、端正な文章からお仕事にも責任をもって臨まれているさまが伝わってきます。物書きさんにとって、校正者は最後の砦ですね。 さて、この日記でメインで語られるのは「読書会」参加の記録。読書会が行われるシェア型書店でわくわくするのは、物書きさん、本好きなら共感間違いなしでしょう。つい、頬が緩むお気持ち、分かります。 肝心の読書会、私もこういった読書会に参加したことがないので、意外にフランクで
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仁矢田 美弥

書けない物書きさんはまだ書いていないだけ、と思い知る

冒頭の一段落の展開が、もう上手。 段落の最後の「冬というグレーがかった季節に暖色の陽だまりのような時間です」の比喩で、すっと世界に入り込めます。 今、スランプなんですね。「野菜のアクみたいに」から始まる描写も、書けない物書きさんの気持ちの表現が、すごくぐっときます。私事ですが、私も一年近く書けなかったから、なおさら身に沁みる……。 特に二日目。手にしたノンフィクションの感想を交えながら「事実が面白いのはやはりそこに《本物》があるからなんだと思う」「小説ってどこまでリアリティがあるかが勝負なのかもしれない」。そういう物書きさんとしての気づきをすっとかける今野さまは、今はスランプかもしれませんが、
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仁矢田 美弥

一見渇いたユーモアのようにも見えるけれど、社会人の啓蒙書?

ファミレス店員が「お客様」に申し上げたい言葉の数々。もちろん、ファミレス店員ではなくとも、接客をするお仕事の方はうんうんと頷くことが多いでしょう。私もその一人、接客業が多いので、そうなのよねーと思いつつ、お料理を供する現場の想像を超えたありさまに絶句しました。 この日記(という体裁ですが)は「お仕事小説」として膨らましたらいいだろうなぁと感じます。 お仕事は大概、見かけより頭をフル回転させながらしているものです。見ていないように見える店員でも、実は端々に目を配ってる。 このお仕事のお話でいちばん面白かったのは、お客さまをどういうふうにテーブル席にご案内するのかの考え方。 なるほどなぁと感心しき
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仁矢田 美弥

真摯で誠実な仲間との創作

とても真面目な日記、いや記録と呼んだ方がよいでしょうか(いい意味で!)。 仲間との『青音色』という同人誌を発行する過程が丁寧に綴られていきます。 仲間を信じて、本づくりについてフォントや校正、批評など細やかに話し合いながら臨んでいく姿勢がとても誠実です。 そういう誠実さは自分の創作に対する真摯な姿勢と表裏一体なのでしょう。 素晴らしい創作仲間を得ていらっしゃることが伝わってきます。 私自身は、アンソロジーを編んだことはあるものの、同人誌をつくったことがありません。でも、多くの創作仲間たちというか、そういう試みもしてみたい、共同で一つの本を作り上げる喜びを味わってみたいと思わせられる作品でした。
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仁矢田 美弥

博学ぶりを遺憾なく発揮! 常陸国案内記です

古代や古代文学をこよなく愛する者には読み応えたっぷりの葛城さまの、日記というより学術書(?)。 まあご存知かと思いますが自身も常陸国(ひたちのくに)には縁深く(つまり茨城生まれ・茨城育ち)、随所にうんうん頷きました。 「梅」は学問に縁深い木。 水戸の偕楽園にある徳川斉昭の作らせた「好文亭」。その他の由来「好文」は梅の異名です。 梅の花の「凛として蒼穹にまっすぐ枝を伸ばし、しらしらとした花を寒風の中に咲かせるさまは、いかにも凛々しく清々しい」……「ひたむきに学問に勤しみ、高みへと手を伸べる姿こそがよく似合う。」 学問と情緒。こんな感性を日常に持ちつづけたいものです。 身の引き締まるような『常陸国
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仁矢田 美弥

漂う物悲しさ、でも情緒ある一編です

どんど焼き、父母のお墓、母の料理の味と、それに対するアンチテーゼのような自分の料理。 三日の日記に綴られる三つのエピソードが、物悲しくも独特の情緒を生み出しています。 誰でも、ふっと夜中に我に返るような時に味わうのではないかという、そしてすぐに頭から消してしまうかのように奥底にしまい込む心情。それらを巧みに掬いとってくださっていて、読む者をして、ふと己を振りかえらしむるところがあります。 三つのエピソードの世界観がつながって、同じトーンのほの暗さ(それは心の底のほの暗さ)を保持しているのが、魅力的なエッセイでした。 個人的には、特に三日目のお話は、自分に刺さるところがありました。 ありがと
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仁矢田 美弥

実は若い作家さんたちに熱いエールですよね!

相田尚さま(なりちかてるさまに改名?)の砕けた……というよりはダジャレたくさんの三日日記。 なにとなく、空気の抜けたようなとぼけた味わいで書かれています。 でも、「ベッドに潜り込んできたニッドネー(=二度寝)ちゃん(自宅で飼っているサッキュパスちゃんの名前です……)の誘惑もはね除けて……」なんて、ダジャレとともにさりげなくインテリジェンスをさしはさむところ、二度三度、いや、噛めば噛むほど味が出る、という感じでしょうか(わからない方はググってみて!)。 それから、自分の執筆の役割として「刃を研ぎ澄ましつつ、読者さんや他の才能ある新人小説家さんを迎え入れるべく、導き手となるような執筆のあり方もある
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伝えられるメッセージは久保田さまの内奥の声だろうか

全体に、元旦からコロナになりその過程の夢が二つ、そして三日目に不思議な手紙。 夢そのものの世界をテーマにしたような不思議な味わいの作品でした。 ところで、タイトルが気になって調べたのですが、ビートルズの「アデイインザライフ」を下敷きにされているのでしょうか? 作品の雰囲気と被る感じがしました。 夢という不思議な世界を通して、でもとても意味深な言葉が投げかけられます。 『全てのことには意味がある』 『過去を振り返るな』 『鳥のように自由に羽ばたいてゆきなさい。それは二番目に大切なことだから』 そして最後に『一番目は一体何なんだろう』と問いかけが残されます。 夢という現象を通じながらも、伝えられる
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仁矢田 美弥

読んで下さい

私は、自分の作品も含めてですが、読む作品にはいっていの距離を置く方です。滅多にのめり込むことはない。どうしても批評的・分析的に読んでしまう。 しかし、この作品は違いました。 とにかく読んで下さい、そういうのが私の答えです。
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仁矢田 美弥

素敵です!

目力が、素敵。ただ強いだけでなくて、つややかです。 色数を控えている分、細かな筆致が見えて好き!
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仁矢田 美弥

かわいい(⋈◍>◡<◍)。✧♡

センスありますねー、さすがです。
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仁矢田 美弥

胸がいっぱいになりました

飾らない朴訥とした語りと柔らかな絵で、人生の辛さや切なさ、喜び、そしてそのすべてを優しく謳いあげた作品だと思いました。 少し切ないけれどふわりと温かな余韻に包まれます。 ありがとうございました。
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仁矢田 美弥

楽しいです💕

最初は祐羽くんのあまりのトロさに若干鼻白んだ私でしたが、今ではすっかりはまって癒されてます。更新楽しみにしております。
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結果発表した公式コンテスト

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