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三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第181回「○○が落ちてきた」
 不意に落ちてくる○○……映像として思い浮かべやすく、また予想しにくい出来事であるという特徴的なお題ゆえ、設定や冒頭部分が強力な掴みになっている作品が多く見受けられました。  落ちてくるもの自体のインパクトはもちろん、ありふれたものであってもその後の展開にギャップを持たせたりと、まさに書き手の“妄想”がいかんなく発揮された回だったのではないでしょうか。

大賞

マンションの上階から花びらが落ちてくる、という可愛らしい導入からは想像もつかない展開に、一気読みしてしまいました。不穏な気配からハラハラする展開へ、息つく暇もなく辿り着いたまさかの結末に寒気が走りました。主人公はどうなってしまうのか、そしてその次は……? 考えるほどに、恐怖の余韻が長く続きます。

準大賞

長年の不倫相手と最後の旅行先に選んだのは、“祓井戸”と呼ばれる曰く付きの井戸がある旅館で――。惰性に満ちた不倫関係の結末にリアリティがあり、サスペンスドラマを見ているようでした。かと思えばラスト1ページでまた違った人間の業を見せつけられ、思わず苦笑い。強く印象に残る一作でした。

入賞

差出人も相手もわからないラブレターを拾った竹内は、クラスメイトの関口に「私が窓から捨てた」と声をかけられ――。鈍感で優しい主人公と、意志の強いヒロインが二人とも魅力的で、やりとりにやきもきしながらも応援したくなります。胸きゅん必至の青春恋愛ストーリーです。

佳作

女性の部屋に忍び込んだ男。目的の物を手に入れ去ろうとしたその時、住人が帰ってきて――!? 叙述演出が巧みなので、ハラハラドキドキの滑り出しです。後半の展開は途中で察しがつくものの、ほっと胸を撫でおろすとともに、温かな読後感を得られました。
就活がうまくいかない俊樹は公園で、空から落ちてきた石を拾う。すると、頭の中で謎の鳥が喋り出して? しゃべる石がコミカルで可愛らしいだけでなく、コミュニケーションにおける大切なこととは何かを考えさせられます。自らの言葉で話す大切さを知り、前を向く主人公を応援したくなりました。
恋が落ちてくる、というお題の使い方は他にもありましたが、物理的に落ちてくる導入がおもしろい。自分の名前を捨てる少女と、それを拾う少年の交流が、心地良いテンポの会話と共に、すっと心に届きます。主人公の遅刻に関するまさかの展開もくすりと笑える、清涼飲料水のようにさわやかな作品でした。
夫を亡くしたシングルマザーの結衣は、息子から「誕生日に星をとって」とリクエストされて――。仕事も育児も全力で励む主人公がパワフルで魅力的。そんな彼女だからこそ、周りの人達の温かさも納得感があります。周囲に助けられながら育まれる家族の絆に、ほっこり心が温かくなりました。
接客中、突然倒れた男を支えようとした主人公の腕に落ちてきたのは――。いきなり人の首が落ちるという衝撃的な冒頭、そしてそれが“推し”であると気付いた瞬間に溢れ出した狂気から、目が離せませんでした。ハロウィンに紛れ公園で生首を抱えているというのも、日常の中の狂気の演出になっており、強烈なインパクトを残す一作です。

超短編賞

子は独立し夫に先立たれ、一人暮らしをする主人公だが、彼女にはおしゃべりなインコのぴーすけがいるので寂しくはなかった。インコの言動がかわいらしく、ほっこり癒される短編です。遅れて届いた恋文という表現が素敵で、ぴーすけを通してつながり続ける夫婦の愛情が、じんわりと心に沁みました。

続きが読みたい賞

該当なし

トンデモ賞

死んだ恋人が空から落ちてきた。歓喜する主人公だが、同じ出来事は世界中で起きていて――。幸福な奇跡が、皮肉にも大変な事態を招く。それはそうだよね、と妙に納得してしまいました。ラストの主人公がシュールながらも、非現実を受け入れられないリアリティがあって、なんとも味わい深かったです。

優秀作品

スケジュール
・応募期間:2022年8月24日(水) 12:00:00 ~ 2022年9月25日(日) 27: 59: 59 ・最終結果発表:2022年11月中旬頃予定
賞
大賞(賞金3万円+選評)1作品 準大賞(賞金2万円+選評)1作品 入賞(賞金1万円+選評)1作品 佳作(選評)数作品   超短編賞(選評)  続きが読みたい賞(選評)  トンデモ賞(選評) ※大賞、準大賞、入賞または佳作(以下、「受賞」という。)の作品はエブリスタの短編小説シリーズ「5分シリーズ」に収録される可能性があります。(収録を依頼する場合には、受賞者に別途、ご連絡させていただきます。) 短編小説シリーズ「5分シリーズ」 ※受賞作品はエブリスタ公式SNS等で配信・紹介等される可能性があります。  優秀作品(結果発表ページでご紹介)  ピックアップルーキー(結果発表ページでご紹介) ※大賞・準大賞・入賞作品を除く上位30作品を優秀作品として、結果発表ページでご紹介します。 ※上位30作品まであと一歩だった作品の中で応募期間終了日より3ヶ月以内に会員登録された新規作家の作品を、ピックアップルーキーとして数点、結果発表ページでご紹介させていただきます。
募集概要
新作限定!初心者大歓迎! たった100文字の妄想でも気軽に参加できちゃう短編コンテスト、第181弾です。 今回のテーマは、「○○が落ちてきた」です。 どこかに必ず「○○が落ちてきた」のシチュエーションが登場する妄想を投稿してください。
・鳥のフンをくらった数日後。突然しゃべる鳩に謝られ、お詫びの品を渡されて!? ・もらった宝くじが当たり、まさに棚からぼたもち!けど何やら周囲の様子が……? ・ある日、頭上に植木鉢が落ちてきた。以来、色んな物が私を狙うかのように落ちてきて……。
不意に目の前に落ちてきた何か。驚きと共にもたらされるものは、果たして……? そんな「○○が落ちてきた」にまつわるあなたの妄想をお待ちしています! 過去の妄想コンテストはこちら
応募要項
・本コンテストの応募期間内に新規公開された作品。 ・文字数は100文字(三行程度)~8000文字 ※制限文字数未満又は制限文字数を超えた作品は選考対象外となります。 ※非公開設定している作品は、選考対象外となります。 ※連載中の作品の場合、応募期間終了時点での作品の完成度も含めて選考いたします。 ※エブリスタ内の公式コンテストや他社サービス等に応募中、または過去に受賞したことのある作品はご応募いただけません。
メールアドレスの受信設定について
選評の送付や書籍化の打診は、エブリスタに登録されたメールアドレス宛にご連絡いたします。迷惑メール防止の為にドメイン指定受信の設定をされている場合、メールが正しく届かないことがございますので、「@estar.jp」を受信できるよう設定して下さい。
応募の辞退について
応募期間中であれば、作品管理から応募の辞退が可能です。(操作手順はこちら) 締切後の応募辞退は原則として出来ませんので、ご応募の際はご注意ください。

次回予告

次回、妄想コンテスト第182回のテーマは「泥棒」です。 本コンテストと平行する形で2022年9月14日(水)より開催予定です。 ※作品は次回の妄想コンテスト第182回の応募期間内に新規公開してください。応募期間前に公開した作品はご応募いただけませんので、ご注意ください。

コンテストの注意事項(必読)

超・妄想コンテスト