MMORPG、そして神話。強さ、そして逃げる強さ。

 ゲーマーかつ小説好きにはたまらない逸品です!  オンラインゲーム「バトルソード」のプレイヤーがゲームの中の仮想空間に居続け、リアルでは姿を消してしまう謎の現象。  この発想もそうですし、成沢先生の発
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サイコパスへの哲学、俯瞰されて還ってくるありふれた日々。

 わたしはあまりサイコパス系のノンフィクションや小説を読んでいないので、サイコパスの人物造形はわかりませんが、科白の端々に、作者である安積さんのサイコパス哲学がずーっと流れていて(最終ページ除く)これ
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もし読後感や余韻にペスタを押せるのなら……

 この作品、作者の昭島さんはホラコンで一番怖くない(たぶん)と仰ってますが、じつはこれ、自分の苦手なものと置き換えるとかなり怖いかと。  わたしはジャズが好きでボーカルものもよく聴きます。  声に神経
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ユーモアとミステリの融合にかけた愛

 最初はなんとなくユーモラスな感覚で、ずっとその調子になる、謎の真相が明らかにされてゆく……のだと思っていたのですが、いい方向へ裏切られました!  とにかく花染くんから目を離せない。  しかも某女子プ
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ただのご当地ものの恋愛小説とはひと味もふた味も違います

 いまさら何をここの感想欄に書けばいいのか──。  他の方々が書いている内容がすべてを言い尽くしている気がします。いや──まだまだそのぐらいで言い尽くせる作品ではありません。  じつはこのタイトルが浮
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本来の意味での「言葉遊び」の傑作

 最近はあまりいい意味で使われない言葉ですが──政治家の答弁などがよくこういう言葉で非難されたりとか──本来、ルイス・キャロルなどから始まって、本来の意味の「言葉遊び」精神が極まった作品だと思います。
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蜜原みな子

智と戯れる快楽、そして勉学への意志

 日教組ばりばりの義務教育、そして大した努力なしに某高校に進学したので、なんというか「眩しい」作品でした。  学習塾だから当然、勉強するわけです。生徒たちの向上心やチューターさんのその向上心を認めて受
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蜜原みな子

夏に、真夏に、こんな地獄の季節に、シトロンのように響く物語。

 それまで恋愛ものにこだわりと技術があった作者さんが、現代ファンタジーの世界へ。でも「きゅん」度は安定の血中「きゅん」濃度です。あっという間に書き飛ばす、ということはなく、とても丁寧に描写されていきま
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蜜原みな子

新型コロナと小説の可能性

 拙い言葉の表現になってしまいますが、今まさに猛威をふるい続けている新型コロナウィルスの蔓延について、小説がどこまでそれを表現できるかの一つの答えであると思います。  語られる物語は完全に仮構のもので
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蜜原みな子

静かな、だけど血の通った世界

 派手な出来事が起こり続ける、そういう鬼面人を驚かす作品ではないのですが、日常に起こる出来事、感情……喜びや不安、楽しみやちょっとした辛さ……が丹念に描かれています。    しかし、その淡々とした感覚
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