ひょんなことがきっかけで、イケメン教授・南雲仙太郎（42歳）がエロラノベ作家だと知った下吹越エリカ（22歳）の叫び声が、上叡大学・東山キャンパスに響き渡った。真実を知ってしまった女子大生と、知られてしまった教授の日常を描く、ちょっぴりズレた卒論執筆ラブコメ。

整形外科病院で看護師として働く干物女・野中千代子の元に、一年間のプリセプターシップの相手である後輩・正宗 徹影が転がり込んできた。どうやらこの眼帯を外さない変わった男は恋人から逃げたいらしく！？ぐうたら先輩と眼帯後輩の同居から始まるお仕事ヒューマンドラマ。

七都の家のリビングには、白緑色のどこにもつながっていない扉がある。家は両親の希望に沿って建てられたらしいのだが、父はいつまでたってもあの扉の意味を教えてはくれない。そんなある日、飼い猫を追いかけて扉をあけると、そこには別の世界が広がっていた！女子高生の異世界冒険ファンタジー。

念願の騎士叙任の打診を受けたセシル。しかし、正式な騎士になるために必要な、高価な手造りの金属鎧（プレートメイル）を作ってくれる職人が見つからない。そんな中、酒場の主人から紹介されたのは普通の鎧職人ではなく――？とある街の騎士団を舞台に繰り広げられる、勇気と情愛の物語。

大学からの帰り道、全裸で倒れている少年を発見した女子大生の真由は、警察や病院へ行くことを嫌がり、未知の能力を使って自分を助けてくれた彼を自宅に匿うことにした。少年は記憶を失っており、真由は識と名前を与えたのだが……。果たして彼の正体とは？謎が絡み合うSF。

落とし物の声が聞こえるという変わった能力を持つ少年・春樹は、声に耳をすませているため、いつもぼーっとしているように見られる。そんな彼は、同じクラスの推理小説好き、作家を目指す三井葵に頼まれて、彼女の大事な指輪を探すことになり……。日常の謎を解き明かす学園青春ミステリー。

探偵事務所の開業準備をしていた不動研作の元に、一週間前から行方不明の姉を探してほしいという依頼が舞い込んだ。忙しいと断ろうとするも、元上司・大阪府警捜査一課の警部補の紹介と言われ渋々引き受けた研作。しかし、調査が進むと不穏な空気が漂い始め……。大阪を奔走するミステリー。

田舎の市役所に「対オカルト専門職員」として就職した青年・美郷。引越し早々路頭に迷ってしまった彼は、同業者を名乗る金髪グラサンのチンピラに拾われた。「蛇喰い」の公務員陰陽師と「天狗眼」を持つチンピラ山伏が、「運命」の存在しない理不尽な世界を生き抜く同居生活ブロマンス。

今日からおねえちゃんの由美と一緒に２人の部屋で寝ることになった亜美は、両親と離れた心細さで眠れずにいた。そんなとき、部屋で何か音がして？T家のアイドル、ぬいぐるみのうさみの秘密を描く心温まる童話。

江戸中期の上野。嘘を見抜く目明かしとして尊敬を集める忠左には秘密がある。それは、その力が彼に取り憑く妻・お初の幽霊によるものだということだ。彼女の恐ろしい姿におびえている忠左だが、そこに一つの事件が舞い込んだ。妻を成仏させるため奔走するお江戸ミステリー。

可愛いが人見知りな女の子・椿くるみにとって、かつて自分に手を差し伸べてくれた和泉海は特別な存在。しかし、くるみには失われた記憶があった。海が深く関わっているらしいその記憶を、くるみは八本の尻尾がある謎の猫の導きで取り戻していくのだが――。内気な少女の青春ラブミステリー。

付き合い始めて2年。大学生の由芽と要は、今から17日後に別れる。「他に好きな人ができた」と浮気を告白した要と、それを受け入れた由芽は、17日かけた別れの計画を立てた。1日目、一見今までと何も変わらないかのような要に、由芽の心は揺れ……。同棲カップルの切ないラブストーリー。

訳あって家族と暮らせない子供たちが住む施設「ホーム」。天涯孤独の少年、健太は、新しくホームにやってきた姉妹の姉、詩音に惹かれていた。だが失声症の彼女には、誰にも言えない苦悩があって――。それぞれに事情を抱えたホームの面々が織り成す、ほろ苦くも温かい恋愛ドラマ。

東京のど真ん中。デザインの専門学校に通う奥宮匠（おくみやしょう）は、友人の彩と共に訪れた、常連のシネマカフェでスーツ姿の男性――高良義経（たからよしつね）――を見つけ、一目で気に入る。映画のあと、匠は彼を食事に誘うが……。へたれ社会人×小悪魔な専門学校生のBL。

現代から強制召喚させられ無給で雑用をさせられていた勇者の勝流は、魔王を殺ってこいと追い出され一人魔王城へ乗り込みあっさり敗北。死を覚悟した勝流だが、目を覚ますと豪奢なベッドに檻に閉じ込められたまま乗せられていて！？純情ツンデレ魔王✕鈍感社畜勇者のファンタジーBL。

たわわに実ったりんごを取る、童話の挿絵のようなかわいらしいテイストのイラスト。

雨のなか傘を差す女の子を描いた、今の季節にぴったりのイラスト。