雪乃かぜ

お人好し少女へと同情が止まらない

職場をクビになり、恋人にもふられ、家賃滞納で家からも追い出される始末。突如として散々な状況に陥った奏はひとり、駅前のコインロッカー前でただ途方に暮れていた。そこに現れるひとりの男性。そして、ゆっくりと
2件1件
雪乃かぜ

悪役主人公なのに憎めない、丁寧な描写力

音大への進学に憧れるもなかなか成績が上がらず、物憂げな日々を過ごしていた由香。彼女はある日、なにげないきっかけから動画投稿サイトに出会い、そのサイトに演奏動画をアップする魅力に取り憑かれていく。もっと
ネタバレあり
2件
雪乃かぜ

夢見心地の読後感

かつてリンは魔法のような体験をした。それは今の恋人と出会う少し前のこと。まだ元カレと付き合っていて、仕事も上手くいかず、なんとかバイトで食いつないでいた頃の話。無くした指輪に、夢をお代にカレーを提供す
2件1件
雪乃かぜ

インテリ社長の末路に爽快感を感じる

都会生まれの都会育ち。なにひとつ不自由のない暮らしの中で育ち、中高一貫の有名私立から最高学府に入学し、卒業後はIT系ベンチャーに務めながらDXに関するナレッジとスキルを磨き、後に企業。いまはコンサル系
ネタバレあり
雪乃かぜ

見えないものが見えて、また新たな差別が生まれた世界

誰もが念じれば手の中に“心珠”というものを浮かび上がらせることが出来るようになった世界。警察官のなぎはその“心珠”をめぐる事件やトラブルに日々、頭を抱えていた。そして、なぎの息子「陽乃」もまた、“心珠
2件2件
雪乃かぜ

ヒロインのミステリアスな魅力に惹き込まれる

金髪の少女、弥栄やよいを交通事故から救った敦史は、その後の成り行きで彼女の父親探しを手伝わされることに──。どこか闇を抱える彼女に、次第に惹かれていく敦史。歳の離れた似たもの同士のふたりの冒険が、いま
1件1件
雪乃かぜ

風よ吹け、どこまでもふたりを連れて

ある日、富豪「高山家」の御曹司である一郎は、父に呼び出され、手違いにより一郎自身が「倉庫」の鍵に設定されてしまったことを告げられる。美術品や宝飾品の多くを管理する「倉庫」は、常に盗人たちに狙われており
2件1件
雪乃かぜ

そしてこれからも自分を探す旅はつづく

性格も容姿も異なる家族のなかで、いつも人知れず孤独を感じていた創太郎は、いつの日からか物語の世界にだけ自分の居場所を求めるようになっていた。読書をしているときだけは苦悩や悲哀といった感情を忘れることが
1件1件
雪乃かぜ

ひとりじゃない、これからはずっとそばに

日々、義理の母親からの暴力に苦しむ高校生のツバメは、自分のまわりにいる人間に絶望し、もはやこの世界に対してすら希望を失いかけていた。唯一の心の拠り所は無邪気な笑顔がよく似合う妹ただひとり。おやゆび姫に
2件1件
雪乃かぜ

なんの話かと思いきや、最後に繋がっていく

クラスメイトへの復讐を企てる鈴の前に現れたのは、同じくクラスメイトの乾比呂。彼は唐突に「さるかに合戦」という昔ばなしにおける新説を唱えはじめる。その意図とは、内容とは──。はたして、鈴の復讐は成功する
4件
雪乃かぜ

ふたりを大切に想う主人公の優しさに惚れる

幼なじみである沙織と笠鷺、そしてアタル。それぞれに傷を抱える三人は、ちいさな頃から互いを支えあうように必死に生きてきた。アタルに惹かれていく沙織の気持ちに気づきつつも、沙織に対する恋心にもがき苦しむ笠
2件1件
雪乃かぜ

躍動感のあるSFバトルファンタジー

暦が失われ、地球上の文明や技術もほとんどが無くなり、「核の冬」と呼ばれるようになった未来。 マウス・ザ・キッドは、この世界を滅ぼしたと言われる大いなる力「GLOVES(グラブス)」を求め、盗賊団の仲間
1件
雪乃かぜ

変わらないものを信じて

人間の遺伝子情報がすべて解析された未来。医療の世界では、ヒトゲノム情報を活用したゲノム改変治療が当たり前のようにおこなわれていた。ちいさなころに母を失ったあかりは、ある日、唯一の家族である兄すらも、母
雪乃かぜ

衝撃のラストに胸が締めつけられる

小学四年生の少女、三廻部正美は日々、同級生たちからの壮絶ないじめに苦しめられていた。ある日、祖母から魔法の存在を聞かされた正美は、その魔法の力により、いじめの主犯格でもある同級生の亞里亞と身体を入れ替
2件2件
雪乃かぜ

このふたりなら、絶対に大丈夫!

宇宙開発の進んだ未来。資源採掘員のハンスは相棒のグレーテととも母船から遥か遠くにある人類活動圏の辺境、ヴァル星系に到達するも、思わぬトラブルが発生し、帰還航路を失ってしまう。 活路を見出すべく、ふたり
2件1件
雪乃かぜ

胸が張り裂けそうなくらい甘く切ない

高校一年生の笹原美心は、将来、音楽で生きていくことを夢に見ていた。そんな美心がいつものように駅前で弾き語りをしていたある日、同じ学校に通う先輩、理空に声をかけられる。 ひょんなきっかけから、恋愛禁止を
2件2件
雪乃かぜ

情けは人の為ならず

他人に優しくしたこともなく、自分勝手に生きてきたフレディーは心清らかな女性、メイビルに恋をしていた。ある日、「クリスマスの魔法」の噂を耳にするフレディー。それは、天使と鐘の像の前で願いをこめると恋が成
3件1件
雪乃かぜ

読み心地がよくて、あっという間に読了でした。

人間と機械人間の戦争が終わって数十年が経った世界。機械人間嫌いな人間の王女アンジェラは、城への帰り道で大切な指輪を落とす。そしてそのときに薄汚い機械人間と出会い、「指輪を見つけられたら一晩なんでも言う
2件1件
雪乃かぜ

白熱のバトルシーンが見どころ!胸が熱くなります🔥

アンドロイドと人が共存する国、オルタナ。その首都ザハスに暮らす人々は、戦闘アンドロイドたちを闘わせる競技「バトロイド」に夢中だった。スクラップ屋で暮らす青年クウヤもバトロイドで闘う戦士(アーマー)のひ
2件1件

凍風

青春 完結
13分 (7,534文字)
雪乃かぜ

胸にこみ上げくる熱き思いは氷の心をも溶かす

海との連絡がとれなくなった。それは作家としての重責からか、描けない世界への焦燥からか。いずれにせよ公演初日まではあと一週間。演劇研究会のメンバーはみな、苛立ち、不安に脅える。四年生最後の舞台。それぞれ
1件
雪乃かぜ

終盤からの怒涛の伏線回収、見事です。

ドロシーとその弟であるトトは、科学者である父の実験に巻き込まれ過去にタイムリープをしてしまう。終焉戦争真っ只中の時代に目覚めたふたりは、それを運命と悟り、世界を救うために過去を変える決意をする。はたし
1件1件
雪乃かぜ

ただならぬ空気感が絶妙

高校時代からの親友、瑠衣が風邪をひいたことを知り、見舞いのために彼女の自宅へ向かうことにした紅香。まだ引っ越したばかりでさみしがり屋の瑠衣が、内心では心配でならなかった。しかし、彼女が住むのは紅香にと
2件1件
雪乃かぜ

さざめく波のような、あの夏のノスタルジア

幼なじみの光希には誰にも話せない秘密があった。それは僕と彼女だけの秘密だった。恋人というわけでもないけれど、そばにいて、陽だまりのなかにいるような安心できる関係性。その距離感。ずっとこのままの僕たちで
1件
雪乃かぜ

白いうさぎの導く先は

おもちゃ屋さんで買ってきた白いうさぎのぬいぐるみ。娘はたいそう喜んで遊び疲れて寝てしまう。しかし翌日、うさぎはどこにも見当たらない。学校に行くと言いながらうさぎを探して寄り道ばかりの娘を心配する母。は
3件1件
雪乃かぜ

赤黒い空に浮かんだ食べかけのサラダせんべいみたいな話

……嘘ですw そんなお話じゃありませんが、とにかくそれくらいすごい作品でした(すごさの表現になってない) 【あらすじ】 天城ハナエは生まれてから三十二年と二か月と三日、一度もシゴトをしたことがなかっ
2件
雪乃かぜ

まるで絵画のように美しい情景描写にうっとり

外の世界のことをなにひとつ知ることなく育った少女。彼女は自身の名前すら忘れ、ただ父の言いつけだけを守っていままで生きてきた。ある夜のこと、崖の上に忍び込んだ男、ノブとの出会いが彼女の運命を大きく変える
2件1件

この作品は非公開になりました

雪乃かぜ

すべての創作者に贈る魂の作品

生み出した作品を具現化し、意志を持たせることができる世界。この世界において具現化された作品、通称「アバター」の存在は、芸術家としての位置づけを確立させるものでもあった。小説家を夢見る大学生の垣田綴は、
1件1件
雪乃かぜ

どうか、この二人に幸福を

ある雪の降る日に両親をなくした幼い兄妹。その日からふたりはお互いを支えあいながら、自由を夢みて生きていくと、そして決してお互いのために無理はしないと誓いあった。そう誓ったはずだった。お互いを大切に思う
2件
雪乃かぜ

賢者だなんて言いたくない

幽霊となったはずの主人公は、ある日、突如として自身が生身の人間同様に実体化していることに気づく。生前の記憶も無いなかで、ただ誰かになにかを渡さねばならないという焦燥感に駆られる主人公。男が渡したかった
2件1件
雪乃かぜ

秘めたる想いは

小鬼のヴィドは小さな頃から、幼なじみの人間、アリーシャのことが大好きだった。しかしアリーシャは大人になるにつれ、冷淡でよそよそしい態度になっていく。ヴィドはふたたびアリーシャと笑い合える日々がくること
2件1件
もっと見る