文字と思いは、螺旋のように絡まって、文学になるのだろうか……。

待望の秋月晶さんの作品でした。 秋月さんらしい、重厚な心の描写、卓越したレトリックがちりばめられた作品でした。私は、恥ずかしながら純文学は良く分からないので、自分なりに秋月さんの世界を感じさせていただ
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赤葉小緑

許されざる者が、許されるとき、新たな絆が。

秋月さん、完結お疲れ様でした。 毎回どうなるのかと、緊張感を持って読ませていただきました。いわゆる面白おかしく楽しくというのではなく、常に、雛子の行動や、茉也のとる行動が、どこに進んでいくのか目が離せ
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人の思いは、どこまでも……。

この小説は秋月さんの作品では今までと、ちょっとちがうタッチを感じました。 医者を主人公にして難病に取り組むところなど、SF的なドラマのようでした。 そこで、織りなす悲しみや愛情。同時に進行する肉体の変
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赤葉小緑

絢爛な花の香り、感じる匂い、感触、音、味、そして、妹が全ての世界だった。

 主人公純枝が、全盲だとは、最後まで気づきませんでした。  読み直すと、確かに香りや匂い、触覚や音、味の描写が多かったように思います。そして、確かに妹、花枝とは一心同体ではなかったかと思います。  年
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赤葉小緑

二人の愛はかくも広く、かくも深く、かくも自由だった。そして、かくもキュン!

完結しちゃいましたね! お疲れさまでした。 「一天四海」ということばを初めて知りました。美梅ちゃんは、全ての世界。その中を泳ぐ十川くん。この構図は、シリーズの始めからあったような気がします。 私は、海
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赤葉小緑

キュンときました。もはやこれを悩みというのか?

第1作から妄想気味の悩みを持っていた十川くん。回を重ねるごとに悩みが現実的な悩みになってきたような気がします。そんな十川くんを、まるっと包んでいたような美梅ちゃん。本作では、シリーズ最大のピンチ。十川
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赤葉小緑

読後くらくらしました。イリュージョンホラーとも言うべきでしょうか!

読みやすく引き込まれる文章。コンビニが舞台で、まるで自分がそこに入るような、リアルな描写。人情を感じながらも違和感を感じるストーリー展開。そして、ラストは……。読後くらくらしました。最後まで心して読む
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赤葉小緑

シリーズ化の予感……。新キャラも登場!

 必殺技の名前がついに決まりましたね。十川くんもこの技で、四方八方からの攻撃を迎撃して、美梅ちゃんと突っ走ってほしいです。  ちょっと自己肯定感低めの十川くんだったけど、必殺技を得て今回は、強くなった
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赤葉小緑

初志貫徹、悩む方向にブレはなし。ラストは感動必至です!

 終始語られるライトノベルの世界。いままでの作品とは、全く違う切り口でありながら、最後は温かい秋月さんワールドを感じました。  十川くんが終始厨二チックに突っ走るっているのは、正に思春期の男子そのもの
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赤葉小緑

一見、昔の河童話かと思いきや……。事実と虚構が一つの縄に……。

 伝説とは何か、単なる怪異話か、事実なのか、あるいは意図をもって作られたものなのか。  このお話の中には、二つの相反するストーリーがでてきます。一つの目的である「縫の存在」を消すために、いつしか二つの
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赤葉小緑

切な怖い和ホラー。色彩的美しさを堪能しました!

「登場する風習などはフィクション」とうたわれていましたが、現実に存在する言い伝えのように感じました。  昔土葬だった墓地。広い野原のT字路。小さな守り小屋。雪の夜の白と黒。仏ノ原の瘴気。雪の中から現れ
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この作品は非公開になりました

赤葉小緑

数少ないディンギー小説は貴重な作品! しかもマカロン、ヨットに乗る!

ディンギーってどんな船だろう? というのがよくわかる作品でした。大きなヨットの出て来る小説はたくさんありますが、2人乗りのレース用ディンギー小説は稀有な存在です。マカロンとオジサンの乗ったディンギーが
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赤葉小緑

本当に美しい大和言葉

一人の青年の恋物語です。 一つの言葉の中に、あらゆるものを込めることができる大和言葉。 受け取り方によっては、さまざまに解釈される日本の言葉。 青年は若さゆえに、ストレートに物を見て、言葉を受け取りま
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赤葉小緑

ゆかい、痛快、爽快快!

 ひとりひとりのキャラクターに引き込まれました。作中、様々な登場人物が入り乱れますが、キャラがはっきりしていて映画をみているようです。  悪人善人をごっちゃにして、人間そのものとして、全キャラクターに
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赤葉小緑

一番大切な自分は、ここにいます。

自分の大切さ、自己肯定感の大切さを本当に語れるのは、そのことを実感している人だからだと思います。 自己肯定感は、自己否定感の苦しさを体験し、その破壊性を看破したからこそ説得力をもって語れることです。
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赤葉小緑

ご一読? いえ二読、三読、何読でも感動です。

「僕の記憶、きみのこころ」は、迷路を通って、最後は光さす出口に到達するような読後感でした。 何かを抱えているのか、控えめな主人公に先生から突然のミッション。 出だしから、何かストーリー展開の核があるよ
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赤葉小緑

過激なだけがホラーじゃない!

何気ない会話。 何の予兆もなく。 日常の中で、 只々尋常でない雰囲気を漂わせる友。 少しずつ起こり始める凶事。 新しいホラーヒロイン登場……。 読み出したら止まりませんでした!
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赤葉小緑

決して悲劇ではない! 大きな愛のドラマだと思いました。

物語の書き出しから、もう目が離せませんでした。 こんな書き出し読んだことがない! 物語の伏線、情報がここにギュッと集約されていて、早く成り行きを追って行きたい、そのような情動に突き動かされました。 凄
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赤葉小緑

とにかく読んでほしい。人間の成長物語です。

「哭く女」というタイトルで、湿っぽいストーリーを想像してしまいました。 しかしながら読み始めると、等身大の女性が自らの慟哭をきっかけに、運命が大きく変わり…………というストーリーでした。 秋月晶さ
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赤葉小緑

優しい観客とは誰? いままでのお話が一つになりましたね。

ついに、第一部が完結しましたね。 最終話の構成には、驚嘆しました。単なるエピローグ的後日談ではなく、今までのお話の最も大事なクライマックスで、前12話がこの最終話に収束していたように感じます。 冒頭の
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赤葉小緑

私もあなたもみんな幸せになる権利がある!

ついに麻美先輩と瀬川美沙の決着が……。 美沙は、麻美先輩に対する殺意や恨みをもつことでしか、兄とつながれなかったのかもしれません。兄への愛を自分に証明していたような、麻美先輩への執ような攻撃。 しかし
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赤葉小緑

不思議なノスタルジックな世界に幻惑されました。

書き出しからすでに不思議が始まっていました。 明らかに不思議なのですが、主人公はいたって平静です。 そこに現実感を感じますが、夏休みの日記の思い出から不思議世界が徐々に姿を現します。その後は、違和感満
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赤葉小緑

琴吹利奈の深い闇……。ただそこへ向かう麻美先輩。

意外な展開で、とてもスリリングでした。 今回の麻美先輩の語りからは、最後は言葉ではなく人との繋がりが人を救うということを感じました。 麻美先輩の過去に続いて、今回は琴吹利奈こと瀬川美沙の過去が明らかに
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赤葉小緑

一人の人間、麻美先輩という存在がいまここに……

麻美先輩のモノローグから始まる今回は、前回のお話の続きで、回想だったのですね。凄い構成です。麻美先輩の過去の一部が明らかにされましたね。麻美先輩にも、強くなるために頑張ったり、恋をしたり、そして、心の
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赤葉小緑

幸せって自分の中にあるもの?そして麻美先輩最大のピンチ!スター特典でお姿まで!

何が自分にとって幸せになるのか。理香さんは、今までの生き方に疑問を持ち始めたのですね。本当の幸せは、そこからもう、始まっているような感じがしました。ぶれない麻美先輩の簡潔な答え「心の余裕」。理香さんは
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赤葉小緑

麻美先輩の強さの秘密。たった一つの事で、誰もが強くなれる。

 今回は、麻美先輩の日常生活が垣間見られるところもあり、シリーズとして一つの流れを感じました。   懲りない琴吹利奈の攻撃に、再びさらされそうになる麻美先輩。自分に自信を持てない主人公、佐嶋加菜でした
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赤葉小緑

ピンチは人を高めるチャンス! 身をもってそれを示す人がいる。麻美先輩ここにあり!

秋月晶さんの優しい観客シリーズ。今回は、ページスタンプに「!!」を沢山押してしまいました。 聡明な麻美先輩、今回もきっと主人公の目を開かせてくれると思いつつも、ハラハラする場面がありましたね。情けは人
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赤葉小緑

音楽の専門性など全くない私でもときめきました。

音楽は、好きでよく聞いたりしますが、芸術系の学校でのお話は、専門用語など時々戸惑う所もありました。でも、音や演奏に関する描写は美しくビジュアル的に目の前に広がる感じでした。すごく絶妙な言葉をそっとすく
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赤葉小緑

麻美先輩を執拗に狙う者……あいつが蠢く。

今回は、いよいよ琴吹利奈の復讐劇の始まりでしたね。利奈は、確実に心が弱っている人間を選んでいますよね。さらにその一番の弱みにつけこんで、報酬で心をコントロールしようとする……。巧みなだけに、罪悪感など
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赤葉小緑

等身大のヒロイン!夢子のイラストが素敵です!

 私の感想ですが、今回は、スチームパンク的なイメージを感じました。 特にクライマックスでの時計塔の冒険は、大画面のスペクタクル映画を見ているようなワクワク感がありました。  人物関係では、ピーターによ
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