つぶやき一覧

後ろから聴こえた音に、私は振り返った。 「もちっとゐなんせ……まだはやうおざんす」 彼女は熱の篭った吐息と共に、言葉を吐き出す。私の視線の先では、部屋に差し込む蒼白い光が彼女の裸身を幻想的に染め上げていた。 「もちっと、うちとおしげりなんしね」 そう言って彼女は大木に蔦る植物のように、私の首から胸元へと腕を絡ませる。それを私はただ、醒めた風情で解きほどく。 「――――――。」 私の発した言葉が気に喰わぬのだろう。彼女の眉根が密やかに細まり、つまらなそうに溜め息を吐き出した。 障子戸の隙間からは、川原の虫の鈴切音が遠くから聴こえた。一拍、二拍――何かを呑み込むような沈黙の後に、彼女
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謹賀新年。 明けましておめでとうございます。そしてお久し振りで御座います。駄目な大人の鏡、童子です。 仕事やら私生活やら色々と忙しく、滅多に来なかったのですが、まあ正月の休みは流石に時間があったのでフラフラとこちらに来ました。 不在の間、お星様や応援、閲覧、更にはファン登録していただいた方もいらっしゃった様で、失礼ながらこの場にてお礼を述べさせて頂きます。 誠にありがとうございます。 作品の更新に関しては………あれです、マイペースにやっていこうかと。頑張ります!完結させます!なんて事は言わないのが駄目な大人の模範ですね。 取り敢えず、明日から頑張ろう…………。飛ばしすぎちゃ駄目
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「学校は? サボり?」  部屋に入ってきた僕に彼女は長く黒羽色の髪を気だるげにかきあげながら、そう出迎えた。 「まあ……そんなとこ」  僕は通学用バックを床に投げ、部屋の片隅に置かれた鳥籠に近付く。棚の上の餌箱を手に取り、彼女に背を向けて鳥の世話を始める。 「几帳面ね」  その言葉にちらりと背後を見遣れば、彼女は携帯端末を片手にこちらを見ずに液晶へと視線を向けていた。  電気も通っていない薄暗い廃墟の中に、若い男女が二人。その事実に心の底から泥のような感覚が浮上する。  廃墟の外は雨が降り、激しい雨足は剥き出しのコンクリートを冷たく濡らす。空は緞帳(どんちょう)に覆い隠されたよう
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『午睡のススメ』 最高の昼寝とは何か?――そんな疑問がふと沸いて出た。 睡眠とは人間に欠かせない要素である。これがないと人間は生きてはいけないものだ。人生の30%を占める、とても大きな存在である。 さて、最高の昼寝……それはどの様なものを言うのだろうか?いや、まず『昼寝』等という陳腐な呼び方を改め、『午睡(ごすい)』と呼ぼうか。するとどうだろう――ちょっとした<アレ>な状況でも、罪悪感が減る気がするのだ。そう、まるで根拠もない根拠がそこにあるかのような響きに感じるではないか! ただ注意して欲しいのが、ウトウトして船を漕いでいるのは昼寝――『午睡』とは呼ばない。それは居眠りだ。人
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「私、メリー。今、貴方の後ろに居るわ。ただし、振り返って……私を見ちゃダメ」   「えっ!? な、なんでですか………?」 「だって、私を見たら……貴方――死んじゃうのよ?」    「――っ!? それじゃあ……僕は、こんなに側に居るメリーの顔を見れない訳ですか……?」   「そう、ね……そうなるわ」   「そんな!! 折角……ずっと今まで、こうして連絡を取り合ってきて、今日……やっとメリーに会えるって、楽しみにしてたのに」   「ゴメンなさい。でも、お互いの顔は見られないけど……こうして側に貴方を感じられる。私はそれだけで満足だわ」   「でも僕は、メリーの顔を見て、どうしても伝えたい事が……
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今日もまた銀河の果てでは星が生まれ、星が死ぬ。空に浮かぶ君はもう――存在しない星なのだろうか? 光は気が遠くなるほどの時間を旅して、その魂を運んでいる。 星に比べれば、僕達はまるで瞬きの様な時間に生きている。それは閃光の様な短く、儚い時間。 僕等は皆、先の見えない闇の中、人生と言う名の旅の途中に居る。 それでもこうして夏の空を見上げれば、こっそりと空から抜け出した銀の星々が僕等の道を照らしてくれる。 時には立ち止まり、空を見上げよう。 いつも変わらず、生と死を内包した空は僕達の道を照らしてくれる。 さあ行こうか――この旅路の、結末を探す為に。 いつも沢山のお星様を降らして
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・文章や描写とは 直喩(明喩)・比喩・暗喩(隠喩)の三つが文章の顔とも呼べる重要なもの。 更には作品や物語に厚みを作る、寓意を持たせる。 ・個性的な文章とは 独特の言葉つかい、言い回し、リズム、切れ、流れ、息継ぎ、比喩、暗喩、象徴性。 ・良い文章とは 無駄無く、独自の表現で的確に対象を描写し、読者へと意味を正確に伝える文章。 ただしジャンルによって『良い文章』の判断基準は変わる。 ・会話とは 地の文とのバランス、言い回し、語彙、トーン、内容の深さ浅さ、各人物の個性。 簡単に纏め、更には客観的に自分の文章を見て、暗喩が全然だと気付いてしまった……(。´Д⊂)泣 まだまた勉強不足だったと
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折角の七夕だってのに、星が全然見えないな……今日ぐらいは街の明かりは全部消えて欲しいもんだわ。 空気が澄んでる、スゲー田舎に行きたい。 ここ最近、まともに星が見れてないな( ;∀;)
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やっちゃいましたね、運営さん。こりゃ既存のユーザーさんからは賛否両論……いや、批難囂々かな? 何の話しかと言うと、 自分を含む様々な作者様の作品を、個人の判断で有料化出来るようになりました、と言うお話し。…………まだ実装は先の話ですがね。 個人的には、運営さんの考えは分からなくもありません。 現在、『紙媒体の書籍』の売り上げは年々後退していってます。そして、限りなく低いですが『電子書籍』の割合が、これから先増えていくのではないか――と言う話しもあります。 ですが、正直『紙媒体の書籍』から『電子書籍』へと移行するなど百年も先の話だと、個人的には感じます。 紙媒体の情報とは、我々が幼
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卒爾(そつじ)ながら、誰かご存じであれば教えて欲しいな…… ふとした疑問なんですが、小説のトップ右上にある<Twitter>・<Facebook>に関してです。 ことの経緯はこう (ノ-_-)ノ~┻━┻ もう半年以上も前に書いた、文量たった3p程度の超短篇小説があるんです……(´Д`) それでまあ何となぁーく、「たまには昔の文章でも見返そうかなぁ……」と小説ページに飛びました。 あ、一応この作品です/_novel_view?w=21981393。 素晴らしい絵師様とのコラボ作品なんですよね(///ω///)♪ 失礼、脱線しましたね。 でまあ、「さて読もう
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眠り(ヒュプノス)から醒め、現実(タナトス)を直視する。 飛行と言う名の墜落。 飛ぶと言う行為は、落ちるという意味を孕み、また非なるものだ。 表裏一体と言っても良い。 空を望む者ほど、空から離れ、地を這いずる。 空に近い者こそ、空を望む事はせず、自由闊達に、どこまでも飛んで行ける。 皮肉なものだ。 さて――今日もまた、飛行/墜落しようか。 「今日は飛べるだろうか?」 只の戯れ言、お気に為さらず。 艶の在る文章を模索中……難しいね。
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徒然なるものつらつらと、そんな軽口。 されど失言。 漂う戯れ言雲の上、意味もなければオチもない、徒然なるもつらつらと。 童子切(どうじぎり)――皆さんご存知ですかね? この童子切とは、平安時代の刀工・安綱作の日本刀です。通称・童子切安綱と呼ばれる、日本で最も有名な日本刀です(多分ね……)。 天下五剣の一つに数えられ、大包平と共に<日本刀の東西の両横綱> と称される、最も優れた名刀。 国宝指定名称は『 太刀銘安綱(名物童子切安綱)附糸巻太刀、梨子地葵紋散太刀箱』 土蜘蛛退治で有名である源頼光は、丹波国大江山に住み着いた鬼・ 酒呑童子の首をこの刀で切り落とした――童子切
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読み専喫茶。/_crcl_view?cid=4675 読書好きの方の為のサークル。 素晴らしい作品、読みたい作品に出逢うためのサークルです。 こんな作品が読みたい――といった要望を書けば、クリエイターさんが要望に沿った作品を紹介しに伺うといったものです。 まあ、沢山ある作品から目当ての物を探すのは大変なので、知ってる人に探して貰ってもありですね(笑) 自分も良質なファンタジー作品が読みたいので、たまに要望を書き込んでます。 機会があればご参加くださいm(__)m ……自分はただ、席を置いてるだけの者ですが(笑)
小説を書き始めて一年たってたのか……最近は時間の流れが早いなぁ(つд;*) 時の流れは虚しく、四季は移ろい、過ぎ去り、そして形あるものはいずれ崩れ散る――故に次があるか。 何事も日々精進しなくては行けませんね。 腕が上がってると思えないようじゃ、それは下がってると同義みたいですし、知れば知るほど、知らないことが増えてゆく。
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児童ポルノ法、改正案提出だと………! おいおい、ロリ画像を開いただけで犯罪になるとか、国が本気でロリコンを排斥しようとしてやがるな…………大体なんだよ、画像や写真『など』って……( ;∀;) ポルノ(特にロリ)に芸術性は関係ないとまで言い切りやがって、この改正法案が通ればロリコンは二次、三次を問わず終了ですか、そうですか。 ロリコンネタが使いにくくなっちまうわけですね……勘弁してくれや( TДT) とまあ、かなり久し振りのコメントでしたm(__)m
昔あるところに、平民の少年がおりました。 ある日、父親の行商の供に街へと赴いた時のこと、そこで美しき姫君に見初められ、少年は騎士となります――姫君の騎士に。 そして時は流れ、少年騎士は大人になる。 姫君は皇女となり、小国の王子と結婚し子を為しました。 そこには個人の感情は一切存在しない、国の意思と定め。 そして更に時は流れ、皇女の一人娘である幼き姫君は王国最強の騎士を従え、見聞を広めるために旅に出ます。 時は流れ、ありとあらゆる物が変化する、人も、国も、土地も――なにもかも。 ただ唯一変わらなかったのは、幼き日の騎士の誓い。 大人となった少年は昔と変わらず、<姫君の騎
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とりあえず、作品が一つ完結しましたと云うお知らせみたいなもの。 鍛冶師の青年と、エルフの姉妹の出会いの物語/_novel_view?w=22246914 勇者や聖魔剣、魔王や魔獣が出てくる50pで完結のハイファンタジー作品。 全体的にライトノベルを意識して書いた作品で、取り敢えず作者の現在描ける力を出し切ってみました。 結果的に他の作品の更新は10日間ほど止まりましたが、満足いく作品が出来ました。 色々な作品のレビュー依頼も貯まってきたので、レビューを消化しながら、作品の更新を再開して行きます。
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  ( ゚д゚ )! ガタッ   .r    ヾ __|_| / ̄ ̄ ̄/_ \  /     /    _, ,_ (;゜д゜)……総選挙?……俺、いつAKBに立候補したんだ?
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雪………積もり過ぎだろ(@ ̄□ ̄@;)!! もう2cmは積もってやがるな、いつの間にだよ……泣けてくる(つд;*)泣
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賀正新年明けましておめでとうございます。 昨年に引き続き、本年もまた宜しくお願い申し上げます。 皆様方にとって今年も良き一年になりますよう、僭越ながら御多幸を祈らさせて頂きます。 皆々様、どうぞ良いお年をm(__)m
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万物に質量を与えている素粒子・ビックス粒子 標準理論を構成する素粒子――その数16種類。 そして新たに、17番目の素粒子が発見された。 フランスにある世界最大の加速器LHCでの実験でのもと、全ての入れ物となる新たなカテゴリーの素粒子として発見されたものである。 物質を構成する【クォーク】と【レプトン】、力を伝える【ゲージ粒子】、そして質量の起源【ビックス粒子】(と思われる粒子)。 ――と思われる粒子、と記載するのは今だその全てを解剖出来ていないが為。 【クォーク】 アップ、ダウン。 チャーム、ストレンジ。 トップ、ボトム。 の計6個。 【レプトン】 電子、電子ニュートリノ ミュー
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ふぅ……レビュー依頼が貯まっていく一方だよ。 いくら消化しても、それを上回るペースで依頼が舞い込むとは……しかも自分の作品放置しとるし……一応チョコチョコ書き溜めてはいるので、近い内に公開はします・・・(;´Д`) しかし……なんとも一癖も二癖もありそうな作品ばかりのレビュー依頼が来るもんだな
デジタル・フォレンジック(デジタル鑑識技術) これは電磁的記録の証拠保全、調査・分析を行い、改竄等についての分析・情報収集を行う科学的調査手法・技術の事を指します。 例に上げればメール復旧技術。 PCのゴミ箱を空にしてもファイルは消えません。これは一般的なデジタル機器の場合、OS上でファイルを作成・保存すると、HDDやUSBメモリ等の空き領域(セクタ)に随時データが書き込まれ、それらは全てインデックスと呼ばれる情報で管理され、短時間でファイルを呼び出す事が出来るようになってます。 つまりゴミ箱を空にしてもインデックスが削除されただけであり、本体であるファイルのデータは情報媒体上に存在してい
とうとう夢が形になって来やがったぜ!! /_news_view?cn=2436545
【絵に話を付けましょう】企画!! 不肖ながらこの童子、ヒツジ様の素晴らしいイラストを元にして、一つ作品を書かせて頂きました♪ イラスト/_ilst_view?w=21981107 小説/_novel_view?w=21981393 表題を含めて4pしかない短い作品ですが、軽く目を通して頂ければ幸いです♪(o・ω・)ノ)) こう言った交流が出来るのは嬉しい限りですね。
レビューに関して。 完結・未完結は問いません。 依頼を受けた作品は、基本的には最後まで読みます。 しかし、作品としてしっかりとオリジナリティーがあり、小説と呼べる作品をです。 また、作品としてあまりにも稚拙なものは、途中で読むのを辞める場合もあります。 勿論、読む努力はさせて頂きますが、無理だと感じたらギブアップする場合があります。 もし途中で読むのを辞める場合、読んだ部分までのレビュー、またはコメントを書きます。 基本的に自分の場合、各部分の気になった点や誤字脱字等をコメント。 作品全体としての良い点、悪い点を総括としてレビューします。 作品の量や質にも依りますが、コメントで約
中級編① 作品の中に、『息もつかせぬ展開』等といったものが有るかと思います。 例をあげると、『息もつかせぬ展開』が、仮に100p・200pに渡って書かれていたら、読んでいてどう思うでしょうか? 読み手に依っては嬉しい方も居るかも知れませんが、自分は厭な顔をしてしまいます。 最初は手に汗握り、興奮して読みますが、読み進めるとその興奮は薄れるからです。 恐らく最後の方には疲れて『やっと終わったか……』 と呟いてしまうでしょう。 多少大袈裟に書きましたが、全体の流れを汲んで、その割合を考えましょうと言う事です。 そもそもの話、人間とは慣れる生き物です。 例外の1つに、旨いもには
初級編① 【作品の面白さ】 テンプレな解答ですが、人は各々価値観が違います。 もし貴方の作品を読んだ結果、ある人は面白いと思っても、違う人はつまらないと思うことはあります。 そもそも物語とは、最後まで読まないと<全部>は分からないですが―― ある程度読めば、その読んだ分の面白さはわかります。 つまり、ある程度読んだ時点で、その<作品全体>がどれ程面白いかが<推測>出来ます。 勿論、読めば読むほど、その<推測>の精度はあがります。 その結果、作品の続きを読むか、読まないかに繋がります。 例えばある作品が『最後が面白い作品』
馬鹿な奴は明日やる。 普通の奴は今日始める。 優秀な奴は昨日に終えている。 ――嗚呼、俺は馬鹿にすらなれないのか。
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マクドナルドでカウンターにメニューを置かなくなったみたいだが…… 失語症の人や日本語が話せない外国人の人は注文しにくくないのかな……と不安になるな。
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