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三行から参加できる 超・妄想コンテスト  第109回「月明かりの下で」
とても優しい雰囲気の物語が多く集まった回でした。キラキラと未来に向かっていく太陽の輝きとはまた異なり、そっと弱さに寄り添ってくれるような月の光。ちょっと不思議なファンタジーだったり、人の心の闇を描くホラーだったりと、月明かりの下で読みたいような素敵な作品たちです。

大賞(賞金3万円+選評)

桶に映った月を紙に写し取る描写の美しさが印象的でした。不思議な少年の正体が最後まで説明されない点も、物語の幻想性を保つ要素になっています。心はもう一度がある、という台詞に心があたたかくなりました。大人向けの美しい絵本を読んだかのような充実感に心が満たされます。

準大賞(賞金2万円+選評)

親友の恋路を応援する気持ちと自分の恋との間で揺れる心が、少年らしい爽やかさを失わずに描かれているのが好印象な作品です。登場人物は多いのですが、まったく煩雑にならずにこの人間関係を描ききる筆力も素晴らしいです。

入賞(賞金1万円+選評)

復讐を目論むホームレス。するすると読めて鮮やかに読者を仕掛ける、コンパクトで完成度の高い作品です。真相が判明してからももう一段階ゾッとさせるテクニックもお見事。

佳作

同級生の男女と先生という少し変わった三角関係。さらに先生の一筋縄ではいかないキャラクターがアクセントになっています。文章のところどころにぐっとくる表現があり、繊細な心情を描ききっています。オチとなる先生の本心に意外性があり、しかもそのために焼きそばの伏線が張られていたのが凝っています。
外面を取り繕っていることを察してもらえないイライラがリアルで、その分最後に言いたいことをぶちまけるシーンが爽快でした。月のロマンチックな印象が、逆に主人公に夢をみている上司の「ウザさ」と重なっているのが個性的で面白いです。
「ツクヨミさん」という現実味のないフィルターを通して理想化されていた二人の関係。それが物凄く泥臭い現実によって崩されてしまう瞬間の主人公の心情が繊細に描かれていて印象的でした。思春期から成長し迎えたハッピーエンドも良く、苦い現実を生きる大人のための優しさに溢れた作品だと感じました。
月を新しいものにかけかえる、という発想が美しいです。お父さんが絵本作家という設定も、作品世界の温かさを担保しています。満月同士がぶつかって光るシーンが特に見事でした。眠る前に絵本で読みたいような優しさに満ちたファンタジーです。
目的に無我夢中になりすぎていつの間にかハイスペックになっていた主人公にカタルシスがありました。現代日本を舞台としており、ほぼ家と学校を舞台にしているにもかかわらず最強チートもののような爽快感です。

超短編賞

良い物と悪い物を分けてくれる湖に妻を投げ入れた男が……。起承転結のしっかりした寓話で、落ちてほしいところに落ちてくれる安心感をくれました。ラストのオチが前後の様子からそれとなく分かるように描写されている点にゾッとしました。

続きが読みたい賞

社会に居場所がない人たちのために深夜営業している「ムーンライトカフェ」。常連の少女が、無差別殺傷事件の犯人と知り合いだったと語る話。現代の社会問題を鋭く突いた作品です。“弱者”である少女の台詞、そして切ないラストに心をえぐられました。冒頭部分が説明で流れてしまっているのがもったいなく、このカフェを舞台にした長編を読みたいという気持ちを強く抱きました。魅力ある設定です。

トンデモ賞

天文部に所属する少女が、兎が化けていたクラスメイトと空を飛んで月見をする現代ファンタジー。突拍子もない設定ですが、短編少女漫画のようなテイストで甘酸っぱく、物語を通じて少女が精神的に成長するというテーマが丁寧に描かれていました。

優秀作品

SF 完結
2分 (1,115文字)

ピックアップルーキー

スケジュール
・募集期間: 2019年8月28日(水)12:00:00 ~ 2019年9月29日(日)27: 59: 59 ・最終結果発表:2019年11月中旬頃予定
賞
大賞(賞金3万円+選評)1作品 準大賞(賞金2万円+選評)1作品 入賞(賞金1万円+選評)1作品 佳作(選評)数作品   超短編賞(選評)  続きが読みたい賞(選評)  トンデモ賞(選評) ※大賞、準大賞、入賞または佳作(以下、「受賞」という。)の作品はエブリスタの短編小説シリーズ「5分シリーズ」に収録される可能性があります。(収録を依頼する場合には、受賞者に別途、ご連絡させていただきます。) 短編小説シリーズ「5分シリーズ」 ※受賞作品はエブリスタ公式SNS等で配信・紹介等される可能性があります。  優秀作品(結果発表ページでご紹介)  ピックアップルーキー(結果発表ページでご紹介) ※大賞・準大賞・入賞作品を除く上位30作品を優秀作品として、結果発表ページでご紹介します。 ※上位30作品まであと一歩だった作品の中で募集期間終了日より3ヶ月以内に会員登録された新規作家の作品を、ピックアップルーキーとして数点、結果発表ページでご紹介させていただきます。
募集概要
新作限定!初心者大歓迎! 三行だけでも中編小説でも、妄想を炸裂させた文章ならなんでも応募できるコンテスト、 第109弾です。 今回のテーマは、「月明かりの下で」です。 どこかに必ず「月明かりの下で」のシチュエーションが登場する妄想を投稿してください。
・月明かりが差込む公園で、泣きながらブランコを漕ぐ女性。なぜか目が離せなくなって…… ・一年間、毎晩月の光に当て、やっと完成した魔法薬。その驚くべき効果とは? ・物音がして目を覚ます。窓辺を見ると、月明かりを背負う何者かの姿がそこにあった。 ・お月見団子が突然なくなった!犯人はなんと、月から落ちてきたウサギ!?
なんだかそれだけでロマンチックな月明かり。お月見しながら妄想というのも風流ですね! そんな「月明かりの下で」にまつわるあなたの妄想をお待ちしています! 過去の妄想コンテストはこちら
応募要項
・本コンテストの募集期間内に新規投稿された作品。 ・文字数は100文字(三行程度)~8000文字 ※制限文字数未満又は制限文字数を超えた作品は選考対象外となります。 ※非公開設定している作品は、選考対象外となります。 ※連載中の作品の場合、募集期間終了時点での作品の完成度も含めて選考いたします。

次回予告

次回、妄想コンテスト第110回のテーマは「手紙」です。 本コンテストと平行する形で2019年9月11日(水)より開催予定です。 ※作品は次回の妄想コンテスト第110回の募集期間内に新規投稿してください。募集期間前に投稿した作品はご応募いただけませんので、ご注意ください。

コンテストの注意事項(必読)

超・妄想コンテスト