文章が粗削りで、登場人物に感情移入しづらい場面が多々あるのですが、ストーリーとしてはとてもまとまっていて素晴らしい作品でした。 小学校、中学校、高校、という閉塞的な小さな世界の中で繰り広げられる、子

こんなに若いうちにこんな経験しちゃったら・・・。 『事故』って、いつ、何故起こるかわからないから『事故』なんですよね・・・。失意で判断能力が鈍るなんて誰にでもあること。それでふらりとしちゃったのか、

なんだか不思議な感じのＢＬですね！　『家族』に重きを置いているので、ドラマ性が強くてとても面白かったです。『血の繋がらない兄弟』というジャンルは背徳感を強調するような作品が多く見受けられますが、こちら

『妻』として完璧。 『母』として完璧。 『娘』としても、完璧。 完璧主義者、どころの騒ぎじゃないよ・・・。 本当に恐ろしいのは、娘の葉月が薄々気付いてそれでも見て見ぬ振りをした上で、母を愛してし

『う～ん、愛の物語だ・・・』が一番初めに出た感想です。 パパも、ばーばも、じーじも、恐らくママも、愛し方を知らなかったのでしょう。血の繋がりのみの家族が、少しずつ絆で繋がった家族になる物語です。

『摂食中枢機能低下症』という奇抜ながらもリアルな切り口に驚きました。ステージ進行があるということで「まさか周りの動くモノ全部・・・」と嫌な予感を抱きながら読んでいたら、的中。と思いきやのラストに吃驚。

料理のさしすせそ？　人間関係のさしすせそ？ 男を虜にするさしすせそ・・・。 美し過ぎて、ぞっとするほど恐ろしい。赤き血が純白の花弁と交じり合って、男を甘く誘惑する桜色の花弁になるのですね。とても素

天日干し煮干しよりマシュマロが良いと思うけど、多感な年頃の子には「余計なお世話！」なんだろうなあ。 タイトルが秀逸です。 死んじゃうよ、陶子・・・。

騒音の原因になってる人って、自分は『煩い』と感じてないから、周りに注意されても『妬み僻みで文句言ってらァ』と解釈するんですよね。 楽器の音、素敵でしょ。 バイクのエンジン音、格好良いだろ。 子供の鳴

『人を指導すること』を『人の上に立つこと』と勘違いし、自分が偉い、自分が正義、自分が強い、と勘違いする教師を何人も見たことがあります。だからこそ、万里子さんが言葉でボッコボコにするのが気持ち良かったで

ハルトから離れないミサ、ちょー怖い・・・。 生まれ変わりなのか、憑りついちゃったのか・・・。 文章が非常にすっきりとしていて、とても読みやすかったです。

彼の想い人はまさかの双子の妹。そりゃ『ちっちゃい頃から知ってる』わけですな。しかし彼がデリカシーなさすぎる。本当に『男友達と同列』くらいにしか考えてなさそう・・・。 妹にとっては恋はキウイの味。 姉

焦って行動していたら、最悪の結末になっていたかもしれません。不貞行為は一瞬で信頼関係が崩れるものですからね。でも、そうじゃなくて本当に良かった。自分を見失って相手の話を『言い訳だ！』と決めつけない冷静

読みやすくも硬質である文章から漂うのは、神話、文学、そしてゲームに対する作者様の造形の深さ、そして熱意！　６００ページを超えていますがあっという間に読んでしまいました。 『ゲームを意識して』とのこと

友達への善意だったのでしょうけれど、『面倒見が良い』ではなく『余計なお節介』になってしまいましたね。明らかに様子のおかしい主人公に物怖じしないのは、良いポイント、なの、かな・・・。 フリージア、色が

あ、あれ・・・。 なんか・・・。 一人足りなくね？ ところで・・・。 『ボタン式電車』というものがあるのですね！　地域によって違うそうです。私の住んでいるところでは見たことがないので、新発見

『地獄でよろしく』という意味だとわかって、ぞわ、と恐怖を感じ、同時に洒落ているな～と思いました。文章も読みやすく、良い作品だと思います。 ここからは個人的な感想です。２つアドバイスをします。 作

父に『お前はおもろい担当、妹ちゃんは可愛い担当』と言われて育った私にグッサリ刺さる作品でした・・・。 可愛くない方が居るから可愛い方がより可愛い、というか、お転婆な方が居るからお淑やかな方がより愛お

完敗・・・。完全に敗北しましたなこりゃ。 住む世界が違うから、もうどうしようもないですね。 何故か、どこにも誰にも同情できないです。 主人公を捨てたくず男でさえ上手に手の上で転がしそうなプリンセス

これからも愛し愛され続けろ瑞樹と孝輔！！　いや～キュンキュンしました。回り道寄り道後戻りしたからこそ孝輔と出会えた瑞樹、大変良かったです。

母親は子供に愛情を持てるかというと、そうではないんですよね。母親だって人間だし、子供だって人間だし、人間同士は相性があるから・・・。 能天気に『当たり前のこと』としていろんなものを享受していた主人公

ストーリーの味わい深さが絶妙でした。徹底的に問題が解決するわけではないのがなんともリアル。 氏より育ち、ですね…。

きょうだい児、ヤングケアラー、この二つの言葉で一括りにして片付けてはいけませんよね。たいていが『美談』として扱われますが・・・。 本当に綺麗なものを主人公は知っています。それは主人公だけが知る他者へ

『生まれ変わり』というテーマは意外と人を選ぶものだと思っています。それはその人の今までの『出会い』と『別れ』の経験からくるものなので、一概にどちらが素敵だとか失礼だとか断言はできません。このお話はそこ

ビギナーズラック、とはいきませんでしたかぁ・・・。 信頼を築くのは少しずつ、でも崩れる時は一瞬。そして一度崩れるとなかなか取り戻せない。考えさせられる面白いお話でした。