新作セレクション[9/9]

8月前半に投稿された作品のなかから、神話世界で運命を辿る大河ファンタジーロマンや、生と死を描くダークファンタジー・ヒューマンドラマ、思いを貫く異能バトルロマンなど、幅広くご紹介させていただいています♪ どうぞお楽しみください!

イチオシ作品

閉塞した毎日を送っていた女子高生の真宙は、電車の中で過呼吸を起こした時に、医者だという45歳のおじさんに助けられる。それから彼女は週に一度、おじさんと話すようになっていく。真宙は父がおらず、高級クラブで働く母・紗季の女手ひとつで育てられていた。しかし実は紗季の余命は長くなかった。紗季は残された時間を使って真宙を独り立ちさせようとし、おじさんはその姿を見守っていく――。受け継がれていく命を描く人間讃歌。

ヒューマンドラマ

その国には〈支配者〉と彼等に使役される、魔法を使える短命の人間である〈魔操者〉の2者がいる。〈魔操者〉の中でも「死の魔法」を操ると恐れられる「魔王」は11年間ひとりで過ごしていた。そこにある日、王族に連なる少年がやってくる。魔王は彼の行動に戸惑いながら、少年の余命は殆どないこと等、彼の行動の理由を知っていく。やがて二人は、お互いが似た者同士なのを理解していくが――。生と死を描くダークファンタジー・ヒューマンドラマ。
「複製屋ドリイ」と呼ばれる鳥井瞑は、クローン作りを生業としている。普段はアイドルのクローンなどを作っていたが、ある時、死んだ息子のクローンを作ってくれと依頼される。鳥井はその依頼を受けて、ナタというクローンを作る。鳥井はナタにいつになく思い入れをし、ナタも鳥井を慕い、依頼主の所に行った後もまた会うことを約束する。しかし後日、ナタは事故で死んだと聞かされ……。絶望と歪みの中の愛が語られる人間ドラマ。
音楽家の両親を持つアオイは、ピアノの英才教育を受けて育った。ある時彼は、スイセイという腹違いの弟がいることを知らされる。アオイはスイセイを受け入れられず「偽物の息子」と言うと、彼に「あんたの基準は父親なんだな」と言い返される。そこから二人の距離は縮まり始め、アオイの弾くピアノによって、次第に絆が深められていく。やがてスイセイにも運命の様に、ピアノと向き合う時が来て――。音が結びつける兄弟愛ドラマ。

ファンタジー

慈乃は12年ぶりに、思い出の残る花畑を訪れた。幼少期に、花と話せる優しい母を失い、父とも死に別れ、叔父一家に世話になってがんばって生きてきたが、それでも居場所を見つけられずにいた。彼女はその場所でカモミールに呼びかけられ、「母の願い」によって異世界に招かれた。そこでウタセという優しい青年に出会い、それをきっかけに彼女は自分を取り戻していく――。花によって彩られる異世界ヒューマンドラマ。
トーヤは3年間、シャンタル、アラン、ベルとの4人で戦場稼ぎをしていた。トーヤは西へ向かう途中「俺とシャンタルは東に行く」と別れを切り出す。納得しないアランとベルに、トーヤは大昔、神様が人間として棲んでいた頃にまで遡る長い物語を語り始めた。彼は8年前に「シャンタルの神域」で託宣を受けたことから、シャンタルと共に、「神の助け手」としての勤めを果たさなければならない運命だったのだ――。大河ファンタジーロマン。
「鳥人」の一族では、黒い色は忌み嫌われている。黒い羽を持つレーキはそれ故に疎まれ、捨てられた。拾われた先で過酷な扱いを受けながら育ち、11年が経った時、村が火に包まれた。彼は必死で逃げ出し、山賊の一員となって生き抜いていく。そんなある日、賊の仕事として村を襲撃した時、老いた女傑・天法士マーロンの術に打ちのめされる。そしてマーロンによってレーキの道は開かれていく――。過酷な運命に抗うファンタジーストーリー。

恋愛

同じ大学に通う、宮本百合とサクこと佐久間直樹は、男女ながら友達以上恋人未満の関係を、上手に成り立たせて続けていた。百合は文学部、サクは農学部だが、価値観や言葉の選び方などが似ており、とても気があっている。彼等と、百合の友人のなっちゃん、その彼氏の伊織ら、周囲の人々との平穏な毎日、時々ある誤解、ちょっとした事件など、なんでもないような、しかし輝かしい日々が語られていく――。日常系青春ストーリー。
千夏は小さな田舎村の幼馴染の涼に恋をした。だが千夏は涼が人間ではない、真夏の精霊だと確信していた。彼との想い出は夏にしかないし、いつか必ずいなくなる。失うのが嫌で、自ら離れようとするも自分では離れられなかったが、引っ越しによる別れがやってきた。これでさよならができたと安堵していたが、高二の初夏に、涼は転校生として彼女の前に現れた。二人の関係はどうなるのか、そして涼の正体は一体?少し不思議な恋愛物語。

ミステリー

粕谷製作所で働く実和は、専務の大貴に愛人関係を強要されていた。父が死に大貴が結婚しても変わらない状況に憤り、大貴を告発しようとしても、会社から追い出されるのではと考えると実行ができない。そんなある日、3年前に寿退社した奈々という女性と、大貴の関係を証明する写真を見つけ、これを送りつけて反撃しようとするが、大貫の部下、室田に見つかってしまう。だが室田は、実和に意外な提案をするのだった……。社会派ミステリー。
「僕」がトンネルに向けて山道を歩いていると、刃物を持った中年男に出会い、捕えられてしまう。男は3ヶ月前に、トラックが自転車を跳ね飛ばした事故の関係者で、「僕」がその時のトラックの運転手だと思っているらしい。「僕」は男にそれは自分ではないと語るも、信用されない。「僕」は男を出し抜いて逃げようとするが……。一方、その出来事の裏で、異なった視点から別の事実が明かされていく――。迫真のスリルと共に語られるミステリー。

現代ファンタジー

聖夜と双子の妹の柊は『時』を操るアビリティを持っている。二人は亡くなった母の「誰かのためにがんばれる人になりなさい」という言葉を受け、天ヶ原町警察署アビリティ課の入隊試験を受けたが二人とも落ちてしまう。沈んでいるところに、人を襲う異形の怪物・高次元生物が出現した。そこに、「特殊戦闘部隊」が現れ、高次元生物を一蹴し、その総隊長・千秋は二人をスカウトする。そこから二人の果て無い戦いが始まる……。思いを貫く異能バトルロマン。
2005年の夏、少女はボロボロの社にお参りした時名前を失った。名前を書かれても■■■■となって読めず、音でも自分の名を認識できない。5年が過ぎ、中学3年生になった少女は、突然「さみしんぼの柘植矢さん」という怪異に襲われる。危機を助けたのは陰陽師の技を使う、直文という男だった。彼との出会いによって、少女の名前を取り戻すための日々が始まるが、その裏には多くの思惑が動いていた――。妖怪退治恋愛ファンタジー。
小鳥遊コトリが住む街では、自警団のようなグループ「アルカディア」と、『権能』といわれる異能力を持つ犯罪者を取り締まる「公安」、それにもう一つの勢力である、権能者たちの集まり「タカマガハラ」が抗争している。コトリはある日、アルカディアのリーダーの弟・神代タイガを助けてから、4つの権能を使えるという世界唯一の力に目覚めた。それによってコトリは、様々な勢力に求められることになる……。異能系愛されロマンス。

青春

女子高生・ひかりは、遅刻寸前で全力疾走していたところ、曲がり角で成人男性と衝突する。その男性はその場でひかりに「好きっす」と告白する。ひかりは一年前に付き合っていた年上の彼氏にトラウマを植え付けられてから成人男性が苦手で、その場で反射的に拒否して逃げ出した。それっきりかと思っていると、ひかりの、優秀で人気者の兄が信頼している「後輩兼用心棒」としてその男性・小林が登場し……。スラップスティック恋愛コメディ。
閉塞した毎日を送っていた女子高生の真宙は、電車の中で過呼吸を起こした時に、医者だという45歳のおじさんに助けられる。それから彼女は週に一度、おじさんと話すようになっていく。真宙は父がおらず、高級クラブで働く母・紗季の女手ひとつで育てられていた。しかし実は紗季の余命は長くなかった。紗季は残された時間を使って真宙を独り立ちさせようとし、おじさんはその姿を見守っていく――。受け継がれていく命を描く人間讃歌。
男子高校生・外村のクラスに、転校生・周がやってきた。彼女は色覚異常があり、白と黒と灰色しか見えないという。彼女は人を寄せ付けない性格で友達を作らない。外村もそれを理解し、気になってはいたが距離を置いていた。ある雨の日、ずぶ濡れでベンチに座っていた周の姿を見つけて、彼はここにいたらダメだと周を家に招く。そこから二人は少しずつながら理解をしあっていく……。悩み傷つきながら生きる少年少女達の物語。

歴史・時代

ソ連に敗北し属国となった北欧の島国トゥーレで、中学2年生のイェルドは戦勝国の作った歴史を学んでいた。夏休みのある日、自転車を漕いでいて迷い込んだ先に、一隻の巨大な軍艦を見つけた。その中に入ろうとしたとき、年上の少女・シーヴと出会う。軍艦は「シグルーン」という名で、現在は博物館となっており、彼女はそこの館長だという。シーヴはイェルドに、トゥーレの失われた歴史を伝え始める……。少年と少女と、夏の歴史譚。
ベッドから降りられない日々を送っており、先に逝った夫のマサルへの手紙を綴っていた依子の元に、娘の愛子と孫の和人がやってきた。依子は和人にせがまれマサルとの出逢いを聞かれ、それに応えて過去を語る。幸せだった少女時代から、日清・日露戦争を経て日中戦争が起こり若者たちが軍に行き始めて兄弟と離れ離れになり、状況は次第に悪化していく中を依子は俯かずに生きていく――。激動の時代を生き抜いた人々を描く歴史物語。

SF

「デモン」の襲来により、人類はユーラシア大陸の3分の1を失っていた。世界は「戦機」と呼ばれるパワードスーツに守られているとされていたが、それは真実ではなかった。実は3mを超える巨体を持つ漢女・獄門寺純子こそが世界を守護しているのだ。渡辺金太郎は間違えて彼女に告白をしてしまい、純子がそれを受け入れたのをきっかけに、世界の命運を背負う存在になっていく!白熱のバトルSF。

BL

前世の記憶を持っているのが当たり前という世界で、25歳の青年・アウトはなぜか前世の記憶を持っていない。彼は平穏に生きるため、前世を自作し聞かれたらそれを話していた。ある日酒を飲んで、創作した物語をドラマティックに語り気持ちよくなっていると、作り話の登場人物である幼馴染に、他人は知らないはずの前世の名前で呼びかけられた!その男の話はアウトの考えた設定と一致しており……。自分を探すBL物語。
家族を持って、平穏に暮らしていたロバートの所に、10年ぶりに友人・ジュリアスから電話がかかってきた。ロバートとジュリアスは青春時代に出会い、惹かれ合った過去があった。久しぶりに再会したジュリアスは、かつては愛らしい少年だったが別人の様に逞しくなっていた。成長したジュリアスはロバートにかつての過ちを詫び、愛を告白する。その再会により、ロバートは眩しかった季節を思い出していく――。英国系BLストーリー。

イラスト

夏祭りの夜、りんご飴片手の少女。来年もまた君に逢いたい――。甘酸っぱいイラスト!
森をさまよう少年の前に現れたのは、美しい翅を羽ばたかせるオオムラサキ――。美麗イラスト!

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