咲蔵 風人

両者のわがままがすれ違う、誰にでも起こり得る一編

記憶を失くしていく妻を、最新技術で蘇らせたと喜びも束の間。寧ろ機械のようになっていく彼女に愛想をつかしてしまう夫。 浸食されていく妻を見ては、元の妻の姿を追い求めてしまったり、他の女に愛を求めようとし
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咲蔵 風人

ラストのスピード感にぐっとくる!

終始詩的で丁寧な描写の中、雲間から光が射したと同時に、主人公の心にも光が射したあの瞬間からの展開に、ぐっときました。天気が晴れにくい冬だからこそ、「外れた天気予報」という要素がよく引き出されており、だ
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咲蔵 風人

自分の中の美しさを大切に

瓶の中の松ぼっくりと、心珠との関連性が見事でした。自分の素敵な所は、自分が分かっていればいい。自分の愛する人にだけ見せればいい。 陽乃の子供ゆえの純粋さに、大人になるにつれ世間からの風当たりに淀んでい
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咲蔵 風人

作中を終始覆うミステリアスな雰囲気と衝撃の結末

原作では姫の救いとなっていた兄が衝撃の展開を招くラストには、度肝を抜かれました。主人公とやよいの幸せに胸いっぱいになっていたところでの展開だったがゆえに、強く印象付けられる一作です。 やよいのこれから
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咲蔵 風人

大迫力のアクションシーンに、淡い関係性がアクセント!

終始登場人物たちのコミカルなやりとりにくすりとさせられながら、次々にやって来る刺客と風香の大迫力のアクションシーンにワクワクドキドキさせられた一作でした。 主人公と風香の関係性が対比的であるがゆえに、
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咲蔵 風人

親子の絆は目に見えない

鬱々とした展開から一転、創太郎は誰よりも愛された子だったのだと、心が温かくなる一作でした。特に、実の父である作家との絆が、時を超え作品を通して繋がったというラストは、創作者の端くれとしてとてもぐっとく
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咲蔵 風人

本当の幸せは、愛する者との絆の先に

終始ツバメくんの幸せを願わずにはいられない、とても考えさせられる作品でした。姫華の純粋無垢さもまた、ツバメくんの重荷になっているようではありましたが、お互いがお互いを思いやるラストには、ぐっと胸が熱く
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咲蔵 風人

猿蟹合戦新説誕生

乾くんの語り口調に引き込まれ、「柿の種」の新説には納得させられてしまいました。コメディ調から一転、悪しき沢渡との対峙にはハラハラさせられましたが、序盤の「柿の種」新説がここで繋がって来るかと唸りました
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咲蔵 風人

詩的な表現が映像美として浮かんでくる傑作

終始美しい文章表現が目を引く、素敵な作品でした。 三人の背景として描かれる過酷な環境が、少し過ぎるような献身行為をさせ、仲が良いはずなのに消化しきれない三角関係を招く。 それぞれの葛藤がありながらも、
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咲蔵 風人

作者の願いが投影されたSFファンタジー

原作をどのように料理されるのか、一番気になっていた作家さんでしたが、想像の遥か上をいくこの作品には、唸るしかありませんでした。 各所に散りばめられた、原作を彷彿とさせるワードや展開、そして、現実とも交
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咲蔵 風人

本当の魔女は誰か

短いながらに衝撃の展開の数々、ラストの展開には言葉も出ないほどでした。 亞里亞と入れ替わり、正美はいじめの恐怖に対して彼女に分からせる。正美の優しさに亞里亞が改心したかに見えた時には、安堵した反面、も
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咲蔵 風人

大作映画のような圧倒観!

ハラハラドキドキが結末まで続いて、ページを捲る手が止まりませんでした。 高度な世界観でありながら、きちんと「ヘンゼルとグレーテル」の原作になぞられた展開で、SFには疎い自分でも親しみやすく読み進めるこ
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咲蔵 風人

擦ったマッチに浮かんだ景色の、その先

「マッチ売りの少女」の世界観を見事に昇華された、心に残る一作でした。 原作の、美しくもありながら救われないラストという盲点を上手くついて、先輩という「まぼろし」からの脱却、その先に待つ未来に美心が決意
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咲蔵 風人

クリスマスの奇跡は、どんな形でも訪れる

メルヘンなタイトルに油断していたら、衝撃の展開にハラハラさせられてしまいました。特に、フレディーがこれまでに見捨ててきた人たちの顛末には、原作の幽霊たちよりも恐ろしさがあり……それゆえに、温かなラスト
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咲蔵 風人

心を持つ者、持たざる者

「人の心はどこから芽生えるのか」という永遠の疑問に上手に切り込み、大変考えさせられる一作となっていました。忘れられない作品です。 機械人が心を持たずそれを探す、という作品の目的に注視しつつも、一方で、
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この作品は非公開になりました

咲蔵 風人

血沸き肉躍る、大迫力のアクション小説!

終始躍動感あるバトルシーンに、ページを捲る手が止まりませんでした。アーマーとバトロイドという直接的な戦いでないにしろ、まさに血沸き肉大るようで、勝負に負ける悔しさや勝利を手にした感動は、主人公と共有し
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凍風

青春 完結
13分 (7,534文字)
咲蔵 風人

独り善がりな独白。まさに戯曲の醍醐味である!

大変個人的な感想となってしまいますが、ご容赦ください。 最初の一ページ目で脚本の型が現れた時、好きな作品だこれは!となりました。 学生演劇でよく演じられるものに、メタ視点での回想というのはつきものです
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咲蔵 風人

幼き勇気が世界を救う

悲劇的な終末を迎えた過去にタイムスリップした、未来人であるドロシーとトト。 絶望的な状況からの大逆転劇は爽快で、ページを捲る手が止まりませんでした。そして各所に散りばめられた、「オズと魔法使い」を彷彿
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咲蔵 風人

自らの青春を掴むため、誰かの青春を救うため、策略巡る爆笑ラブコメ!

「静けさの中で」というお題に対して、抜群のインパクトがあるタイトルに惹かれました。 高校生のテスト中、そんな時におならなんてしようものなら、その後の学校生活は保障できません。ばれてしまうのではというド
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咲蔵 風人

じっとりと不穏な空気つきまとう一編

終始、この先は一体どうなるのかと落ち着かない気持ちでページを捲っていました。読者のドキドキ感を持続させる作者の技術に脱帽です。 周囲の男が怪しく描かれることは勿論ですが、段々と紅香の瑠璃に対する執着も
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咲蔵 風人

煌めく青春の一幕

異種間での恋愛模様を描くかと思いきや、その要素は人魚であるが故の別離に留めたことで、青春の一幕が淡くすっきりとした印象で描かれていました。彼氏彼女、付き合う告白する、といった関係性に囚われずに、お互い
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咲蔵 風人

アリスは娘か母親か

掌編ながら、様々な考察の捗る印象深い一作でした! 母親が目覚めた世界は本当に現実なのか、本当に交通事故は夢だったのか、そもそも白うさぎは本当に娘が気に入った物だったのか…… 「多重夢」という言葉があり
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咲蔵 風人

王子の足元で死ぬ、ツバメの行方

幸福な王子のオマージュとしてこのような物語を書きあげるとは、天才の所業としか言いようがありませんでした。 原作も王子の要望に応えるため翻弄されるツバメが描かれていましたが、本作の翼の翻弄されようもまた
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咲蔵 風人

私は、あなたは、善か悪か

中盤から訪れる不穏な雰囲気にのまれ、ページを捲る手が止まりませんでした。 人間誰しも、誰かからの恩恵と、誰かからの恨みを抱えていきている。日辻もそれを分かっていながらも、シゴトをしなければならない理由
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咲蔵 風人

和洋折衷の映像体験

物語を彩る美しい情景描写に、ページを捲る手が止まりませんでした。それらはまさに帰蝶の描く絵そのもののようで、映像美として体験したような気持ちになりました。 更に登場人物を日本人ならよく知る人物に置き換
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咲蔵 風人

あまりに残酷な恩返し

互いを思いやるあまり、それが常に一方通行であってしまう様がリアルでした。 思い返せば原作も、鶴が献身的に作った織物をあっさりとお爺さんは売って生活の足しにしていました。別れという切なさが強調される作品
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咲蔵 風人

愛する者を思う気持ちは、時に人を惑わせる

原作はやや落語的な展開と言えますが、原作の愚かさをそう見えないように展開させる手法が巧みでした。それでいて、原作でテーマとして描かれる、「愛する者を思う気持ちは時に人を惑わせる」という教訓が、幽霊と人
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咲蔵 風人

交錯する疑心の中で訪れた奇跡

異種族間の恋愛模様、ヴィドとアリーシャの度の過ぎた献身行為に、まさに胸の抉られるような思いで読み進めていました。特にアリーシャがヴィドの本当の名前を言い放ったあの時、「もうヴィドとは一緒にいられない」
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咲蔵 風人

マッドサイエンティスト青髭

原作の青髭の物語を忠実になぞりながら、現代的な猟奇に結び付けた、印象深い作品でした。 好奇心が思わぬ惨事を招きかねなかったことを、主人公は教訓として捉え屋敷を去って行きます。しかし、彼女が好奇心の果て
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咲蔵 風人

小さな国の壮大な物語

美しい書き出しから始まり、終始躍動感にあふれた物語に、ページを捲る手が止まりませんでした。 それぞれの思惑や疑心が交錯しながらも、最後まで真っ直ぐな心を持ったガリバーとピピだけが信じた道を切り開くこと
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