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未完結でも参加できる 執筆応援キャンペーン「終末/退廃/ディストピア」

大賞
クローンだけが勉強する教育施設。「学校」とは名ばかりで、クローンを人間扱いしない酷い描写が続きます。現実を受け入れていたはずのフロスティが、自由を求めて行動する。二転三転する脱走計画に目が離せません。同じオリジナルから生まれたクローン同士の友情も胸を熱くする展開でした。複数の人物に視点が変わっていきますが、それぞれの内面を見事に書き分けています。
準大賞
深海探査シーンの描写が優れています。専門用語や数字を多用せずに、わかりやすく書かれていました。架空の乗り物のリアリティも抜群。汚染による“変異種”の設定も然りです。中盤でヒロインと人魚との因縁が明かされ、ストーリーが急転。前半部の静かな語り口から、一気にドラマが加速していきます。幻想的で、せつなさの残るラストシーンも素敵でした。
入賞
理由は提示されないが、世界が滅びると聞いて、機能停止する社会。それでも日常生活を送る女子高生のこのは。受け入れ始めた大規模災害シェルターによって、人々は終末を現実に感じるのはリアルでした。このはの夢である結婚式を執り行おうとする親友。「いつ終わるかわからない世の中だけど、やりたいことをやる」というポジティブさに好感が持てます。
60年前に公表された巨大隕石の衝突。「終わりの日」を宣言された世の中でどう生きるのかをオムニバス形式で語っています。平等に最期が訪れる社会をよく組み立てていました。クーポン制、輪番、10歳の店番などリアルです。そして「死ぬために生きない。生きるために生きる」という力強いメッセージ。高校生の拓海の葛藤と成長に、素直に訴えかけてくるものがあります。
大学の准教授とつきあう院生の庄司。否定され続けた人生で唯一、認めてくれた彼を愛する女子大生の錫匁。やがて2人の関係は、悲劇的なまでに絡み合っていく。台詞もストーリーも非常に巧みに描いています。恋人同士の短い台詞のやりとりが自然なうえ、読者に必要な情報も提示している。物語の“動線”がしっかりしているので、純粋に楽しむことができます。
人類が超少数だけ残った星。彼らはドームの中で限られた生活を送っている。はるか昔に造られた宇宙船だけが希望です。社会システム、生活様式の描写もリアルです。主人公が「船は見つからなくていい」と考えてるのが面白い。宇宙船の生体鍵が見つかり、ストーリーは大きく変わっていく。時間的にも、空間的にも飛躍していきます。時を越えた2人の少年の絆が心を打ちました。
緊迫感のあるサスペンスが伝わってくる作品です。人類の多くが“感染者”として襲ってくる世界。物語のスタート時にヒロインは強者です。すでに仲間を失い、感染した人が発症する前に命も奪っている。ゾンビ物の定番を手堅く通過しています。一気に感染拡大を起こす「ラフレシア」の設定も面白いです。まだ「第一章」なので、今後どこまでマリンの戦いが続くのか注目しています。
佳作
整った綺麗な文章です。太平洋戦争の終戦の年。前線司令部が置かれた広島市。本格的な爆撃を受けることなく、平穏な日々。海軍に勤務する父をもつ百合子。物語は、出征した父と、百合子を交互に描くことで展開していきます。「どこまでも繋がっている」と言われる“空”に対して、読み手はこの年の夏に広島を襲う悲劇を重ねざるを得ないでしょう。今作は“完結”していますが「ゆりそらシリーズ」と銘打たれているので次作を期待します。
衛星国家におけるアンドロイドの“ボーイミーツガール”です。警察官である主人公は“抹殺対象”のエレンと出会って、運命が変わっていく。社会を揺るがす大きな流れにつながりそうな展開です。文章も読みやすい。とくにアクションシーンは丁寧に描写されていて、臨場感があります。自分は何者なのかに悩む主人公。ギリシャ神話の登場人物の名を冠している意味も、この先関わってきそうです。
人質としてゲルマニア帝国に送られる聡也。正史に架空の設定を加えて、独自の世界を緻密に構築していました。文章も申し分ありません。権力に渦巻く欲望が、個性豊かなキャラ達によって描かれます。副題の「忠誠より愛を」を体現する場面もあります。ゲルマニカの中枢の暗躍に、否応なく聡也も巻き込まれていくのでしょうか。今後の展開に期待しています。
プロローグでの引きこみが秀抜です。かつて所属していた警察署の廃墟に佇む女性。過去に何が起きたのか、興味を刺激されます。その後、語られる「特殊能力を得る麻薬」の取締官のストーリー。優秀なメンバーを率いるマイペースで、少々危なっかしいリーダー。中世を引きずった社会で、最新ガジェットが駆使される世界観もユニーク。さらなる物語の続きが楽しみです。
「拳銃が欲しい」とバーで主人公ハルキが買おうとする場面から、早くも臨場感が読み手に伝わります。降ってわいたトラブルに巻き込まれ、不本意ながら犯罪者と対峙するハルキ。文体もシリアスな世界に合っています。もう後戻りはできない。自分達の身を自分で守る覚悟。ハルキの気持ちの流れに自然に沿っていけるストーリーです。彼が足を踏み入れてしまった世界がどこにつながっているのか、今後に期待です。
文明が滅んだ世界で、逞しく、明るく生きる少年少女。略奪をくり返すイナゴ軍と対決します。懐かしいジュブナイル作品の雰囲気を濃厚に感じました。登場する銃器もリアルなベースでこだわっています。ストーリー運びや、台詞回しなどに、多少の“粗さ”も散見しますが、量を書くうちに自然とこなれてくるでしょう。小気味よいテンポと、熱い勢いで突き進む1本でした。
ジャックと、ロボットのチキロが魅力的なコンビです。微妙にズレてる2人の会話が楽しい。廃棄物に埋もれた世界に生きる彼ら。『壁』の向こう側を目指します。途中で、美女シエルも加わり、クライマックスへと盛り上がっていく。次々と明かされていく真実。執筆時に「生きるとは、幸せとは何かと考えた」という今作は、ラストも衝撃的でした。
神父の息子として育てられた兼続。一花と恋人になり、ヴァチカンから琉架が現れた時から、大きな転機を迎えます。タイトルにラテン語の“悪魔”とあるように、エクソシストとの戦い。虚と実が入り乱れた物語を、安定した文章力で描いています。挿入されるラテン語や、イタリアの小道具などに気を配って世界観を作っていました。主人公の運命や、一族の秘密も明かされていき、今後が楽しみです。
非常に今後が楽しみな力作です。まず文章の上手さに目を瞠りました。「異種」を狩る主人公達の“手練れ感”の描写も巧みです。戦いが激しさを増すうちに、異種は人に近くなり、人は異種の力を求める。作者がテーマをもって、作品に取り組んでいるのが伝わってきます。擬態能力が進化し、人間にちかづく敵と、どう戦っていくのか。先の展開に期待しています。
プロローグからグイグイ惹きつけられます。九龍城にいた龍凜と、吉原にいた藍姫が突然出会う。自分の運命を変えてくれる相手であると、読者にも伝わってきます。キャラの心情を説明する文学的な表現が抜群に上手いです。マフィアの抗争や、ギャングのスタイルなどに広範な知識が散りばめられていて、読んでいて楽しい。男女の悲劇から壮大な世界へとつながっていく1本でした。
難病治療や、戦乱から逃れる理由で冷凍睡眠を使う作品はいくつかあります。でも、今作は「自分が生きていく時代を選ぶため」に長い眠りに入ります。不遇だった青年・近藤が50年後に目覚めて、物語は本格的に動き始める。ある意味“時間旅行者”になった彼が、本当の幸せとは、を考えます。近藤の旅を通して、読み手にも仕事や人生に対する共通体験を与えてくれました。
「眠るとそのまま死ぬウイルス」が世界中にパンデミックを引き起こした。これに罹患すれば100%助からないと誰にでも伝わる絶望感に溢れたアイデアです。そのウイルスが生まれた経緯にもしっかりとしたロジックがある。主人公のシェルター内での生活の孤独さ、心細さもうまく表現されていました。父親を探し、この世界の謎を解きに行くストーリーも王道です。
危険な作業などに従事させながら、労働者の記憶を奪う。自分の大切なものを売り渡して生きる社会の悲しみを描いています。ブラックスターの副作用に苦しむ妻の面倒を見る主人公。まさにワーキングプア、介護などの現代のテーマを内包しています。物語は中盤から大きく様相を変えます。本当の自分は何者なのか。アイデンティティの危機に苦しむ主人公に共感できました。秀作です。
募集概要
良い作品を執筆したい!というあなたの気持ちをエブリスタが応援します! 「未完結でも参加できる 執筆応援キャンペーン」!! 【イベントの特徴】 執筆意欲を応援するために、3つの特典をご用意しました! ・優秀15作品以上に、作品へのアドバイス ・大賞作品は、エブリスタ編集部との質疑応答 ・入賞作品以上は完結後に、「完結特集」へ掲載 【こんな方にオススメ!】 書きかけの作品、眠っていませんか?  書きかけの作品も積極的に応援します!  眠っている作品、構想段階の作品でも、どしどしご応募ください! 昔書いた作品、アイディアはいいと思うんだけどなあ……  このイベントに応募すれば、さらに良い作品にできるかも!?  ぜひ昔の作品にもう一度光を当ててみてください! どんな風に続きを書くか迷ったときは、こちらの記事を参考にしてみてください。 書きたい気持ちに火がつくメディア monokaki(創作ハウツー)
募集テーマ
第二回目のテーマは「終末/退廃/ディストピア」です。 ★何不自由なく生きてきた人々。地球が滅亡するまでの3日間をどう過ごすのか。 ★右へ倣え。無個性の社会で、個性を得ようとした彼の結末は。 ★千年生きた吸血鬼。彼の城を訪れたのは幼い少女だった……。 など、「終末/退廃/ディストピア」のいずれかが出てくる小説を募集します。 次から次へとページをめくってしまうような、続きが気になるお話をお待ちしております!
スケジュール
・募集期間: 2018年9月25日(火)17:00:00 ~ 2018年11月25日(日)23: 59: 59 ・最終結果発表: 2019年1月下旬予定
大賞 1作品 ・賞金3万円 ・作品へのアドバイス ・完結or8万字以上執筆でエブリスタ編集部とメールで質疑応答3往復まで※1 ・完結後に特集掲載※2 準大賞 1作品 ・賞金2万円 ・作品へのアドバイス ・完結後に特集掲載※2 入賞 5作品 ・賞金1万円 ・作品へのアドバイス ・完結後に特集掲載※2 佳作10作品以上 ・作品へのアドバイス ※1受賞者からの質問メール1通に対し、エブリスタ編集部から返信することをもって、1往復とします。1通のメールに含まれる質問数に、制限はございません。質問の受付は、受賞から半年以内とさせていただきます。 ※2特集掲載は、受賞から半年以内に完結した作品を対象とさせていただきます(投稿時に完結している作品も含まれます)。完結後、受賞連絡時にお伝えする宛先へご連絡ください。 ※大賞、準大賞、入賞または佳作(以下、「受賞」という。)の作品はエブリスタ公式SNS等で配信、紹介等される可能性があります。
応募要項
・文字数は20,000文字以上 ・20,000文字を読んで選考、作品へのアドバイスをいたします。 ・連載中の作品も応募OK! ・すでに完結している作品 並びにエブリスタ内の公式イベント及び他サービス等の投稿イベントで落選した作品を、募集内容に沿うように再構成してご応募いただくことも可能です。 ※非公開設定している作品は、選考対象外となります。

コンテストの注意事項(必読)