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三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第129回「星降る夜に」
とても美しく、深い作品がたくさん集まりました。もしかしたら読んだ人の人生観を変えてしまうかもしれない、と思わせるような力のある短編が複数ありました。星を見上げるとき、人は自分の人生の何かを星に仮託するのかもしれません。悲しみも幸せも包み込んでくれるようなスケール感のある物語がたくさん集まりました。大賞作品から優秀作品まで非常にレベルが高く、落選作品にもたいへん惜しいものがたくさんありました。

大賞(賞金3万円+選評)

「恋人が実は宇宙人だった。宇宙に返すのを手伝ってほしい」と、友人から夜の海に呼び出された主人公。目を覚まさせてやろうと奮闘する主人公ですが、物語は意外な展開に……。謎が謎を呼ぶ怒涛の展開から目が離せませんでした。ポロっと明かされる真相にも驚きます。読者のリードの仕方がお見事。

準大賞(賞金2万円+選評)

仕立て屋として花嫁衣裳を手掛ける主人公は、自分もいつか素敵な花嫁になることを夢見ていた。しかし、火事で火傷を負ってしまい……。幻想的な景色とそれに負けないであろう美しい花嫁衣裳に心奪われました。二人の距離が段々近づいていく様子にときめきます。主人公が好きなことに打ち込む瞬間の爆発的なエネルギッシュさが好きでした。ウエディングドレスの美しさも目に浮かぶようです。

入賞(賞金1万円+選評)

親を亡くした兄妹は、村長の家で下働きをする苦しい日々を、ふたり寄り添ってなんとか過ごしていた。しかしある日、妹が吉兆の証とされる“星の子”となり、兄妹は引き離されてしまって……。苦しい、重い展開の連続に打ちのめされました。途中登場する医師が物語により深みを持たせています。悲しい悲しいラストに涙が止まりませんでした。

佳作

主人公が自身最後の茶席を開くのに選んだのは、七月七日、七夕だった。細部に至るまで心を込めて用意したその茶席の意味に、気付く者はいるのか……。キリリと身が引き締まるような茶席の丁寧な描写の後の、大胆な展開に度肝を抜かれました。息をつかせない迫力、重みのあるラストはまるで舞台を見ているようです。
恋人を亡くして三年が経ち、薄れゆく喪失感を感じながら日々を過ごす主人公。彼女は勤め先のバーで、七夕に向けた新作カクテルを考えることになり……。大切に抱えていたい思い出がふと日常に紛れていってしまう物寂しさが漂うはじまりにギュッと心を掴まれました。打って変わった、試飲会シーンの鮮やかさが見事で、読み進める手をいったん止めて余韻に浸りたくなるほどでした。カクテルの美しさが瞼の裏に残る作品です。
幼いころ憧れたエベレストに挑戦するため、現地に降り立った主人公たち。しかし彼らには、登頂以外にもある目的があって……。写実的な描写で、景色が目に浮かびました。山の圧倒的な迫力と、そこに挑む主人公たちの緊張感。澄んだ空気の冷たさも感じるようでした。そして描かれる友情と、家族の愛情、やる瀬なさ。いつまでも印象に残るような作品です。
事故で母を失った家族。事故から二年経ち、父は新しい家族を迎えようとしていた。しかし幼い娘が流れ星に願いを唱えたら、死んだはずの母が現れて……。ただのハッピーエンドではない、ただ綺麗な物語にはせず生っぽい葛藤が描かれていてとても印象的でした。どうなるのかハラハラさせられながらの一気読み必至な作品です。
入社して一年ですぐ結婚。子供も授かり、傍目には幸せな人生のはずだった。鬱々とした語り口で紡がれる主人公の想いに胸が苦しくなりました。抑圧から解放されたラストの後味の悪さが、読後も深く印象に残りました。あまりにも辛く、しかし、リアルさが胸に迫ります。
主人公が暮らす街には、一人の巨人がいた。巨人は空を支え、街は周囲を固い岩に囲まれている。人々は巨人に感謝しながら、支え合って暮らしていたが……。陽だまりのような温かみのある雰囲気が素敵です。巨人の言葉ひとつひとつにその優しさがにじんでいて、最後に発したテーマにつながるセリフがとても心に刺さりました。
街の特産品である酒の完成を祝う祭りは、国の首都に留学する奨学生も発表される一大イベントである。主人公は首都への留学を夢見ているものの自信がなく、祭りを前に浮足立つ街の人々を横目にあることを願ってしまった……。冒頭から繰り広げられる幻想的な景色を想像して、物語に一気に引き込まれました。卑屈になってしまった主人公の葛藤に感情移入して読み進め、ラストはとても温かい気持ちになりました。優しい物語です。

超短編賞

いつもの軽い喧嘩だったのに、売り言葉に買い言葉でどんどん言葉がキツくなって。気づけば妹は家を飛び出していた……。ヒートアップしていって、あるところでさっと冷める感覚がとてもリアルで感情移入して読み進められました。家族の愛情が温かい、とてもシンプルに心に響く短編でした。

続きが読みたい賞

雷の鳴る夜。主人公のお嬢様は一人で寝られず母を訪ねるも、母は幼い弟とすでに眠ってしまっていた。途方に暮れる彼女の前に現れたのは、家に仕える魔法使いで……。ふたりのキャラのバランス、会話のテンポ、物語の緩急が心地よく、この二人をずっと見ていたい気持ちにさせられました。

トンデモ賞

該当なし

優秀作品

スケジュール
・募集期間: 2020年6月24日(水) 12:00:00 ~ 2020年7月26日(日) 27: 59: 59 ・最終結果発表:2020年9月中旬頃予定
賞
大賞(賞金3万円+選評)1作品 準大賞(賞金2万円+選評)1作品 入賞(賞金1万円+選評)1作品 佳作(選評)数作品   超短編賞(選評)  続きが読みたい賞(選評)  トンデモ賞(選評) ※大賞、準大賞、入賞または佳作(以下、「受賞」という。)の作品はエブリスタの短編小説シリーズ「5分シリーズ」に収録される可能性があります。(収録を依頼する場合には、受賞者に別途、ご連絡させていただきます。) 短編小説シリーズ「5分シリーズ」 ※受賞作品はエブリスタ公式SNS等で配信・紹介等される可能性があります。  優秀作品(結果発表ページでご紹介)  ピックアップルーキー(結果発表ページでご紹介) ※大賞・準大賞・入賞作品を除く上位30作品を優秀作品として、結果発表ページでご紹介します。 ※上位30作品まであと一歩だった作品の中で募集期間終了日より3ヶ月以内に会員登録された新規作家の作品を、ピックアップルーキーとして数点、結果発表ページでご紹介させていただきます。
募集概要
新作限定!初心者大歓迎! たった100文字の妄想でも気軽に参加できちゃう短編コンテスト、第129弾です。 今回のテーマは、「星降る夜に」です。 どこかに必ず「星降る夜に」のシチュエーションが登場する妄想を投稿してください。
・七夕の夜に空を見上げていたら、なんと美女が降ってきた!え、織姫?天の川が氾濫!? ・流星群を観測する為、学校の屋上に集まった天文部。けど一番楽しみにしていた部長が姿を見せず……? ・「凶兆の星が降る」という予言。誰も信じていなかった予言の日、空から降ってきたのは……
ロマンチックな星空。都会ではあまり見えませんが、空にはいつでも沢山の星が瞬いています。 そんな「星降る夜に」にまつわるあなたの妄想をお待ちしています! 過去の妄想コンテストはこちら
応募要項
・本コンテストの募集期間内に新規投稿された作品。 ・文字数は100文字(三行程度)~8000文字 ※制限文字数未満又は制限文字数を超えた作品は選考対象外となります。 ※非公開設定している作品は、選考対象外となります。 ※連載中の作品の場合、募集期間終了時点での作品の完成度も含めて選考いたします。
注意事項
選評の送付や書籍化の打診は、エブリスタに登録されたメールアドレス宛にご連絡いたします。迷惑メール防止の為にドメイン指定受信の設定をされている場合、メールが正しく届かないことがございますので、「@estar.jp」を受信できるよう設定して下さい。

次回予告

次回、妄想コンテスト第130回のテーマは「あと5分」です。 本コンテストと平行する形で2020年7月15日(水)より開催予定です。 ※作品は次回の妄想コンテスト第130回の募集期間内に新規投稿してください。募集期間前に投稿した作品はご応募いただけませんので、ご注意ください。

コンテストの注意事項(必読)

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