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三行から参加できる 超・妄想コンテスト  第104回「赤」

血の色、夕焼けの色、口紅……「赤」は身につけるのにちょっと勇気が必要な、強烈な色。そのため大変ドラマチックな展開の物語が多く集まりました。たとえ物語構成や文章が少しいびつでも、書き手の情熱は読む人に必ず伝わります。今回はそんな情熱を感じる作品が上位となりました。

大賞(賞金3万円+選評)

好きな人の名前を書くと、想いが叶うというおまじない。妹に名前を書かれて戸惑っていたら、おまじないの秘密が明らかになり……。どんどん話が転がっていくので一気読みさせられました。ちょっとした心理学の豆知識も面白いです。最後のオチも見事で、長編を読んだような満足度がありました。

準大賞(賞金2万円+選評)

女衒に売り飛ばされそうになった主人公。最初からクライマックスが訪れている疾走感に引きつけられました。そして、ただの良い話では終わらずに毒のあるラストに収束するのも印象に残ります。

入賞(賞金1万円+選評)

スクールカーストにしがみついている女子と、学校でキモがられている男子との恋愛。陰々滅々とした方向にいきそうな道具立てを使って爽やかな恋愛ものを描く、というバランスの上手さにセンスを感じました。二人とも魅力的です。

佳作

「小学生の下校時」の危険が題材です。ドキュメント的な仕立てでありながら、子供になにか起こるかも、というスリルにドキドキさせられました。ママ友間の空気に痛いほどのリアリティがあり、作者の人間観察力に唸らされます。
美人の城野さんに憧れ、おどおどした宮島さんに苛立つ主人公。いかにもな嫌な奴としての主人公の叙述がうまく、彼が因果応報な目に遭うラストには爽快感を覚えます。
切ないまでの少女の想いが綴られます。それだけでも惹き込まれますが、さらに……。良い意味で驚かされるとともに、この手法でないと表現できない想いが描かれていると感じました。
実際ありそうだ、と思えるリアリティをもって描かれた学級裁判ものです。生徒たち各々の視点から語られる事件の場面はミステリ的な面白さがあります。大団円ではありませんが、ある種の気持ちよさを感じられる結末に収束していくのも良かったです。
語り手は真っ赤な布団。遊女の口調で話す布団には不可思議なインパクトがあり、心を掴まれました。真相が明らかになってからもさらにひと展開あるのも読み応えがありました。
信号無視を止める幽霊「あかんおじさん」。ほのぼの系都市伝説と思いきや……。ほのぼのと始まり、ひやりとさせられ、最後には急転直下してゾッとする恐怖が待っています。ストーリーテリングの巧みな怪談です。

超短編賞

人間観察に忙しい、という少年の物語です。野次馬的な距離から語っていた彼が、最後には客観視点でなくなり当事者になってしまう流れがこの短さで表現されているのが上手かったです。

続きが読みたい賞

赤色にトラウマがある少女・茜。教師の心ないひとことであやうく潰されるところだった彼女の才能がふたたび復活する過程に、元気と共感をもらえます。重野が大変良いキャラクターで、これからの彼との関係や茜の才能が花開いていく様子をもっと見たいと思わせられました。

トンデモ賞

血の色が青いと噂される「蝶子」と、血を見せてと詰め寄る「メルヘン」。寓意的な短編ながら、独特の雰囲気でどんどんと話が広がっていくさまが面白かったです。

優秀作品

スケジュール
・募集期間: 2019年6月12日(水)12:00:00 ~ 2019年7月14日(日)27: 59: 59 ・最終結果発表:2019年8月下旬予定
賞
大賞(賞金3万円+選評)1作品 準大賞(賞金2万円+選評)1作品 入賞(賞金1万円+選評)1作品 佳作(選評)数作品   超短編賞(選評)  続きが読みたい賞(選評)  トンデモ賞(選評) ※大賞、準大賞、入賞または佳作(以下、「受賞」という。)の作品はエブリスタの短編小説シリーズ「5分シリーズ」に収録される可能性があります。(収録を依頼する場合には、受賞者に別途、ご連絡させていただきます。) 短編小説シリーズ「5分シリーズ」 ※受賞作品はエブリスタ公式SNS等で配信・紹介等される可能性があります。  優秀作品(結果発表ページでご紹介)  ピックアップルーキー(結果発表ページでご紹介) ※大賞・準大賞・入賞作品を除く上位30作品を優秀作品として、結果発表ページでご紹介します。 ※上位30作品まであと一歩だった作品の中で募集期間終了日より3ヶ月以内に会員登録された新規作家の作品を、ピックアップルーキーとして数点、結果発表ページでご紹介させていただきます。
募集概要
新作限定!初心者大歓迎! 三行だけでも中編小説でも、妄想を炸裂させた文章ならなんでも応募できるコンテスト、 第104弾です。 今回のテーマは、「」です。 どこかに必ず「」が登場する妄想を投稿してください。
・燃えるような赤い夕陽に見惚れていた。けれど夕陽はいつまで経っても沈まなくて…… ・赤が嫌いなサンタクロース。衣装を変えたら上司に怒られ、クリスマスにストライキ!?
きっと目にしない日はないだろう赤色。今あなたの前にあるのは、どんな「赤」でしたか? そんな「」にまつわるあなたの妄想をお待ちしています!
応募要項
・本コンテストの募集期間内に新規投稿された作品。 ・文字数は100文字(三行程度)~8000文字 ※制限文字数未満又は制限文字数を超えた作品は選考対象外となります。 ※非公開設定している作品は、選考対象外となります。 ※連載中の作品の場合、募集期間終了時点での作品の完成度も含めて選考いたします。

次回予告

次回、妄想コンテスト第105回のテーマは「あなたを嫌いな理由」です。 本コンテストと平行する形で2019年6月26日(水)より開催予定です。 ※作品は次回の妄想コンテスト第105回の募集期間内に新規投稿してください。募集期間前に投稿した作品はご応募いただけませんので、ご注意ください。

コンテストの注意事項(必読)

超・妄想コンテスト