潜水艦7号

屹立 麗 迫撃

この作品のタイトルを見たときから思っていた。この作者の作品は妖刀・村正のようだと。 並の覚悟で抜いてはならない刀身はその鋭さが故に作者自身とともに読み手の心すら躊躇することなくバッサリと切り捨てる禁断
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きょうき

物語の冒頭からあるように、悲惨な事件の顛末を描いた作品です。 しかもそこには人心に秘められた深い狂気が。 果たしてこの一見平和そうに見える家族に何があったのか。そして家族を殺傷した意外な「きょうき」。
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笑う門には福来たる

とある会社で、ある女性事務員が寿退社した途端に業績が右肩下がりになったと。 何が原因か、会社の誰にも分からない。けど、件の女性がいなくなったタイミングなのは間違いないので、本人を呼んで身に覚えはないか
ネタバレあり
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特集掲載おめでとうございます🎉

雨粒の質感とコロボックルの構図が素晴らしい、プロレベルの逸品です😍
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彼氏として100点だった男が

つい先日、Twitterでみた名言(迷言)に、 「彼氏として30点だった男が100点の夫になり、彼氏として100点だった男が5点の夫になるのが結婚です」というのがありました。 食べ物でもそうですが、
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カワイイは正義

かのス■イファミリーでも、その良さを言語化したときに出てくるのは「アー■ャがかわいい」なんですよ。もうそれで十分で、それ以上はない。 カワイイこそ、全てに勝る正義なんです(断言 死神が命のやりとりを
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壊れた傘は雨に歌えなかった

本作品は妄想コンテストに応募されたものです。 妄想コンテストでは毎回ある一定のお題を含むことが求められますが、それ自体をテーマにすることは求められていません。むしろそれより、世界観の広がりやストーリー
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キャラクター小説のお手本

私が「いつとな」に出会ったのは、砂たこさんに「キャラクター小説でいい見本になる作品はないか」と尋ねて紹介されたお陰でした。 当時の私は公募やエブリスタの選評で度々にして「キャラが弱い」と指摘されていた
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幸福の定義とは

溺れている人間は、その途中で自分の不運や不幸を呪ったりしないものです。何故なら、溺死しないように足掻くのに精一杯だから。 ドン底に追いやられた人間は毎日を、その瞬間を生きることだけが重要なのであって、
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短くも何と濃密な遣り取りであることか

「小説を書く際の下調べを10したとして、その10の全てを原稿に書き込む必要はない。10の内2を書けば読者は私が10を知っていることを分かってくれる」 かつて松本清張はそう語ったそうです。この作品を読み
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私たちは何も知らない

私たちはあまりにも戦史を知らない。そう実感せざるを得ません。この作品を読んで、痛切にそう感じました。 特に太平洋での海戦においては戦国時代のようにメディアで詳しく語られる機会も少ないですし、学校の授業
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「今」と「どこ」の新しい概念

今、どこにいますか? この問いに、本作品は時空を超えた回答を提示します。 ふとした事から運命的とも言える出会いをした二人、だがその「運命」は一直線ではなく悲劇に向けて走ってしまいます。 愛する彼女を救
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本格ファンタジーの隠れた?傑作

いわゆる「な○う系」を初めとした異世界ファンタジーが隆盛を極める中、これだけどっしりとした本格ファンタジーに出会う事すら、昨今は難しいのかも知れません。 そのどっしりとした世界観は、まるでゲド戦記(原
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この作品は非公開になりました

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健やかなる時も、病める時も

介護というものはとても大変な物です。 食事や下の世話もありますし、時間と精神を削られるものです。しかも相手に反応がないとなると、その成果や達成感も薄いでしょうし。 『植物状態の人間は本当
ネタバレあり
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SF歴史の集大成!

ジュール・ヴェルヌから端を発した「SF」という小説の新しい水脈は、現代に続いてかくも大河に育ったものかと感銘を受けるものです。 かつて、ここまで過去のSF史を細かく網羅して解説した書物が存在したでしょ
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偶然の不運と幸運

まだ私が若かった頃、自宅近くにある空港に旅客機が墜落する事故がありました。大勢の方が亡くなる、惨事です。 一般に航空機による事故の確率は自動車よりも遥かに低く、あの9.11テロのあとには自動車移動を
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何を探していたのか

本作は同作者の「未来への手紙」を改稿されたものです。なのでストーリーの大筋は同じなのですが……しかしながら今回の改稿によって、まったく違った側面から描かれているのです。まるで今回の「探しもの」というテ
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今、その一瞬

鳥人間コンテストは長い歴史を持ちます。最初はプラットホームから数百メートルを飛ぶくらいだったものが、最近では何十キロも飛行出来るようになっています。 こうした進化を支えているものは何でしょうか。 人力
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立ち向かった者だけが

禍福は糾える縄の如しといいますが。 実際には、悪いことに限っては「これほどまでに続くのか」と思うほど続いたりするものです。まるで天から見放されたかのように。 本作の主人公も、そうして苦境に立たされます
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輝きを増した感動作

本作品は同作者による『父に言えなかった言葉』を改編されたものです。私も以前に同作品を拝読させて頂いておりますから当然にある程度の既視感があるだろうと考えていたのですが、その考えはまったく裏切られました
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闇ではない、闇。

ノーベル賞も受賞された山中伸弥教授の逸話に、こんなものがあったそうです。 当時、実験途中だったiPS細胞が上手く行かず実験を担当していた学生が悩んでいたとか。するとそこに山中教授が現れて「それは失敗な
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必要な「うそ」

「うそをつく」のは、何も人間だけではありません。 犬を飼った事がある人なら、悪戯をしたあとに「僕、知りません」みたいな顔をしている姿を見た経験があるでしょう。 または、YOUTUBEの動画にもあります
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「売れる」のではなく「売る」

何しろ驚いたのは「スーパーの販売とは心理学なんだ!」という点です。 魚釣りの世界ではよく「釣れた」と「釣った」は違うと言います。 「釣れた」とは、全く意図しなかったところへ偶然に魚が掛かった事を意味
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感謝の本質とは

禍福はあざなえる縄の如しと言いますが、その割合は均質化しているとは思えません。順風満帆な人生が続く事もあれば、惨憺たる悲劇が延々と続く事もあります。時として人は他人というものが如何にあてにならないもの
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小さくて大きなターニングポイント

みぐさん作品の素晴らしさの一つは、何と言っても単なる想像ではない、キチンとした科学的知見に基づいた考証でありましょう。 例えば、地底人など異世界の住人を登場させる場合、その見たことがない姿をどう表現す
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限界と希望

ある難題にぶつかった時。 「出来る」というのは政治家で「出来ない」というのは技術者である。そういうジョークがありますが、確かにそれはその通りで腕の確かな技術者ほどその限界というものを熟知しているもので
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いずれ来る、次の時代

コンピューターによる将棋ソフトが黎明期だった頃、プロ棋士達に『将棋ソフトがプロ棋士に勝つ日は何時になるか』というアンケートをとった事があります。 ほとんどのプロ棋士が『そんな日はこない』と回答する中、
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世界一有名な足跡

今作品は妄想コン『足あと』のために書き下ろされたものです。 丁度季節は真冬で、誰でも真っ先に『雪に残った足跡』が思い起こされることでしょう。なので逆に『如何に誰も思い付かない足跡』で、かつ読者を納得さ
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秋月一花ホラーの真骨頂

秋月一花様のホラーと言えば「ゾンビな君に首ったけ」のような、ほっこりするホラーが思い浮かぶのですが、この作品に限って言えば「ガチ」と言っていいでしょう。こっちの常識や手段が一切通用しない世界の「住人」
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「あなた」は誰なのか。

物理学の世界では、時間と空間を合わせて「時空間」として扱います。そう、時間と空間は常に一体であり不可分なものであるのです。そのため、光速を超えて空間を移動するということは、すなわち時間を超えてしまう…
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