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三行から参加できる 超・妄想コンテスト  第124回「花言葉」

大変よく練られた作品が多く集まり、選考に難航した回となりました。花言葉が物語のキーポイント、転換点としてうまく使われており、どれも面白かったです。花に込められた人の思いをしっとりと描きあげた作品には唸らされました。

大賞(賞金3万円+選評)

震災をきっかけに命の儚さを知り、人を守るための職に就いた元夫婦。それぞれの想いを胸に離れた2人だったが、ある日元妻から花が贈られてきて……。心の距離を確かめ合う描写がとても健気で美しく、お涙頂戴になりすぎない絶妙なバランスで胸に迫りました。会話のさり気ないやり取りに気遣いがあふれています。

準大賞(賞金2万円+選評)

勘違いから誘拐されてしまった主人公は、世話係を任されていた老婆と脱出計画を実行する……。緊迫感のある文章で一気読みしました。さまざまな謎が一息に回収されていく怒涛のラストが見ものです。

入賞(賞金1万円+選評)

雑誌に掲載されたことで、勘違いしたキザなおやじ御用達のお店になってしまった花屋さん。しかし、今日訪れた青年はちょっと何かが違うようで……? 花屋の店長である主人公のトークが軽快で、物語にグイグイ引き込まれました。「裏・花言葉」というワンアイデアがおもしろくて、使ってみたい気持ちにさせられます。

佳作

親友だったすみれを転落事故で亡くした拓哉と櫻。すみれの遺品である日記に不穏な記録を見てしまった拓哉は……。なんとも居心地の悪い、それでいて不思議と小気味いいような読後感を残す作品。すみれと櫻それぞれの意志が、絡まり合ったように読者に余韻を残していきます。
どんよりしていた主人公が花屋で遭遇した青いユリは、なんと喋る花なうえに、主人公に「花言葉をつけてくれ」と頼んでくるのであった!? ユリのキャラクターがなかなか強烈で、主人公とのかけあいが軽妙なファンタジックコメディです。読後には元気が出ました。
人との関わり合いに絶望して飛び降り自殺しようとする主人公に、心を読む不思議なサルが声をかけてくる。果たして彼女は、自殺を思いとどまることができるのか? 溜まった負の感情の表現としての花の使い方が大胆で、読んでいてドキドキさせられました。最終的に爽やかな読後感が得られる、気持ちの良い作品です。
戦争によって離れ離れになった恋人同士。生き残った女性を支えたのは、恋人が別れ際に贈ってくれた花言葉だった……。悲しみを背負いながら生き続ける女性の強さとしなやかさが印象深く、しっとりした文章も相まって泣けた短編です。
人間がすべてデータ化され、既定の生存時間を超えると消失する世界。想い人の消失を止めようとする主人公に、彼女はワスレナグサの花言葉を語りだす……。「あるかもしれない未来」と、古風な花言葉との組み合わせがなんとも切なく、印象に残りました。人の尊厳とは何かを考えさせられた作品です。

超短編賞

母の日のカーネーション。母の好きな色である黄色のカーネーションを贈る次女が花に託す想いは……。かなりの短編ですが、1ページ目の不穏な気配が2ページ目で一気に迫ってくる、爽快ですらある怖さがありました。

続きが読みたい賞

主人公宅に薔薇の花束を置き続けるストーカー事件。彼女は、花に詳しいある古書店の店長を頼るのだが……。登場キャラが個性的で、生き生きとしたやり取りが印象的です。このキャラでいろいろな事件を読んでみたくなりました。

トンデモ賞

合コンで出会ったイケメンとの初デート。しかし、主人公の意気込みは空回りするばかりで……? イケメンこと「ケンジ」の個性がインパクト絶大で何度も笑わせられます。ヒロインの突っ込みも絶妙で、ラストで口にした、読者の意志をくみ取ったかのようなセリフは爆笑しました。

優秀作品

スケジュール
・募集期間: 2020年4月15日(水) 12:00:00 ~ 2020年5月17日(日) 27: 59: 59 ・最終結果発表:2020年7月上旬頃予定
賞
大賞(賞金3万円+選評)1作品 準大賞(賞金2万円+選評)1作品 入賞(賞金1万円+選評)1作品 佳作(選評)数作品   超短編賞(選評)  続きが読みたい賞(選評)  トンデモ賞(選評) ※大賞、準大賞、入賞または佳作(以下、「受賞」という。)の作品はエブリスタの短編小説シリーズ「5分シリーズ」に収録される可能性があります。(収録を依頼する場合には、受賞者に別途、ご連絡させていただきます。) 短編小説シリーズ「5分シリーズ」 ※受賞作品はエブリスタ公式SNS等で配信・紹介等される可能性があります。  優秀作品(結果発表ページでご紹介)  ピックアップルーキー(結果発表ページでご紹介) ※大賞・準大賞・入賞作品を除く上位30作品を優秀作品として、結果発表ページでご紹介します。 ※上位30作品まであと一歩だった作品の中で募集期間終了日より3ヶ月以内に会員登録された新規作家の作品を、ピックアップルーキーとして数点、結果発表ページでご紹介させていただきます。
募集概要
新作限定!初心者大歓迎! たった100文字の妄想でも気軽に参加できちゃう短編コンテスト、第124弾です。 今回のテーマは、「花言葉」です。 どこかに必ず「花言葉」が登場する妄想を投稿してください。
・客に相応しい花言葉から花束を作ってくれる花屋。その花束には不思議な力があるらしい? ・連続殺人事件の現場に残される一輪の花。事件解決の鍵は、その花言葉にあった! ・課題の為に花言葉を調べたら、おもしろくて時間を忘れてしまった。課題をやる時間さえも……
普段気にかけることはあまりない花言葉。実は花言葉そのものに由来となる物語があったりするので、調べると創作意欲が刺激されるかも! そんな「花言葉」にまつわるあなたの妄想をお待ちしています! 過去の妄想コンテストはこちら
応募要項
・本コンテストの募集期間内に新規投稿された作品。 ・文字数は100文字(三行程度)~8000文字 ※制限文字数未満又は制限文字数を超えた作品は選考対象外となります。 ※非公開設定している作品は、選考対象外となります。 ※連載中の作品の場合、募集期間終了時点での作品の完成度も含めて選考いたします。
注意事項
選評の送付や書籍化の打診は、エブリスタに登録されたメールアドレス宛にご連絡いたします。迷惑メール防止の為にドメイン指定受信の設定をされている場合、メールが正しく届かないことがございますので、「@estar.jp」を受信できるよう設定して下さい。

次回予告

次回、妄想コンテスト第125回のテーマは「取り合い」です。 本コンテストと平行する形で2020年4月30日(木)より開催予定です。 ※作品は次回の妄想コンテスト第125回の募集期間内に新規投稿してください。募集期間前に投稿した作品はご応募いただけませんので、ご注意ください。

コンテストの注意事項(必読)

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